一人暮らしをしていると、「動物と一緒に暮らせたら楽しいだろうな」と思うときがありますよね。

散歩の頻度が少なくてよく、鳴くことが少ないうさぎであれば、一人暮らしでも飼いやすいと考える人もいるのではないでしょうか。

今回はそんなうさぎを飼うときのコツ、ペット可の賃貸マンションの探し方などをご紹介します。
ペット可(相談)物件ペット可(相談)の物件一人暮らしにぴったりな物件

うさぎを飼うならペット可物件を

 

まず、うさぎを安全・清潔に飼うためのコツや、事前に知っておきたいことをご紹介します。

 

動物全般に言えますが、動物の毛やフン、尿が原因でアレルギー症状が出ることがあります。「アレルギーで飼えなくなってしまった」ということにならないよう、事前に病院で検査を受けておくとよいでしょう。

 

動物なので病気になることもあります。うさぎを診てくれる動物病院がどこにあるかも事前にチェックしておきたいところ。

 

また、仕事やプライベートで長期間留守にするときのことも考え、うさぎを預かってくれるペットホテルの目星をつけておくと安心です。

 

一人暮らしでペットを飼うときに配慮したいのが、留守中の室内温度の管理です。基本的に毛をまとった動物は体温調節が苦手。

 

うさぎが快適に過ごせる温度は20〜25℃くらいと言われているため、暑い時期や寒い時期は、飼い主が留守でもエアコンをつけっ放しにしておく必要があるでしょう。その分、電気代もかさみます。

 

毛が生え変わる時期を換毛期と言いますが、うさぎには大きな換毛期が年に2度(春・秋)あり、その他の時期にも換毛を迎えることがあります。

 

換毛期にはうさぎも多くの体力を消耗するため、栄養管理やグルーミング(ブラッシング)は普段以上に必要です。また、抜けて室内に落ちた毛の処理も大切な仕事。ご自身のためにも衛生面には気をつけましょう。

 

鳴くことが少なく、屋外に連れ出す頻度が少ないうさぎも、ペット可の物件でなければ飼うことはできません。

 

ここでは、うさぎを飼うことで部屋や住人に与える影響をご紹介。これがわかると、ペット不可の物件で飼えない理由もわかってきます。

 

うさぎには「かじる習性」と「掘る習性」があります。室内で遊ばせると壁や柱を噛んだり、畳や絨毯に穴を開けたりすることも。当然ながら大家さんにとっては痛手です。

うさぎには体臭がほとんどありませんが、フンや尿はやはり臭います。特に尿は放置すると悪臭の元に。

 

トイレをこまめに替えても、マーキング目的でトイレ以外に排泄することもあるため、無臭状態を保つのは難しいと言えます。

 

飼い主にアレルギーがなくても、住人の中にうさぎアレルギーの方がいる可能性もあります。うさぎを飼うことで、周りの人の健康を損ねる原因を作ってしまいかねません。事前に管理会社に確認しておくとよいでしょう。

 

仮にペットが許可されていない賃貸物件でうさぎを飼った場合、強制退去の通知を受ける可能性があります。

 

強制退去とまでいかなくても、飼育の事実が明らかになれば、引き続きうさぎを飼うことは極めて難しいでしょう。せっかく懐いたうさぎを手放さなければならない事態は避けたいですよね。

 

また、国土交通省のガイドラインによると、ペットを飼ったことで付いた傷や臭いに対する修繕費は借主の負担になるものと定められています。通常使用より退去時の修繕費が高めるになることは心得ておきましょう。

 

参照:国土交通省ホームページ「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

(http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html )

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ペット可賃貸の探し方

 

ペットを飼える物件を探すときは、賃貸情報サイトなどで「ペット可」または「ペット相談可」の物件を検索してみましょう。

 

たとえば、不動産・住宅情報サイト『LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)』では、こだわり条件や特集コーナーなどから「ペット可(相談)」の物件を絞り込むことができます。

 

ちなみに「ペット相談可」とは、ペット可とは言い切れないが内容によってはOKという物件です。

 

ペットの種類はもちろん、きちんとしつけてくれる入居者かなどを総合的に判断します。ケージに入れて飼育できるうさぎなどの小動物は、比較的許可が下りやすい傾向にあるようです。

 

ひと口にペット可物件と言っても、設備や仕様はマンションによってさまざま。

 

エントランスにペット用の足洗場やゲートが設けられていたり、部屋の防音設備が優れていたりなど、ペットを飼う前提の仕様になっている物件もあれば、通常物件にペット可という条件を加えただけの物件もあります。

 

住み心地は前者の物件のほうがよいですが、その分家賃は高めです。

 

ペット可の物件は設備のグレードの違いに関わらず、敷金が高めに設定されていることが多いです。

 

これは通常の原状回復費用以外に、ペットの臭いや汚れを除去するためのクリーニング費用などが考慮されるため。ペット可物件を借りるときは、初期費用を少し多めに見積もっておくとよいでしょう。

ペット可(相談)物件 ペット可(相談)の物件 一人暮らしにぴったりな物件

 

うさぎは一人暮らしの人でも比較的飼いやすい動物ですが、生き物である以上、日々の栄養・衛生・安全管理が非常に大事。また、マナーを守ってこそ快適な暮らしを手に入れることができます。

 

ペット可・ペット相談可の賃貸マンションは通常物件に比べて数が少なめです。ペットにも飼い主にとっても好条件の物件は人気が高いため、見つけたら即行動するのがおすすめです。

 

まとめ

  • 飼う前にうさぎアレルギーの検査をしよう

  • 室内の温度管理や毛の処理、臭い対策も忘れずに

  • うさぎはペット可・ペット相談可の物件でないと飼えない

  • ペット可物件は数が少なく、敷金が高めに設定されていることが多い

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更新日: / 公開日:2019.11.07