3畳ワンルームはどれくらいの広さ?

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3畳とは、その名の通り畳3枚分の大きさを指しますが、具体的にはどれくらいの広さなのでしょうか?

「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」では、不動産広告で部屋の広さを表記する際には1畳=1.62m2以上とするように定めています(※1)。つまり3畳と表記されていれば、1.62m2×3=4.86m2以上あるということです。

実際の畳1枚の大きさは地域によっていくつかの種類があり、関西地方に多い「京間」は95.5×191.0cm、中部圏に多い「中京間」は91.0×182.0cm、関東に多い「江戸間」は少し小さく88.0×176.0cmです(※2)。不動産の基準にもっとも近い大きさは、中京間となっています。いずれもシングルベッドほどの大きさで、人ひとりが横になって眠れるほどの大きさです。

すなわち3畳ワンルームといえば、居室の面積が約5m2の物件を指します。広さの目安は、シングルベッド3つ分ほどです。

※ただし、ベッドフレームはもう少し大きいことが多いので、3畳ワンルームの部屋に実際にベッドが3つ入るという事ではありません。

※1 不動産公正取引協議会連合会「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」
(2016年12月)

※2 東京畳屋ねっと(東京都畳工業協同組合)「基礎知識」

都心のワンルームマンションの相場はどれくらい?

都心ワンルームマンションの相場

都心のワンルームマンションの家賃相場はどれくらいなのでしょうか。約6畳の居室にバス・トイレ、キッチンがついた標準的なワンルームマンションの専有面積は20m2ほどです。そこで、LIFULL HOME’Sで、東京のJR山手線の各駅から徒歩1~5分以内、築5~10年、15m2~20m2のワンルームと条件を設定して家賃相場を調べました。(※)
もっとも家賃相場が高い原宿駅は11.10万円、もっとも安い西日暮里駅は6.60万円、全29駅の平均は8.86万円でした。

一般的に家賃の上限は手取りの3割が目安といわれています。毎月の家賃負担は、収入がまだあまり多くない若者世代にとっては大きなもののため、毎月の家賃をできるだけ抑えたいと考えるのは自然なことです。

※JR山手線の家賃相場情報(2018年8月9日時点のデータ)
https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/yamanote-line/price/

3畳ワンルームが若者に人気の理由とは

プライバシーの確保

3畳ワンルームが若者の人気を集めるのは、なぜなのでしょうか。

家賃を抑えながら都心に住むことができる
3畳ワンルームが人気を集めるもっとも大きな理由は、一般的なワンルームに比べて家賃が安いことでしょう。家賃を抑えたいと考えたとき、“駅から距離がある物件”や“都心部から離れたエリア”に選択の幅を広げるのが一般的です。しかし、3畳ワンルームを選ぶ人は、通勤時間が短く利便性の高い立地に住むことを最優先としています。都心部の駅からほど近いエリアでも、3畳ワンルームであれば10万円を切る家賃で借りることが可能です。

プライバシーを確保できる
家賃を抑える手段のひとつにシェアハウスがありますが、ひとりで気兼ねなく暮らしたい人にはあまり適していません。プライバシー重視で、家賃も抑えたい人には、3畳ワンルームのシェアハウスでない物件が向いています。

電子データをPCやスマホに保存

断捨離やミニマリストの流行による価値観の変化
近年、“物を沢山持っているほど豊か”という価値観が崩れています。無駄な物を持たない“断捨離”が流行し、最低限の持ち物だけで暮らす“ミニマリスト”も登場しています。昔からのことわざ“起きて半畳、寝て一畳”は、人間が生きていくためには、寝られる広ささえあれば充分だという意味です。「仕事から帰ったら寝るだけ」「休日は外でレジャーを楽しむ」というライフスタイルなら、自宅が狭くてもさほど問題がないのかもしれません。

高速通信とスマホ・タブレットの普及
インターネットの普及前と普及後で大きく異なるのが、データの所有方法です。スマホやタブレットと高速通信の普及により、電子データを手軽に端末やクラウドサーバーに保存できるようになったため、かさばるDVD・ブルーレイ・CD・書籍・ゲームソフトなどを所有する必要がなくなりました。

3畳ワンルームはミニマリストにおすすめ

かなりコンパクトな3畳ワンルームですが、スマホの普及や断捨離の流行もあり、家は寝るだけの空間という人には無駄のない住まいのようです。狭い空間のほうがかえって落ち着く、という人も実は少なくなのではないでしょうか。持ち物が少ないミニマリストや、利便性の高いエリアに住めれば自宅が狭くても構わない人は、3畳ワンルームを選択肢のひとつに加えてみるとよいでしょう。

まとめ
・都心の3畳ワンルームが若者の人気を集めている
・山手線駅から5分以内の標準的なワンルームの家賃相場は10万円を超える
・3畳ワンルームなら、家賃を抑えながら利便性の高いエリアに住むことが可能
・シェアハウスとは異なりプライバシーを確保できる
・スマホの普及や断捨離の流行も、コンパクトな暮らしが人気を集める要因
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