首都圏と京阪神で差が出た期間
不動産流通近代化センターが発表した2014年9月指定流通機構(レインズ)の成約報告のある取引事例データによると、首都圏のマンションの成約数は2,938件。夏の低迷期とはいえ、一気に38.7%のプラスに転じた。しかし、前年同月比では-5.9%となっている。
マンション成約平均価格は2,750万円と、前月からマイナスに転じ-2.5%という結果になった。それでも前年同月比だと3.6%のプラスとなっている。
京阪神のマンションの成約件数も前月から大幅に46.3%のプラスに転じて1,346件となった。前年同月比を見ても、8.0%のプラスだ。成約平均価格は、1,931万円。前月比から7.4%のプラスだ。ここ2年の成約平均価格の中で、一番高い結果になった。
首都圏の戸建て住宅の成約件数は、1,106件。前月からこちらも24.3%のプラスとなった。しかし、前年同月比を見ると、-10.1%という結果だ。成約平均価格は前月比から1.1%のプラスで3,236万円になった。
京阪神の戸建て住宅の成約件数は、前月比から21.7%のプラスで756件。平均価格は前月比2.7%プラスの1,883万円となった。
成約件数は全体的に前月から反転して2ケタ台のプラスがあるものの、首都圏ではマンション、戸建ともに前年同月比ではマイナスの一方で、京阪神ではマンション、戸建てともに前年同月比でプラスとなった。地域で差が出た結果になった。
【データについて】
・公益財団法人東日本不動産流通機構及び社団法人近畿圏不動産流通機構に成約報告のあった取引事例を集計したもの
【ポイント】
・物件(戸建て、マンション別)の平均価格の動向と成約件数を確認できる
・直近2年間の動向を見ることができる
※上記はデータを元にしたHOME’S PRESS編集部による見解です
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