自己資金が少なくても大丈夫!リフォームローンの特徴と選ぶポイント
担保の有無で選ぶ!無担保ローンと有担保ローンの決定的な違い
10年以上の借入がカギ!リフォームローンで住宅ローン控除を受ける条件
詳しくは、「リフォームローンの種類と選び方」をご覧ください。
資金計画は1,000万円が分岐点!大規模改修なら有担保ローンが有利
少額修繕は無担保、フルリノベは有担保など工事規模で使い分ける
クレジットカード会社の多目的ローンは手軽だが高金利に注意
詳しくは、「リフォームローンの種類と選び方」をご覧ください。
リフォームでも減税が可能!所得制限や床面積など8つの要件を解説
工事費用100万円超かつ居住用部分が半分以上であることが必須条件
昭和57年以降建築の物件なら中古購入+リフォームでも控除対象
詳しくは、「リフォームローンで住宅ローン控除(減税)を受ける要件」をご覧ください。

少し前までは、自宅のリフォームというと予めリフォーム資金を積み立てして、自己資金の範囲内でできるリフォームを行うのが一般的でした。ところが最近では、マイナス金利や中古物件の流通が増えてきた影響もあり、リフォームにも積極的に金融機関が融資をするようになりました。そこで、リフォームローンを賢く活用するための、基本的な知識について解説します。
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少し前までは、自宅のリフォームというと事前に自己資金をしっかりと積み立てて、その範囲内で行うのが一般的でした。しかし近年では、超低金利環境の継続や中古物件の流通量増加に伴い、多くの金融機関がリフォーム用途への融資に積極的な姿勢を見せています。

 

「自分にはどんなローンが合っているのか」「借り入れた場合に住宅ローン控除(減税)は使えるのか」など、資金計画で疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、リフォームローンの基本的な種類や特徴をはじめ、住宅ローン控除を受けるための主な要件や選び方の手順までわかりやすく解説します。

 

リフォームをする際に利用できる資金調達法にはいくつかのアプローチがあり、それぞれ融資限度額や金利、審査スピードなどの特徴が異なります。代表的な4つのリフォームローンについて、違いを把握しておきましょう。

 

ローンの種類担保の有無借入可能額の目安金利・特徴の比較
1:無担保ローン不要(無担保)数百万円程度(〜500万円前後)担保設定が不要なため手続きがスピーディー。金利は有担保よりやや高め。小・中規模リフォーム向け。
2:有担保ローン必要(自宅担保)最高1,000万〜5,000万円程度担保を入れるため金利が低く、長期返済が可能。抵当権設定費用や保証料など諸費用が必要。
3:クレジットカード会社のローン(多目的ローン)不要(無担保)〜300万円程度ネットからの申し込み等で手軽に利用可能。金利は割高になりやすいため短期返済推奨。
4:公的ローン(住宅金融支援機構など)条件による制度ごとの上限による財形住宅融資や災害復興融資など、目的に対応した公的制度。比較的安定した金利体系が特徴。

 

1:無担保ローン

住宅ローンのように自宅を担保に入れて抵当権を設定することなく借入れできるリフォームローンです。借入れできる金額は数百万円程度までが一般的で、建て替えに近い大規模な工事ではなく、キッチンや浴室の交換、部分的な修繕など比較的小〜中規模なリフォームに適しています。

 

2:有担保ローン

住宅ローンと同様に自宅を担保に入れて融資を受ける仕組みです。保証料や事務手数料、抵当権設定登記費用などの諸費用が必要になり、手続きの手間もかかります。ただし、1,000万円を超えるような大規模な増改築やフルリノベーションを行う場合は、無担保ローンの上限額では足りないケースが多いため、低金利で長期返済が組みやすい有担保ローンが選択されます。

 

3:クレジットカード会社のローン(多目的ローン)

小規模な修繕工事などで手軽さを最優先したい場合には、カード会社が提供するローンや多目的ローンが選択肢に入ります。ネットバンキングなどを利用してWeb上で手続きが完結し、最高300万円程度まで借入れできる商品もあります。ただし、金利設定が割高になる傾向があるため、返済期間が長くなると総返済額が膨らみます。利用の際は可能な限り短期間での返済計画を立てましょう。

 

4:公的ローン(住宅金融支援機構など)

公的機関が提供するリフォーム資金向けの融資制度です。例えば住宅金融支援機構では、勤務先で財形貯蓄をしている方向けの「財形住宅融資」や、高齢者向けのバリアフリー改修・耐震改修向け融資、災害時の復興住宅融資など、特定の目的に応じた商品が用意されています。

 

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リフォームローンを利用する場合でも、一定の要件を満たす増改築等であれば住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の対象となり、所得税や住民税の控除を受けられる可能性があります。

 

【リフォームローンで住宅ローン控除を使うための主な適用条件】

  • 1. 自ら所有し居住するための家屋に対する工事であること
    所有者本人が居住するための家屋の増改築やリフォームである必要があります。
  • 2. 以下のいずれかに該当する増改築工事であること
    • 増築・改築・大規模な修繕・大規模な模様替えの工事
    • 家屋の居室、調理室、浴室、トイレ、洗面所、納戸、玄関または廊下の床もしくは壁の全部について行う修繕・模様替え工事
    • 現行の耐震基準に適合させるための修繕・模様替え工事
    • 一定のバリアフリー改修工事
    • 一定の省エネ改修工事
  • 3. 工事完了から6ヶ月以内に居住し、適用年の12月31日まで引き続き住んでいること
  • 4. 適用を受ける年分の合計所得金額が、2,000万円以下であること
    ※税制改正により所得制限が従来より引き下げられています。
  • 5. 増改築後の住宅の床面積が原則50m2以上であり、床面積の2分の1以上が自己居住用であること(※合計所得金額が1,000万円以下の年は、40m2以上であれば対象となります)
  • 6. 工事費用が100万円を超えており、その2分の1以上が自己居住部分の費用であること
  • 7. 償還期間が10年以上のローンであること
    返済期間が10年未満のリフォームローンの場合は控除対象外となるため注意が必要です。
  • 8. 中古住宅を購入してリフォームする場合の基準を満たすこと
    昭和57年(1982年)1月1日以降に建築された住宅(新耐震基準適合住宅)、または新耐震基準への適合が証明された住宅などが対象となります。

 

このように、リフォームローンで住宅ローン控除を活用するには「返済期間が10年以上」「工事費用100万円超」「自己の居住用」といった条件をクリアする必要があります。実際の申請手順や具体的な控除額の計算については、最新の税務情報や控除制度の解説記事もあわせて確認しておきましょう。

 

満足のいく資金計画を立てるためには、順序を追って比較検討を進めることが大切です。以下の3つの手順に沿って準備を進めましょう。

 

ステップ1: リフォーム内容と概算費用の把握

まずはどこをどのように修繕・改修したいのか、家族の希望を整理しましょう。見積もりを取得して概算の工事金額を把握することで、「無担保ローンで十分か」「1,000万円を超えるため有担保ローンが必要か」の判断軸が明確になります。

 

ステップ2: 金利・返済期間・減税対象の比較

借入希望額をもとに、各金融機関のリフォームローンの条件(固定金利・変動金利、保証料の有無、融資スピードなど)をチェックします。併せて、返済期間を10年以上にして住宅ローン控除を狙うのか、数年間の短期間で一気に返済して金利負担を抑えるのかという戦略も決めます。

 

ステップ3: 複数社への見積もり依頼とローン相談

工事プランと資金計画は切り離せません。リフォーム会社から工事見積もりを取り寄せるのと並行して、金融機関や資金計画の専門窓口に相談を行い、条件に合うローンの事前審査手続きへと進めましょう。

 

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Q.1 リフォームローンと住宅ローンの違いは何ですか?

A.1 住宅ローンは主に住宅の購入・新築を対象とし、原則として自宅を担保に入れるため低金利で長期借入(最長35年等)が可能です。一方のリフォームローンは既存住宅の改修を対象とし、担保不要のプランが多く手続きがスピーディーですが、借入上限額が低めで金利はやや高めに設定されている点が異なります。

 

Q.2 返済期間が5年のリフォームローンでも住宅ローン控除は使えますか?

A.2 使えません。住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の要件として、ローンの償還期間(返済期間)が10年以上であることが定められています。5年のローンの場合は住宅ローン控除の対象外となります。

 

Q.3 無担保のリフォームローンはどれくらいの期間で審査結果が出ますか?

A.3 金融機関や事前申し込みの仕組みによりますが、Web審査に対応している無担保ローンであれば、最短で即日〜数日程度で一次審査結果が出ることが一般的です。有担保ローンに比べて必要書類が少なく、迅速に資金準備が進められます。

更新日: / 公開日:2017.04.02