物件訪問は突然に……!
前回入った不動産さん屋さん(……もどき)。
6000万円の住宅ローンができますよ、といわれただけでもオドロキなのに、さらにその場で「いい土地物件があります」という。
いやいや、そんないきなり物件だなんて……とまごまごしているうちに、なんと担当さんはサッサと社用車を準備。
「せっかくですから、ご希望エリアで2、3軒回りましょう!」
もうすっかり営業モードに入っている。
まぁ、でも土地ってどんなものか、とりあえず見ておくのはいいかも……(賃貸とは違う相場感を養うためにも~)と、ふたりで相談し、とりあえず担当さんの勧めるままに、物件めぐりに出てみることにした。
車で移動すること約30分。
「ご希望の中央線沿線エリアです」と言われたものの、もうそこがどこだかわからない。
車は商店街を抜け、街並みは次第に古びた住宅街に突入。
住宅の屋根や壁の質感、デザインの感じから、(40年くらい前に建った家かなぁ~)とぼんやりながめていたら、その中でも、外壁をツタに覆われて、ひときわ古さの際立つ家の前で、突然車が停まった。
ドコへ行くのかもわからず着いた先は……
まさかね……まさか、ここに用ってわけじゃないよね?
「ハイ、お客様!こちらが今日一番のオススメ物件ですー」
担当さんが指差した先は……嗚呼、やっぱり期待通り(?)まさにその古家ッ。
こ、このツタもじゃもじゃの古家がオススメ……!?ていうか、その前にっ!ワタシ達「土地」を見にきたんじゃなかったっけ~?
「とりあえず、中、入ってみますか?」との担当さんの声に、ハ、ハァ……と、そのお化け屋敷みたいな古家に足を踏み入れた。
「こちらがリビングで、反対側が客室ですね。あ、一応、二階も行ってみましょうか」
静かすぎる部屋の中に担当さんの声が響いた……と思ったら、次に飛び込んできたのは奇妙な異音~。
ギィィーーー、ギィィィーーー
……階段をあがる担当さんの足音だった。おどかさないでくださいよぉ~、と後に続こうとすると、階段にはもう担当さんの姿はない。なんだか不気味だなぁ、、、薄暗い二階へと歩を進めていくと……。
ぎゃーーーーー、でたぁああああー!!!
……出たのは懐中電灯をもった担当さんだった。
「あのですね、電気がつきませんので、雨戸を開けましょう」
開けましょう? ということは私も手伝うんですかね。あ、はいそうですか。
立て付けの悪すぎる雨戸を担当さんと二人で押して引くこと約5分間。
「ま、家は壊すんで、いいんですけどね!問題無いですっ」
担当さんが言い放った。
は?壊す?
古屋付き売買物件って何のためにー!?
「あ、これは古家つき物件なんで」
……古家つき……そっか、そういうことかぁ~~~!!!!!
頭ではその言葉はわかっていたつもりだったけれど、実際に物件に出会ってみて、初めて理解した!
古家つき物件というのは、要するにどういうものかというと……ほとんどの場合は「古家(建屋)」には資産価値はなく
(日本の場合、建物は築25年~30年程度でおおよそ資産価値ゼロに近くなるので)、その一方で資産価値が変わりにくいのは土地。この場合も古家は取り壊す前提で、「土地の値段」として古家つきの物件を売り出していたということだった。
そこで、担当さんがおもむろに取り出してきたのは「チラシ」。
やっぱり。「古家つき土地物件・3150万円」と書かれていた。
「なるほど、これは土地のお値段ということですか~。ということは古家取り壊し代、200万くらいは安くなりますかね?」
(そうすれば、2000万台で土地が手に入ることになる……とちょっとふっかけ気味に聞いてみた^^;)
「え……と、ですね。それは、売主様と相談になりますが~そのお値段なら確約ということでお話を進めてよろしいですか?」
て、展開早っ!
しかし、切り返しとしては、この営業さんなかなか……!
そして、また攻防はつづく……(笑)。





