賃貸物件を借りるときには、あらかじめ気に入った物件を絞り込み、不動産会社の担当者とともに内見を行ってから決めるのが一般的です。写真や事前説明では分からない部屋の状況を把握するために、内見はとても大切な過程だといえます。今回は内見を予約してから実際に行うまでの当日の流れと、内見時のチェックポイントを中心に見ていきましょう。
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内見とは? 主な内容と目的

初めて物件探しをする人にとっては、内見についてあまり具体的なイメージが持てない場合もあるでしょう。ここではまず、内見の内容と目的について解説していきます。
内見って何のためにするもの?
内見は内部見学の略語であり、気に入った物件を実際に見学することを指します。部屋に入って広さや日当たりをチェックしたり、水回りの設備を見たりしながら、写真や間取り図だけでは分からないポイントを確かめることが目的です。
賃貸物件を借りるためには、必ずしも内見をしなければならないわけではありません。しかし、“写真と実際のイメージにギャップがあった”というリスクを避けるために、できるだけ足を運んでおくことが重要です。
ただ、なかには引越し先が遠方であるなどの理由で、内見が困難な場合もあります。こうしたケースでは、不動産会社の担当者に物件に足を運んでもらい、テレビ電話などで中継する“オンライン内見”を依頼するのも1つの方法です。
オンラインでの内見に対応している不動産会社も少なくないため、事情に合わせて相談してみましょう。
当日いきなりでもOK? 内見を予約するまでの流れと注意点

内見は担当者の立ち会いのもとで行うため、事前に予約を入れておくのが一般的です。ここでは、内見を予約するまでの基本的な流れを見ていきましょう。
内見予約までの流れ
内見を行う際には、担当者が事前に物件の所有者へあいさつをしたり、鍵を借りたりする必要があります。よって、当日いきなり内見に行くことは難しい場合が多いため、スムーズに手続きを進めるために、2~3日前に予約しておくのが無難です。
事前予約なしでも内見をさせてもらえる可能性はあるものの、所有者の不在で鍵を借りられないケースや、ほかの希望者と重なってしまうことがあります。気になる物件が見つかっているのであれば、電話などで予約をしておきましょう。
内見予約の注意点
内見の予約については、時間帯が1つのポイントです。新しい入居者が決まるまでは電気を止めている物件も多いため、しっかりと日が出ている時間帯のほうが部屋の隅々まで確認できます。
物件の日当たりを確かめる意味でも、あまり遅い時間帯にならないように心がけることが大切です。日当たりは周囲の環境によっても大きく左右されるため、事前の情報だけでは判断が難しく、内見で確認すべき事項としての優先度が高いのです。
また、内見の所要時間は、1部屋あたり30分程度が目安となります。1日に数件回ることも可能であるため、気になっている物件が複数ある場合には、同時に予約を済ませておくと便利です。
賃貸物件を探す事前に知っておけば安心! 内見当日の具体的な流れ

内見に不慣れなうちは、緊張や不安を感じることもあるかもしれません。事前に当日の流れを把握しておくと、安心して内見に臨めるでしょう。
内見当日の流れ
内見当日は予約した日時に不動産会社へ足を運び、そこから車などで一緒に物件へ向かうのが一般的です。不動産会社では間取り図を見せてもらいながら、事前に細かな情報を確認します。
ただ、内見を希望する物件が不動産会社から離れている場合などは、最寄り駅や現地での集合となることもあります。予約のタイミングで待ち合わせの時間と場所を指定してもらえるので、忘れないようにメモをとっておきましょう。
ひと通り内見が済んでからは不動産会社に戻り、入居の手続きへと移ります。内見で気になるポイントがあったり、思っていたイメージと異なっていたりする場合には、そのタイミングできちんと伝えることが大切です。
内見をしたからといって、必ずしも契約をしなければならないわけではありません。後悔しない物件探しを行うためにも、気になる点があれば焦って判断せず、落ち着いて検討することも必要です。
内見に適した服装
内見当日は、収納扉を開閉したり、床に膝をついて部屋の広さを測ったりすることもあります。そのため、なるべく動きやすい服装を心がけることがポイントです。
また、1日に複数の物件を回る場合には、できるだけ着脱のしやすい靴を選びましょう。服装については、あまり堅く考える必要はありませんが、露出の多い服装や汚れの目立つアイテムは避けるのが無難です。
内見の際に確かめておくべきポイント

初めて内見をする際には、新生活への期待感から、つい物件のチェックがおろそかになってしまうこともあります。そこで、事前にいくつかのチェックポイントを押さえておきましょう。
玄関回りのチェックポイント
玄関については、広さ・収納・ドア・インターホンなどが主なチェックポイントとなります。靴を履くときに十分な広さがあるかどうかを確認したり、シューズボックスがあれば収納量を確かめたりしましょう。
また、ドアについては、建付けを確かめるとともに幅や高さを正確に測っておくことが大切です。ベッドやソファなどの大きな家具がある場合には、問題なく搬入できるか調べておく必要があるのです。
居住スペースのチェックポイント
居住スペースについては、部屋の広さを正確に測り、実際に家具を置いたイメージを思い描いてみることが重要です。また、収納扉の開閉方向やエアコンの位置なども、利便性を左右するポイントとなります。
コンセントやテレビ端子の位置は、重要度が高い割に見落としてしまいがちな点です。必要に応じて間取り図に書き込んでおけば、実際に引越すことになっても家具の配置に迷う心配がありません。
水回りのチェックポイント
キッチンやバス・トイレといった水回りについては、実際に生活するイメージを持ちながら、動線を確認しておくことが重要です。特にキッチンや洗濯機置き場は、内見のタイミングでサイズを測っておくと、家電購入時に役立ちます。
また、水回りは設備や機能によって使い勝手が大きく変化する箇所です。給湯機のシステムや洗面台の有無など、事前に必要とする機能を把握しておくと、スムーズに内見が行えます。
全体を通して心得ておくべきこと
気になった箇所があれば、スマートフォンなどで写真の撮影をしておきましょう。画像としてデータを残しておけば、後から契約の判断をしたり、家具の配置を決めたりするときに便利です。
また、空室期間や近隣の事情などは、部屋を見ただけでは分からない情報です。気になった事柄があれば、その場で担当者に聞いてみることも大切です。
賃貸物件を探す事前準備が大切! 内見当日の持ち物リスト

内見に最低限必要なものは担当者がそろえてくれるため、基本的には用意しておくものはありません。ここでは、内見当日にあると便利な持ち物を紹介します。
内見当日の持ち物リスト
- スマートフォン(カメラ)
- メジャー
- 手持ちの家具/家電の寸法メモ
- 間取り図
スマートフォンは静止画だけでなく動画も撮影できるため、内見時にはとても便利なアイテムです。また、広さや収納などの幅を測るメジャーも用意しておきましょう。
すでに新生活に必要な家具・家電がそろっている場合には、あらかじめサイズを測ったうえで、メモにして持っていくと便利です。実際の配置を考えながら内見ができるため、入居後のイメージが湧きやすいのです。
間取り図については、担当者のほうで用意してくれるケースがほとんどであるため、特に準備をする必要はありません。ただ、不動産会社を経由せず、直接現地で待ち合わせをする場合には、念のために間取り図のコピーを持っていくと安心です。
内見当日の流れを押さえて事前に準備をしておこう

- 内見なしでも物件は借りられるが、イメージと現実のギャップが生まれることもある
- 予約なしでも内見できることはあるが、2~3日前に予約を入れておくほうがスムーズ
- 内見当日は動きやすい服装を心がける
- 物件の箇所ごとのチェックポイントを押さえておくことが重要
- 当日はスマートフォン・メジャー・家具の寸法メモなどを持っていくとよい
更新日: / 公開日:2020.12.14










