アパートでの暮らしは集合住宅ということもあり、ゴミ置き場についてのルールをしっかりと知っておく必要があります。
ここではアパートのゴミ置き場について設置されている種類や使い方、注意点、トラブルの際の対処法などを解説します。
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アパートのゴミ置き場、タイプごとの特徴
賃貸アパート生活で利用するゴミ置き場は主に「路上型」「開放型」「密閉型」という3タイプの中のどれかであることが多いでしょう。
それぞれのメリット・デメリットを含め、1タイプずつ特徴を紹介します。
◇路上型

アパートの建物に沿った路上に、ゴミの収集日に限ってゴミを置くことができるようになっているのが「路上型」です。
屋根はなく、ネコやカラス除けにネットが用意されている場合が多いですが、それでも荒らされたり風に飛ばされたりする可能性が高く、散らかるなど不衛生になりがちです。
ゴミ出しが回収時間に間に合わないと、次の回収日までゴミが路上に放置されることもあります。
◇開放型

「開放型」はブロック塀などで囲われていて、屋根がある場合とない場合がある、というゴミ置き場になります。
場所は、アパート敷地内に私設している場合もあれば、路上に設置されていて町内会が管理しているケースなどさまざまです。
塀で囲ってあることから強風でゴミが飛んでいくことは少ないですが、こちらもネットでネコやカラス除けをしているだけだと荒らされる可能性があります。
◇密閉型

「密閉型」は、巨大なゴミ箱もしくは小屋のような形状となっています。フタやドアが付いていることから、ネコやカラスにゴミを荒らされることがなく、見た目も悪くありません。
臭いを防ぐこともできるので、特に夏場には助かりますが、内部の定期的な掃除が必要となります。アパートの場合には、敷地内に設置されていることが多いでしょう。
賃貸物件を探すゴミ捨てのルールは地域やアパートによって異なる

アパート住まいでゴミ置き場を利用するには、そのゴミ置き場が敷地内に設置されている場合でも路上型の場合でも、住んでいるアパートや地域によって設けられているルールに従う必要があります。
主に、以下の3点に注意して利用するようにしましょう。
ゴミの分類は自治体のルールに従う
最近では、ゴミを細かく分類して回収する自治体が増えてきていますが、分類の仕方は自治体によってバラつきがあります。
缶や瓶、不燃ゴミの分類だけでなく、リサイクル可能な資源ゴミの回収方法も、住んでいる自治体の方針に従って出すようにしましょう。
きちんと分別できていないと、回収してもらえずに放置されてしまうこともあり、ご近所トラブルに発展する可能性も出てきます。
もし、自分の出したゴミが未回収になっている場合は、一度持ち帰り、分別をし直して再度出すようにしましょう。
ゴミを出す日時はアパートのルールに従う
ゴミを出す日時は、住んでいる自治体がルールを設けています。アパートのゴミ出しルールがある場合でも、基本的には自治体のルールに沿って決められていることがほとんどです。
アパートによってはゴミ置き場が密閉型で、ゴミ出しが24時間OKというところもありますが、路上型や開放型の場合には決められた日時に出すというのが一般的なので、そのアパートのルールに従ってゴミを出すようにしてください。
粗大ゴミ・大型ゴミの収集は事前に申し込みをする
家具や家電を買い替えたり、引越しをしたりなどで粗大ゴミや大型ゴミが出た場合には、通常のゴミ収集車では引き取ってもらえません。
自治体によって料金は異なりますが、粗大ゴミ・大型ゴミの収集は基本的に有料となり、電話やインターネットからの申し込みが必要です。
自治体経由で専門会社が引き取りに来てくれるケースもあるので、分からない場合は住んでいる自治体に問合せをしてみましょう。
また、家電リサイクル法で定められた家電4品目(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)については、自治体での引き取りは不可となっていますので、新しいものに買い替える場合は電気店、もしくは自治体に確認してください。
賃貸物件を探す ディスポーザー付き物件ゴミ置き場に関するトラブルは管理人に相談

アパートのゴミ置き場は住人全員が共同で使う場所です。全員がルールに従い、衛生面でも注意して使いたいもの。
ところが、集合住宅のゴミ捨て場は使用頻度も高く、一年中使う場所ですので、トラブルが発生しやすくなります。
実際に以下のようなトラブルが発生した場合には、すぐにアパートの管理人に相談することが大切です。
ゴミ置き場の臭いがひどい
アパートのゴミ置き場から臭いがする場合、何より近隣への迷惑にもなるため、早急に解決する必要があります。アパートの管理人に連絡し、専門会社による洗浄を行ってもらいましょう。
ほかの住人の未回収ゴミがずっと残っている
集合住宅のゴミ置き場では、よくあるトラブルの1つです。分別がしっかりとなされていないゴミは特定の注意喚起シールが貼られ、回収されずに残されることがあります。
自分はきちんと出しているのに、ほかの住人が出したと思われる未回収のゴミが目に入ったら、アパートの管理人へ知らせましょう。
管理人がゴミを分類して再度出してくれるか、未回収が続く場合はゴミの中を確認し、住人を特定して引き取ってもらうこともあります。
ゴミの未回収については住人同士でのトラブルとせずに、管理人に任せるのが最善の方法です。
賃貸物件を探す 管理人常駐の物件ゴミ置き場を利用する際に注意すべき2つのポイント

ほかの住人のゴミ出し方法を気にする前に、自分にもしっかりと注意を払いましょう。アパートでの生活でゴミ置き場を利用する際に気をつけたい2つのポイントを紹介します。
ゴミから臭いが発生しないように気をつける
ゴミ置き場に臭いトラブルはつきもので、夏場は特に発生しやすいでしょう。生ゴミを捨てる際は水をよく切るのが原則です。
古紙を利用して野菜くずなどを包み水分を吸収させたり、そのまま冷凍庫で収集日まで凍らせたりしておくのもいいでしょう。
基本的に、ゴミはビニール袋に入れて密閉するようにしっかり口を結ぶ、収集日のゴミ出し時間直前にゴミを捨てるなど、意識して行動するようにしましょう。
また、ゴミはできれば溜めずにこまめに出すことで、ゴミ袋がいっぱいで口をしっかりと結べないということがなくなり、臭いが漏れにくくなります。
個人情報の抜き取りに注意する
捨てたはずのゴミの中から個人情報が抜き取られることもゼロではありません。まず気をつけたいのは、郵便物や宅配便の宛名です。
名前と住所を見られることで、どんな人がアパートに住んでいるのか知られてしまうことがあります。
対策としては、個人情報はマジックで塗りつぶしてから捨てる、収集日の何日も前からゴミを出しておかない、などを心がけましょう。
ルールとマナーを守ってゴミ捨て場を利用しよう
集合住宅であるアパートでは、敷地内にゴミ置き場が設置されている場合もあれば、地域の住民と同じ路上のゴミ置き場を使う場合などさまざまなケースがあります。
住んでいるアパートで定められているルールを守り、臭いやセキュリティ対策をしっかりとして、ゴミ捨て場を利用するように心がけましょう。
賃貸物件を探す 管理人常駐の物件 ディスポーザー付き物件更新日: / 公開日:2020.02.07










