気になる賃貸物件をいくつかピックアップしたら、不動産会社のスタッフとともに見学に行きます。1日で数件をまわることが多いので、しっかりと確認しておきたいポイントや注意点を押さえておき、効率の良い見学をしましょう。
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物件見学の際に持参したい物は?
・カメラ(スマートフォン)
デジタルカメラ、あるいはスマートフォンは忘れずに持参しましょう。目で見た記憶だけでは、どうしても曖昧になってしまいますが、メモ代わりに写真を撮影しておけば間違いがありません。建物の外観・室内の様子・設備の種類・窓の高さなど、スタッフに遠慮せずにどんどん撮っておきます。
・筆記用具
筆記用具も持参すると便利です。当日、不動産会社のスタッフから物件の情報をプリントアウトしたものを渡されるので、気になった点などを直接書き込んでいきましょう。
・メジャー
メジャーを持参して、窓の幅やカーテンレールの長さ、洗濯機置き場や出入り口の幅などを測りましょう。意外と多いトラブル事例として、大型のソファやドラム式洗濯機が、部屋に搬入できなかったり、希望の位置に設置できないというケースがあります。室内のサイズを測るには、張りのある金属素材のメジャーがおすすめです。

意外と忘れがちなのが「メジャー」
見学は明るい昼間のうちに
物件の見学は夕方を避け、昼間のうちに行きましょう。南向きで陽当たりが良いとされる物件でも、窓の大きさや周囲の建物の様子によって光の入り方は違うからです。照明器具が設置されていない物件では、薄暗いなか見学することになってしまいます。暗くなってしまってからでは、窓からの眺望も分かりにくいです。
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窓やバルコニーの使い勝手をチェックしよう
窓からの眺めを確認しておきましょう。大きな窓があっても、ほかの建物から丸見えでは、カーテンが開けられないかもしれません。バルコニーがある場合は、洗濯物がしっかりと干せるスペースがあるか、雨除けのひさしがあるかなどをチェックします。

窓からの眺めも要確認!
設備の状態を確認しよう
物件に備え付けの設備の状態を確認しておきましょう。ガスコンロ・IHヒーター・エアコンなどの設備がなければ、新たに購入する必要があります。物件情報でエアコン付きと記載されているのに設置されていない場合は、入居前に設置してもらえるのかを確認しておきましょう。水が出る場合には、蛇口やシャワーの水圧の強さも確認しておきたいポイントです。赤茶けた水が出る場合、水道管が古くなっている可能性もあります。

水は実際に出して確認しましょう
賃貸物件を探す 引越し料金の見積もりをする 家賃相場を調べるカビの臭いには要注意
室内にカビの臭いがある物件は、窓や壁に結露が起きる可能性があります。特にアレルギーやぜんそくを持つ人は注意したいポイントです。クローゼットやキッチンの収納など、空気がよどみやすい場所を開けてみるとチェックしやすいです。壁紙が張り替えられて一見きれいに見えても、壁の下地にカビが残っていれば、ふたたびカビが繁殖してしまいます。室内の窓をすべて開けてみても、風が充分に通り抜けない物件は要注意です。
また、キッチンや洗面所に長期間水を流していないと、排水口から下水の臭いが上ってくることがあります。この場合は、排水管がS字型やU字型に曲がった「排水トラップ」に水が溜まれば、解消することが多いです。

悪臭がする部分はないか確認を
最寄り駅から実際に歩いてみる
見学当日は、効率良く複数の物件をまわるために車で案内されることが多いですが、一度は駅から物件まで自分の足で歩いてみるのがおすすめです。不動産情報に記載されている所要時間の表記は「徒歩1分=80m」と定められています。「駅から徒歩◯分」とあれば、駅の改札あるいは出口からの所要時間ですが、実際に歩いてみると書類上の所要時間とはギャップがあるかもしれません。
人それぞれ歩く速度は違いますし、大きい駅ではホームから改札までの距離が長いこともあるからです。また、駅から物件の間に、待ち時間が長い踏切や、きつい坂道や階段などがあるか、周辺の商店の様子もチェックしておきましょう。
また防犯面では、昼間だけでなく夜の雰囲気も歩いて確認しておくのがおすすめです。昼間は賑わいを見せていても、夜になると人通りが少なかったり、街灯が少なくて道が暗いこともあります。特に女性のひとり暮らしや帰宅時間が遅い人は、チェックしておきたいポイントです。

最寄り駅までは、実際に歩いてみましょう
賃貸物件を探す 引越し料金の見積もりをする 家賃相場を調べる共用部分の管理が行き届いているか
物件見学の際には、室内だけではなく建物全体の様子も大切です。廊下やエントランスなどの共用部分の掃除が行き届いているか、ごみ捨て場に不法投棄はないか、ポスト周辺にチラシが散乱していないかなどをチェックしましょう。日々の管理が行き行き届いていない建物は、「周辺住人の関心が薄い」と判断されるため、犯罪が起きやすくなると言われています。
駐輪場の自転車のカゴにごみが入っていたり、タイヤがパンクしているものが多い場合は放置自転車が多いと考えられます。壁の落書きが放置されている、廊下の電灯が故障したまま修繕されていないといった物件は要注意です。

管理状態の悪い物件は要注意
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更新日: / 公開日:2017.01.16










