京阪神一戸建てを除き、成約平均価格は前年越えを維持
不動産流通近代化センターは、2015年4月の指定流通機構（レインズ）の成約報告のある取引事例データを発表した。
・首都圏 マンション 成約平均価格、成約件数
首都圏のマンション成約平均価格は、2,828万円と前月比-3.2%で2ヶ月連続でマイナスとなった。それでもまだ前年同月比では+5.2%の水準だ。マンション成約平均m2単価（専有面積40～80m2）は、43.3万円と前月比-2.9%でマイナスに転じた。ただし前年同月比では29ヶ月連続でプラスが続いている。なお成約件数は、2,808件と前月比-24.7%で、前年同月比では+0.8%を維持した。
・京阪神 マンション 成約平均価格、成約件数
京阪神のマンション成約平均価格は、1,894万円と前月比-2.3%でマイナスに転じたが、前年同月比では+27ヶ月連続のプラスが続いている。マンション成約平均m2単価（専有面積40～80m2）は、26.2万円と前月比-1.5%で3ヶ月連続してマイナスとなり、前年同月比では+1.9%となんとか8ヶ月連続してプラスを維持した。京阪神マンションの成約件数は、1,278件と前月比-23.2%とマイナスに転じた。なお首都圏では前述のように前年同月比ではプラスを維持したが、京阪神では-0.9%と前月に続いて前年同月比がマイナスとなった。
・首都圏 一戸建て 成約平均価格
首都圏の戸建住宅の成約平均価格は、3,248万円と前月比-0.4%と前月に続いてマイナスとなったが、前年同月比では+2.7%と6ヶ月連続してプラスとなった。
京阪神 一戸建て 成約平均価格
京阪神の戸建住宅の成約平均価格は、1,882万円と前月比-0.5%と再びマイナスに転じ、前年同月比でも-3.4%とマイナスに転じている。
【データについて】
・公益財団法人東日本不動産流通機構及び社団法人近畿圏不動産流通機構に成約報告のあった取引事例を集計したもの
【ポイント】
・物件（戸建て、マンション別）の平均価格の動向と成約件数を確認できる
・直近2年間の動向を見ることができる
※上記はデータを元にしたHOME’S PRESS編集部による見解です
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