通勤ラッシュの混雑率は上昇傾向に
2024年度の東京圏における主要区間の平均混雑率は139%となり、前年度から上昇しています。満員電車の負担を減らすには、自ら対策を講じることが重要です。
詳しくは、「通勤ラッシュの負担は大きい? 最新の混雑率事情」をご覧ください。
始発駅や各駅停車駅なら座れる確率アップ
始発駅や当駅始発がある駅、または急行が停まらない各駅停車駅を選べば、家賃を抑えながら座って通勤できる可能性が高まります。
詳しくは、「2. 始発駅・当駅始発がある駅に住む」をご覧ください。
理想の通勤時間は1時間未満、家賃は8万〜12万円未満が最多
LIFULL HOME'Sの調査では、通勤時間の理想は1時間未満、家賃の予算は8万〜12万円未満が最多でした。自分なりのバランスを見つけることが大切です。
詳しくは、「理想の通勤時間と家賃バランスの目安」をご覧ください。

賃貸物件を探す駅まで徒歩5分の便利な物件を探す

「毎日の通勤ラッシュが辛い」「満員電車に揺られるだけで、会社に着く前に疲れてしまう」と、日々の電車通勤を負担に感じていませんか。

 

都心で働く人にとって、通勤の快適さは暮らしの満足度や日々のパフォーマンスを大きく左右する重要な要素です。

 

しかし、職場の近くに住もうとすると家賃が高くなり、家賃を抑えようと郊外へ離れると通勤が負担になるというジレンマに悩まされることも少なくありません。

 

ですが、「家賃の安さ」と「通勤の快適さ」は決して両立できないものではありません。少し視点を変えるだけで、毎日の負担をグッと減らす住まい選びの選択肢が見えてきます。

 

本記事では、最新の混雑率事情を踏まえ、通勤ラッシュの負担を軽減する4つの具体的なアプローチを解説します。

 

多くの人が理想とする通勤時間と家賃のバランス、そして納得のいく穴場物件を効率よく見つけるための探し方の手順まで詳しく紹介します。

 

先入観にとらわれずに選択肢を広げて、快適な新生活をスタートさせるヒントを見つけてみてください。

 

毎日の通勤で避けて通れない「通勤ラッシュ」。満員電車に揺られながらの移動は、それだけで心身ともに大きなエネルギーを消耗します。

 

都心部で働く人にとって、通勤ラッシュの負担をいかに軽減するかは、日々の生活の質を大きく左右する重要な問題です。

 

国土交通省が発表した「都市鉄道の混雑率調査結果(2024年度実績)」によると、東京圏における主要区間の平均混雑率(※)は139%となっています。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で一時は大きく低下した混雑率ですが、前年度の136%から3ポイント増加しており、再び上昇傾向にあることが分かります。

 

混雑率150%の目安が「広げて楽に新聞を読める」程度とされていますが、一部の路線では依然として高い混雑率を記録しており、肩や体が触れ合う窮屈な状態での通勤を余儀なくされている方も少なくありません。

 

「通勤は毎日のことだから仕方ない」と諦めてしまう前に、これからの住まい探しにおいて「通勤の負担を減らすための工夫」を取り入れてみませんか。

 

視点を少し変えるだけで、家賃を抑えつつ快適な通勤環境を手に入れることは十分に可能です。

 

※ 最混雑時間帯1時間の平均(主に令和6年10月~11月の1日又は複数日の乗車人員データを基に計算したもの)

 

賃貸物件を探す

駅まで徒歩5分の便利な物件を探す

 

通勤のストレスを軽減するためには、いくつかの解決策があります。

 

「家賃が高くても会社の近くに住む」か「家賃を安くするために遠くに住んで移動時間を我慢する」という極端な二択ではなく、ご自身のライフスタイルに合ったアプローチを探してみましょう。

 

もっともシンプルかつ効果的な方法は、勤務先のすぐ近くに住む「職住近接(しょくじゅうきんせつ)」です。

 

電車に乗る時間を極端に短くする、あるいは徒歩や自転車で通勤できるエリアに住めば、満員電車のストレスから解放されます。

 

メリット

 

通勤時間が大幅に短縮されるため、朝の睡眠時間を確保したり、退社後のプライベートな時間を充実させたりすることができます。満員電車の肉体的な疲労もありません。

 

デメリット

 

最大のネックは「家賃の高さ」です。都心のオフィス街やその周辺エリアは家賃相場が高く、予算内で希望の広さや設備を備えた物件を見つけるのが難しくなります。

 

ただし、会社から近距離手当などが支給される場合は、その分を家賃に充てることでクリアできることもあります。

 

家賃を抑えつつ通勤を楽にする現実的な選択肢として人気なのが、「始発駅」や「途中から始発電車が出る駅(当駅始発)」を選ぶ方法です。

 

路線が折り返す始発駅であれば、乗客が全員降りるため、数本待てば確実に座って通勤できる可能性が高くなります。

 

メリット

 

座席に座ることができれば、通勤時間は苦痛な時間から「読書や睡眠にあてる有意義な時間」へと変わります。

 

また、始発駅の多くは郊外に位置しているため、都心部に比べて家賃相場がグッと下がる傾向があります。

 

デメリット

 

乗車時間そのものは長くなります。また、確実に座るためには少し早めに駅に行って列に並ぶ必要があるため、朝のスケジュールに余裕を持たせる工夫が必要です。

 

すべての路線や電車が同じように混雑しているわけではありません。あえて「混みにくい条件」を狙うのもひとつの手です。

 

たとえば、同じエリアを通る路線でも、バイパス的な役割を果たす路線や、少しマイナーな路線は混雑率が低いことがあります。

 

また、ターミナル駅へと向かう上り電車ではなく、都心から少し外れたオフィスに向かう「下り電車」を利用できる位置に住めば、ラッシュとは逆方向になるため快適です。

 

さらに、物件探しの盲点となりやすいのが「各駅停車しか停まらない駅(急行通過駅)」です。急行や特急が停まる駅は利便性が高いため家賃が割高になり、乗客も集中します。

 

しかし、隣の各駅停車駅を選べば、家賃が数千円〜数万円安くなることがあり、各駅停車は急行ほどの激しい混雑にならないケースもあります。

 

近年、テレワーク(リモートワーク)やフレックスタイム制、時差出勤などを導入する企業が増えています。ご自身の会社でこうした制度が使えるのであれば、住まいの選択肢は一気に広がります。

 

週に数回しか出社しないのであれば、通勤時間が1時間を超えても負担に感じにくいため、自然豊かな郊外や、家賃が安くて間取りの広い物件を選びやすくなります。

 

また、朝の通勤ラッシュのピーク(一般的に7:30〜8:30頃)を避けて出勤できるのであれば、混雑をそこまで気にする必要はなくなるでしょう。

 

では、実際に多くの人は通勤時間と家賃のバランスをどのように捉えているのでしょうか。

 

LIFULL HOME’Sが2024年に実施した「共働き子育て世帯を対象とした理想の住宅立地」についての調査結果(※)によると、通勤のための理想の電車乗車時間は「1時間未満(30分以上1時間未満)」と回答した人がもっとも多い結果となりました。

 

また、月額の家賃予算としては「8万円以上12万円未満」を想定している層が最多です。

 

このデータからも分かるように、多くの人が「できれば1時間以内には着きたい」「でも家賃は10万円前後に抑えたい」というリアルな基準を持っていることがうかがえます。

 

さらに、一人暮らしの方にとっても「コストパフォーマンス」は重要です。

 

LIFULL HOME’Sが2023年に公開した「【一人暮らし×都心通勤・通学編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング」(※2)では、都心から少し離れて乗車時間が長くなっても、駅周辺にスーパーや飲食店、公共施設が揃っている「生活利便性が高く、かつ家賃が安い街」が注目を集めています。

 

通勤の負担を減らすことだけにとらわれて家賃が高くなりすぎると、毎月の家計が苦しくなってしまいます。

 

「座れるなら片道50分まで許容できる」「通勤が楽でも、家の周りにスーパーがないのは嫌だ」など、自分なりの妥協点(バランス)を見つけることが、満足のいく部屋探しの第一歩です。

 

気になるエリアがあれば、まずは家賃相場を調べて、ご自身の予算に合う物件がどのくらいあるかチェックしてみましょう。

 

※1 出社回帰&物件価格高騰で住宅難民に!?共働き子育て世帯を対象とした「理想の住宅立地」に関する調査をLIFULL HOME’Sが発表

※2 初めての一人暮らし!「近い・安い・住みやすい」駅はどこ?【一人暮らし都心通勤・通学編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング

 

賃貸物件を探す 家賃相場を調べる

 

通勤の負担と家賃のバランスの取り方がイメージできたら、実際に物件を探してみましょう。やみくもに検索するのではなく、以下の手順で絞り込んでいくと効率的です。

 

まずは、今の通勤時間や過去の経験を参考に、「これ以上かかると負担に感じる」というドア・ツー・ドアの通勤時間の上限を決めましょう。

 

「45分以内」「1時間以内」など、具体的な数字を出すことが大切です。

 

勤務先の最寄り駅を通る路線、あるいは1回の乗り換えで行ける路線を洗い出します。

 

その中から、通勤時間の上限に収まる範囲にある「始発駅」や「当駅始発がある駅」をピックアップしましょう。

また、国土交通省のデータなどを参考に、比較的混雑率の低い路線を狙うのも有効です。

 

ピックアップした駅周辺の「家賃相場」を調べ、自分の予算(目安としては手取り月収の3分の1、あるいは額面年収の25%以内)に収まるエリアに絞り込みます。

 

もし予算オーバーになってしまう場合は、急行停車駅ではなく隣の「各駅停車駅」にずらしてみる、あるいはもう少し都心から離れた始発駅を検討するなど、柔軟に調整しましょう。

 

エリアの候補がいくつか決まったら、いよいよ物件検索です。通勤が楽になるエリアを選んだからといって、物件そのものの設備を妥協しすぎる必要はありません。

 

「バス・トイレ別」「2階以上」「室内洗濯機置場」など、ご自身にとって絶対に譲れない条件を入れて検索してみましょう。

 

通勤ラッシュの負担軽減と、納得のいく家賃・設備を両立できる「あなたにとっての穴場物件」がきっと見つかるはずです。

 

希望の条件が決まったら、実際にどんな物件があるのかを探してみましょう。

 

賃貸物件を探す

 

毎日の通勤ラッシュは、大きなストレスになり得ます。「家賃が高くなる要素のなかでも特に大きいものは、都心からの距離」であることは間違いありません。

 

しかし、だからといって高い家賃を無理して払うか、満員電車を我慢し続けるかという二択だけではありません。

 

「郊外の始発駅から座って通勤する」「各駅停車駅を選んで家賃を抑える」「職住近接で時間を短縮する」など、視点を変えればさまざまな解決策があります。

 

ご自身のライフスタイルや働き方、譲れない予算と照らし合わせながら、先入観にとらわれずに選択肢の幅を広げてみてください。

 

引越しに伴う手続きや準備のタイミングに合わせて、まずは気軽に物件探しや引越し料金の目安をチェックして、快適な新生活の準備を始めましょう。

 

賃貸物件を探す

駅まで徒歩5分の便利な物件を探す

Q.1 通勤ラッシュの負担を減らすには、どんな場所に住めばいいですか?

A.1 満員電車を避けるには、「会社の近くに住む(職住近接)」「始発駅や当駅始発がある駅に住む」「混雑率の低い路線や各駅停車駅を選ぶ」といった方法があります。家賃予算と通勤時間のバランスを考えながら、ご自身のライフスタイルに合ったエリアを探すことが大切です。

Q.2 始発駅に住むメリットとデメリットは何ですか?

A.2 メリットは、数本待てば座って通勤できる可能性が高く、読書や睡眠など有意義な時間にできる点です。また、郊外の始発駅は都心に比べて家賃が安い傾向があります。デメリットは、乗車時間そのものが長くなることと、座るために早めに並ぶ必要があり、朝の時間に余裕が必要な点です。

Q.3 急行が停まらない駅(各駅停車駅)を選ぶメリットは?

A.3 急行や特急が停まる駅は人気が高く家賃も割高ですが、隣の各駅停車駅を選ぶだけで家賃相場が下がることが多いです。また、急行ほどの激しい混雑にならない傾向があるため、あえて各駅停車駅を選ぶのも通勤ラッシュを避ける有効な手段です。

Q.4 多くの人は通勤時間と家賃のバランスをどう考えていますか?

A.4 LIFULL HOME’Sの調査(2024年)によると、理想の通勤乗車時間は「1時間未満(30分以上1時間未満)」、月額家賃の予算は「8万円以上12万円未満」と回答する層が最多でした。多くの方が「1時間以内」と「10万円前後の家賃」をひとつの基準として考えているようです。

 

賃貸物件を探す

駅まで徒歩5分の便利な物件を探す

始発駅が最寄りの新築一戸建てを探す

更新日: / 公開日:2016.03.23