家電量販店などで目にする機会の増えた4Kテレビ。画質の良さとその高い表現力に注目が集まっており、一般家庭への普及率も年々、上昇しています。

今回は、賃貸物件で4Kテレビを使用する際の注意点と、一人暮らしの部屋でのテレビの選び方について解説していきます。導入のためのポイントを押さえ、よりよい環境でテレビの視聴を楽しみましょう。

4Kテレビ

 

4Kテレビの導入について考える前に、まずは4Kの特徴について理解を深めておきましょう。ここでは、これまで普及していたテレビと比較をしながら、4Kの特徴とメリットを紹介していきます。

 

現在主要となっているテレビパネルの解像度には「フルHD・HD」「4K」「8K」の3種類があります。

 

4Kの場合、横と縦の画素数が3,840×2,160(829万4,400画素)です。4Kの“K”とは数字の1,000を表しており、“4”という数字は横の画素数が約4,000であることに由来します。

 

地上デジタル放送化後に普及したフルHDは画素数が1,920×1,080(207万3,600画素)、HDは1,280×720(92万1,600画素)であり、数字で見比べると4Kのほうがより高解像度の映像を映せることが分かります。

 

なお、8Kは7,680×4,320(3,317万7,600画素)といったさらなる高解像度での視聴が可能であるものの、2020年4月現在では対応しているテレビが少なく、まだそれほど普及していません。

 

4Kのメリットは、縦横の画素数の高さにあります。フルHD・HDと比べてさらに細かな描写が可能であり、画面が大きくなっても粗さが目立たず、臨場感のある映像が楽しめるのです。

 

また、ブルーレイディスクや地デジ放送といった4Kに満たない映像も、自動的に変換を行って高解像度で映してくれます。ただ、ブランドやメーカーによっては見え方が大きく異なる点には注意が必要です。

4K放送を視聴するために必要なもの

 

4K放送は2018年12月から開始されたため、2020年現在では、まだ4K放送に対応していない賃貸物件も少なくありません。こうした物件で4K放送を視聴するためには、対応したテレビを用意するとともに、そのほかの設備も整える必要があります。

 

ここでは、賃貸物件で4K放送を見るために必要なものを詳しく見ていきましょう。

 

4Kのテレビを視聴するためには、4K放送(=衛星放送)に対応したBS/CSアンテナが必須であるため、設置されていない場合は自分で何らかの準備を行う必要があります。

 

ただ、ベランダやバルコニーは共用部分であり、建物の美観を損ねてしまうといった問題があるため、勝手にアンテナを設置することはできません。また、物件の設備によって必要な手続きも大きく変わります。そのため、必ず大家さんや管理会社などに相談をして、きちんと許可をとりましょう。

 

すでに共同アンテナでBS放送を視聴している場合には、管理会社などに頼んで4K対応化の工事をしてもらうか、もしくは個別でアンテナを設置する必要があります。また、ケーブルテレビでBS放送を視聴している場合には、ケーブルテレビの会社に4Kの受信に対応しているか確認をとりましょう。

 

4K対応のテレビには大きく分けて、従来型とチューナー内蔵型の2種類があります。チューナーが内蔵されていないものは、単体では放送を視聴することができず、別途でチューナーを用意する必要があるため注意が必要です。

 

チューナーは大手家電メーカーから市販されており、安いものでは2万円以下で手に入れられます。大きさは一般的なブルーレイレコーダーと同じくらいであり、薄型なので設置場所に困ることはあまりないでしょう。

 

また、価格は高くなってしまうものの、レコーダー付きのチューナーも販売されています。設置場所などを考えると、もともとレコーダーを使用していた人であれば買い替えを行うのも1つの手です。

 

4K放送には、大きく分けて右旋(うせん)と左旋(させん)の2種類の放送波があります。右旋は民放キー局などの4K放送を行っており、左旋はBS放送の映画やショッピングチャンネル、CS放送の有料チャンネルなどの4K放送が中心です。

 

右旋はテレビとチューナー、アンテナを準備すれば視聴が可能であるものの、左旋のチャンネルは受信ができない可能性もあります。そのため、場合によっては、すべてのチャンネルを視聴するために対応した分配器などが必要となることもあるのです。

 

細かな条件によって必要となる設備は異なるため、左旋の放送も受信したい場合には、衛星放送のコールセンターなどの窓口に相談しながら探すのが無難です。

テレビサイズの選び方

 

4Kテレビは大きな画面でも粗さのない映像を映し出せる点が魅力であるものの、部屋の広さによっては、それほど大きなサイズのものが置けない場合もあります。ここでは、部屋の広さに合わせたテレビの選び方を見ていきましょう。

 

最もテレビ画面がきれいに見える最適な距離は「視聴距離」と呼ばれ、4Kの場合は画面の高さの約1.5倍とされています。一方でフルHDの場合は近づきすぎると画面の粗さが目立ってしまうため、画面の高さの3倍が目安です。

 

たとえば、43型4Kテレビの画面の高さが約60cmの場合、4Kの視聴距離はおよそ90cmとなります。部屋にテレビを置いた状態をイメージして、そこからどのくらい距離がとれるのかを測ると、最適な画面サイズを見つけることが可能です。以下の計算式を当てはめて考えてみてはいかがでしょうか。

 

計算式

視聴距離(cm)÷1.5=画面の高さ(cm)→ 最適なテレビのインチ数

 

・4Kは横と縦の画素数が3,840×2,160(829万4,400画素)のものを指す

・高精細の映像を楽しめる点が4Kのメリット

・4K放送を視聴するためには、対応したテレビとアンテナ、チューナーが必要

・左旋のチャンネルを視聴するためには細かな設備が必要な場合もある

・視聴距離を意識してテレビサイズを決めることが重要

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