「マンスリー物件」とは、1ヶ月~3ヶ月といった短期間の賃貸が可能な物件です。
あらかじめベッドやテーブルなどの家具、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などの生活用品がそろえられているケースが多く、部屋の鍵を受け取ればすぐに入居することができます。
そんなマンスリー物件にカップルや夫婦で住みたいと考えている人に向けて、マンスリー物件にそもそも2人で住むことは可能なのか、料金体系や入居する際の注意点などを紹介していきます。
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マンスリー物件でも2人暮らしは可能

マンスリー物件は、長期出張や研修といったビジネスパーソンだけでなく、誰でも入居することが可能です。
カップルや夫婦でマンスリー物件に住みたい場合、基本的に定員1名の物件に2人で住むことはできないので、定員2名以上となっているマンスリー物件を選びましょう。中には定員2名のほか、ファミリー世帯向けの物件もあります。
マンスリー物件の利用用途は実にさまざまで、自宅のリフォームが完了するまでの仮住まいとして、結婚前の同棲期間として、または仲の良い友人同士で暮らすといったケースが挙げられます。
マンスリーマンションを探す 二人暮らし物件 新婚・同棲にぴったりな物件マンスリー物件で2人暮らしをする場合の料金は?

LIFULL HOME’Sにて、定員2名のマンスリー物件について料金体系を調査してみたところ、下記2つの料金パターンがあることが分かりました。
- 入居人数が1名でも2名でも料金は変わらない
- 入居人数が1名以上の場合は追加料金が発生する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
入居人数が1名でも2名でも料金は変わらない
定員2名の物件で、入居人数が1名もしくは2名でも、1ヶ月間の料金が変わらないパターンです。
例として、1ヶ月(30日)当たりの利用料が6万円(利用料2,000円/日)の物件では、入居期間が1ヶ月の場合の料金総額はそのまま「6万円」となります。これは、入居人数が1名でも2名でも同じです。
ただし、2名入居の場合は、光熱費のみ1日当たり300円加算されるといったケースもあります。
入居人数が1名以上の場合は追加料金が発生する
入居者が1人増えて合計2人となる場合、利用料がプラスされるパターンです。
追加人数分の利用料は物件によって異なりますが、1名につき1日当たり大体1,000円前後となっているところが多いようです。
たとえば、1ヶ月(30日)当たりの利用料が6万円(利用料2,000円/日、追加利用料1,000円/日)の物件に2人入居する場合、基本人数に1名追加という形になるので、料金総額は「6万円+追加人数分利用料3万円=9万円」です。
実際は、ここに清掃費や寝具代などの初期費用も加わることになりますが、同じ「定員2名」のマンスリー物件であっても、料金体系が異なると料金総額が万円単位で大きく変わってくるようです。
マンスリー物件に関しては、全国的にこの2パターンの料金体系が存在しており、割合的には「入居人数が1名以上の場合は追加料金が発生する」ケースが多い傾向にあります。
出費を抑えたい場合は、「入居人数が1名でも2名でも料金は変わらない」物件を意識して探してみるといいでしょう。
マンスリー物件で2人暮らしをする際の注意点

マンスリー物件は、一般的な賃貸物件とは異なる点がいくつかあります。ここからはマンスリー物件に2人で入居する場合に注意したいポイントについて見ていきましょう。
レンタルが必要なものを事前に確認しておく
マンスリー物件には、家具や家電、寝具、食器など、暮らしに必要なものが一通りそろっていることがほとんどですが、基本料金が1名分の物件などでは特に、これらのものが1名分しか用意されていないこともあります。
入居の期間によっては、レンタルするよりも購入して持ち込んだほうが安く済む可能性もあります。
騒音に注意する
賃貸物件全般に言えることですが、マンスリー物件も集合住宅のひとつなので、騒音で近隣へ迷惑をかけないように注意するのは当然のことです。
1棟の全室がマンスリー物件の場合もあれば、その中のいくつかの部屋のみマンスリー物件としているケースもあります。
また、マンスリー物件ならではの特徴として、複数人での入居が可能であることにより、騒音を出しやすい環境にあるということも挙げられます。
カップルでのおしゃべりや洗濯時間など、生活時間帯にも注意して過ごすように心がけましょう。
一時的な滞在でも、人数が増えるときは管理会社に連絡する
定員2名のマンスリー物件にカップルや夫婦で入居している間に、友人などを無断で宿泊させた場合は規約違反となり、最悪のケースでは退去や賠償責任を求められることもあるので注意してください。
たとえ数日のみの滞在だとしても、追加費用が発生することがほとんどですので、管理会社に連絡しましょう。
合鍵の作製については管理会社に相談する
マンスリー物件の玄関ドアには、入居者ごとに暗証番号を変更できるデジタルロックテンキーや、複製しにくいディンプルキーがついていることがほとんどです。
デジタルロックテンキーは、入居者が短期間で変わるたびに交換することが、費用や手間の面でも難しいマンスリー物件に適した鍵だといえます。2人入居でも暗証番号は同じですので、合鍵をつくる必要はありません。
ディンプルキーの場合、2人暮らしでは合鍵が欲しいところです。マンスリー物件での合鍵作製は、やはり管理会社に相談することになりますが、防犯上の問題で合鍵の作製自体を禁止しているところもあります。
合鍵作製の許可が出ない場合は、紛失しないように、鍵の管理者をきちんと決めて取り扱うようにしましょう。もし紛失した場合は、鍵の交換費用などで高額な請求をされることもあります。
マンスリーマンションを探す 二人暮らし物件 新婚・同棲にぴったりな物件マンスリー物件の申し込み手順を紹介

では、実際にマンスリー物件に入居するまでの流れを紹介していきます。
1.空室状況を確認する
インターネットで希望の物件を探し、問合せフォームから空きを確認します。ちょうど空きがあれば、予約を入れましょう。
2.申し込み手続きを行う
申し込みフォームが送られてくるので、必要事項を記入し、メールや郵送で申し込み手続きを行います。身分証明書のコピーや緊急連絡先情報を求められることもあるので、必要なものをきちんとそろえて提出するようにしましょう。
3.利用料金を支払う
申し込み後に、賃貸借契約書を結びます。管理会社によりますが、契約期間分の利用料金を、現金や銀行振り込み、クレジットカードなどで支払います。
4.鍵を受け取る
鍵が暗証番号であればメールや郵送で、カードキーやディンプルキーなどの場合には担当者からの手渡し、もしくは郵送で送られてきます。
5.入居する
指定されたチェックイン時間に合わせて鍵を使って入居します。まず、備え付けの設備や備品が必要な分そろっているかを確認しましょう。
水やお湯が出るか、電気が使えるか、トイレに詰まりがないかも要チェックです。退去時のトラブル予防として、家具や家電、寝具などが壊れていないかも確認してください。
まとめ

マンスリー物件はビジネスマンの出張だけでなく、カップルや夫婦など複数人での入居が可能な物件も多くそろっています。
ただし、料金体系には2種類あり、入居人数によって月額が変わる物件、変わらない物件があることに注意しましょう。
マンスリー物件への入居を検討する際は、紹介した注意点と申し込みの流れをぜひ参考にしてみてください。
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