忙しい日常を離れて、静かな環境で快適に生活できる場所がほしいと考える人にとって、リゾートマンションは魅力的な選択肢の1つです。しかし、購入となるとさまざまなリスクが気になり、なかなか手を出せないと感じてしまうこともあるでしょう。今回は、賃貸のリゾートマンションの魅力と、実際に借りるうえで気をつけるべきポイントについて解説します。
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賃貸リゾートマンションの魅力

リゾートマンションは、観光地や避暑地といったリゾート地に建てられるマンションのことです。ここでは、賃貸のリゾートマンションの魅力を紹介していきます。
リゾートマンションとは
リゾートマンションは定住を目的とせず、主にセカンドハウスとしての利用が想定されたつくりになっています。間取りも通常のマンションと比べるとそれほど広くはなく、1LDKや2DKといったつくりの部屋が多いです。
また、物件によってはプールや温泉、ゲストルームといった共用設備が充実しているところもあります。ホテルと自宅の中間のような使い方ができる点が大きな特徴なのです。
賃貸リゾートマンションの特徴
リゾートマンションには、分譲と賃貸があります。分譲マンションを購入するにはまとまったお金が必要になるものの、賃貸マンションであれば分譲マンションほど初期費用をかけなくてもリゾート気分が味わえる点が大きな魅力です。
また、賃貸リゾートマンションは、時期に合わせていろいろな場所を選べるといった点も特徴的です。
分譲であれば、一度購入した場所から移りたいと考えても、それほど簡単に手放すことはできません。しかし、賃貸であれば冬は暖かい地方、夏は涼しい地方に移るなど、自分の好きなときに好きな場所を借りられるのです。こうした気軽さは、賃貸リゾートマンションの持つ大きな魅力だといえます。
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賃貸リゾートマンションのメリット

賃貸のリゾートマンションには、ホテルや分譲リゾートマンションにはない利点があります。ここでは、賃貸借契約でリゾートマンションを利用するメリットを深く掘り下げてみましょう。
柔軟な契約形態
大きなメリットは、物件によって契約期間を数日といった短期から、年単位の長期まで選べる点にあります。多様なライフスタイルに合わせて契約の形態を選択できるため、利用するまでのハードルはそれほど高くありません。
また、将来的に購入するとしても、まずは賃貸物件で感触を確かめてから購入を検討するほうがリスクを回避できます。リゾートマンションは通常のマンションと使い勝手が異なる面もあるため、事前に体験しておける点は1つのメリットだといえます。
近隣トラブルのリスクが低い
賃貸のリゾートマンションは柔軟な契約が可能なため、契約の関係から長期にわたって借りる人はそれほど多くありません。また、入居の契約をしていても、常にその場所で生活を送っているわけでなく、週末や決まった期間だけの利用に限定している人も多い特徴があります。そのため、近隣トラブルが起こりにくい点も、見逃せないメリットだといえます。
さまざまな活用方法がある
賃貸のリゾートマンションには、さまざまな活用方法があります。たとえば、特定のシーズンにスキーやアウトドアなどのレジャーを楽しむ場所の拠点にしたり、在宅勤務の拠点としてリゾートマンションを借りて仕事をしたりするのも、方法のひとつです。
リゾートマンションのなかには、ネット環境などが整えられているところもあります。その場合、快適な環境と非日常的な空間を両立しながら仕事を進めることができるのです。また、条件に合う立地の物件が見つかれば、地方の短期的な拠点として利用することもできます。
マンスリーマンションを探す 賃貸物件を探す賃貸リゾートマンションのデメリット

さまざまな魅力を持つ賃貸のリゾートマンションですが、注意しておきたいデメリットも存在します。利用する前に目を向けておくべき注意点を見ていきましょう。
カスタマイズの自由度は低い
分譲マンションであれば、共用部分などの全体へ影響を与えるような箇所でない限り、内装などは自由に変えることができ、リゾート気分を高めるためにも、好きな壁紙を選んだり、収納スペースを増やしたりといったさまざまな改装を行えます。
しかし、賃貸物件では気になるところをリフォームしたいと思っても、基本的には管理規約上できないことがほとんどです。
維持費が通常のマンションに比べて高くなりやすい
リゾートマンションは通常のマンションと同じように、毎月の家賃と別に管理費が発生します。そして、リゾートマンションは通常のマンションと比べて設備が充実していたり、入居者の数が少なかったりする点から、管理費が高くなりやすい面もあるのです。
そのため、家賃だけではなく管理費などを含めた費用を考慮し、総合的に判断する必要があります。
初期費用にはまとまったお金がかかる
賃貸借契約を結ぶ際には、事前に初期費用を支払う必要があります。そのうえで、短期契約の場合には、契約が終わるまでの家賃分も事前の支払いを求められるケースもあるのです。
たとえば、3ヶ月間の契約を結んだ場合には、入居する前に初期費用と3ヶ月分の家賃を支払わなければならないこともあります。仲介してくれる不動産会社によって、初期費用と前家賃の取り扱いは異なるため、事前に確認をしておきましょう。
家賃相場を調べるペット可の賃貸リゾートマンション

賃貸のリゾートマンションを利用するときには、少なくとも数日間は自宅を空けることとなります。そのため、ペットを飼っている人にとっては、一緒に連れていくことができるかどうかも重要なポイントとなるでしょう。
ペット可のリゾートマンションも多い
賃貸のリゾートマンションには、ペット可としている物件も数多くあります。ただ、細かな条件は物件にもよるので、事前にきちんと問合せることが大切です。
たとえば、ペット可となっていても、「小型犬はOKでも猫はNG」といったケースもあります。また、多頭飼いは認められないなどといった細かな条件を設けている場合も少なくはありません。
貸し手側からすれば、内装や床への傷などが気にかかることもあり、さまざまな制限を設けるのも仕方がないところがあります。無用なトラブルを避けるためにも、心配な点があればきちんと事前に相談をしておきましょう。
ペット可(相談)物件リゾートマンションを賢く選ぶコツ

リゾートマンションは自宅から距離が離れているケースが多く、入居後の生活をイメージしにくい面があります。そのため、自分に合った物件を選ぶためには、いくつかのコツを押さえておく必要があるのです。
ここでは、リゾートマンションを選ぶうえで意識すべきポイントを紹介します。
理想に合ったリゾートマンションを選ぶために
リゾートマンションは定住が目的でない限り、自宅から通うこととなります。そのため、物件までの距離や移動時間、道路の状況などを確認しておくことが大切です。
また、買い物の利便性なども重要なチェックポイントです。別荘地に建てられることの多いリゾートマンションは、スーパーやショッピングモールといった商業施設から離れている物件も少なくありません。
ある程度はまとめ買いなどで対応できたとしても、電球などの日用品は急に必要となることもあります。そのため、最寄りの店舗までの移動距離や道のりなども確かめておくと、実際に生活を送るときにも安心です。
さらに、エリアによって冬は大雪になって車が出せないなど、季節ごとに環境が変わる可能性もあります。利用する時期も検討したうえで、周辺の環境を細かくチェックしておきましょう。
賃貸のリゾートマンションは手軽に非日常的な生活を楽しめる1つの方法

賃貸のリゾートマンションの特徴をまとめますと、以下のようになります。
- 1つの場所にこだわらず、ライフスタイルに合わせて好きなところへ移動できる点が魅力
- 数日単位の短期から年単位の長期までと、契約期間の自由度が高い
- 内装を自由に変えられない点や維持費がかさみやすいところはデメリットといえる
- ペット可の物件も多くあるが、細かな規約を確かめておく必要がある
- 物件を決める際には、自宅からの距離や買い物の利便性、季節ごとの環境に目を向けることが大切
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