ファイナンシャルプランナーとは？

よりよい暮らしを手に入れたいと考えるならば、人生の夢や目標、家族の願いなどを形にしていくことが大事です。しかし、それらをかなえるためには、まとまった資金が必要になることが多いものです。

そのため、事前にどのタイミングでいくら必要になるのかをシミュレーションし、資金計画を立てておくことが大切です。

「ファイナンシャル・プランニング」とは、人生の夢や目標をかなえるために計画を立て、特に経済的な側面から目標達成を実現させていく手法を指します。

そして、出来上がったプランを基にサポートをしてくれるのが「ファイナンシャルプランナー（FP）」です。家計に関わる金融・税制・不動産・住宅ローン・保険・教育資金・年金など幅広い知識を備えています。

FPは「家計におけるホーム・ドクター」のような位置づけであり、ライフイベントに合わせたプランニングを行ってくれます。的確な提案を受けられるので、心強い存在となるでしょう。

ファイナンシャルプランナーに相談するメリット

住宅の購入はどんな人にとっても、少なからずライフプランに影響を与えるものです。購入時にどのくらいの資金が必要なのか、どのように住宅ローンを組めば無理なく返済していけるかなどを、事前に考えておく必要があります。

そのためには、マイホーム取得時の年齢や家族構成、世帯年収などさまざまな角度からチェックすることが大切ですが、自分では判断がつかなかったり見落としてしまったりすることもあるでしょう。

FPに相談をするメリットは、そうした家庭ごとの状況に合わせて、きめこまやかな提案を受けられる点です。

頭金や月々の返済額など購入時の資金計画をはじめ、住宅ローンの返済を考慮して、保険の見直しや節税対策、教育資金や老後資金のつくり方など、現在から将来にわたって具体的な提案を受けられます。

また、住宅ローンの適切な返済額が分かれば、どのようなマイホームを取得でき、どんな暮らしができるのかのイメージも湧きやすくなります。FPに相談することで、夢や目標をかなえるための足がかりを得ることができるでしょう。

ファイナンシャルプランナーに依頼する費用はどのくらい？

FPは大きく分けて「独立系FP」と「企業系FP」の2つのタイプがあり、料金体制も異なります。どのような違いがあるのかを見ていきましょう。

独立系FP

どの組織にも所属していないFPのことであり、各種セミナーやWebなどを通じて出会うことができます。中立的な立ち位置の存在であるため、客観的なアドバイスを受けられるのが特徴です。

個別の事情に合わせたプランニングを行ってもらえるので、細かな部分も相談しやすいというメリットがあります。ただし、独立系FPは相談業務そのものを仕事としているため、基本的に相談料がかかります。

料金の目安としては、1時間あたり5,000円～2万円程度であり、なかには月額制の料金プランで相談業務を行っているFPもいます。担当者によって得意分野は異なり、アフターサービスなども違ってくるので、自分に合ったFPを見つけられるかが重要です。

企業系FP

企業系FPの場合は、基本的に相談料は無料です。気軽に相談が行えるので、初めてFPに相談をする場合はハードルが低いでしょう。

住宅ローンの選び方や返済シミュレーションなど、マイホームに関する基本的な相談を行えます。金融機関に所属しているFPであれば、住宅ローンの審査手順や必要書類などを尋ねられますし、そのまま手続きを行うことも可能です。

しかし、企業系FPは組織に所属していることもあり、他の金融商品と比較しづらいというデメリットがあります。また、保険商品などをすすめられることもあるでしょう。

まずは無料で相談できる企業系FPに話をしてみて、他のFPのアドバイスを聞きたいときや、より細かな相談をしたいときは独立系FPに相談してみるなど、シーンに応じて使い分けていくといいでしょう。

よいファイナンシャルプランナーを見極めるポイント

FPといっても、その人の経歴や実績などによって得意とする分野は違ってきます。たとえば国家検定であるFP技能士、CFP・AFPといった認定資格を持っているFPであれば、より専門的なアドバイスを受けられるでしょう。

また、FPが提案してくれるプランを実行するためには他の専門家の協力が必要になることも多いため、どのようなネットワークを持っているのかも大事なポイントです。相談料などを含めて、気になる部分を明確に答えてくれるFPを探しましょう。

無料で参加できるセミナーや説明会に足を運び、様子や傾向をつかむのもいいでしょう。さまざまなFPと交流し、気になるFPと出会えたら、実際の相談を通じて相性や提案のスタンスなどを確認していきましょう。

住宅ローンの悩みをまずは気軽に相談してみよう

マイホームの購入を成功に導くには、住宅ローンや資金計画に関する悩みを事前に解消しておくことが大切です。しかし、相談するFPによっては「不必要な金融商品をすすめてくるのではないか？」と不安に感じることもあるでしょう。

気軽に住宅ローンやマイホームの購入について相談したいという場合は、LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」を活用してみましょう。専任のハウジングアドバイザーが、住まいに関するあらゆる相談に無料で対応しています。

住宅ローンの組み方や資金計画の立て方などについて専門的なアドバイスを受けられるので、マイホームの購入に向けた具体的な一歩を踏み出せるはずです。必要に応じて、FPを紹介することも可能です。

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まとめ

• 家計に関わる幅広い知識を備え、サポートをしてくれるのがファイナンシャルプランナー（FP）
• 家の購入はまとまった資金が必要になるため、住宅ローンや自己資金のことなどで相談できるFPがいると心強い
• 企業系FPの場合は、相談料を無料としている場合も多い
• 相性のよいFPを探すために、無料で参加できるセミナーなどに足を向けてみよう