進学や就職などのタイミングではじめることが多い一人暮らし。新生活にワクワクしたり、憧れを抱いたりすると思いますが、これまで負担せずに済んでいた出費が増えることも忘れてはいけません。

世間で一人暮らしをしている人は平均で毎月いくら使っているのでしょうか。

そこで今回は、家賃をはじめ食費や光熱費、交際費などの相場を調べてみました。男女による内訳の違いや節約するためのポイント、そして一人暮らしをスタートさせる人が抱きがちな疑問への回答もまとめています。

一人暮らしにぴったりな物件

 

まずは一人暮らしにはどんな内訳でお金がかかるのかチェックします。

 

基本的には、以下の7項目を避けて生活することはできません。そのため、いかにして一つ一つの項目で節約できるかがポイントになります。

家賃。賃貸物件の賃料

 

生活費の中でも特に大きな割合を占めるのが家賃です。

 

東京23区内の場合、住む地域や築年数などによって家賃は大きく変動しますが、一般的なワンルームタイプのマンションでも平均的な相場は6万円~7万円ほどになります。

 

家賃を節約するためには、何らかの形で妥協点を見つけるしかありません。

 

たとえば、築年数が大きく経過した物件や、最寄り駅から徒歩10分以上の物件、バスに乗り換える必要のある物件も家賃は下がりやすくなります

 

東京都内のような家賃相場が高い場所に通勤先・通学先がある場合は、近隣県に引越すという手もあります。

 

千葉県、埼玉県、神奈川県などはいずれも都心へのアクセスが便利ですが、都内で物件探しをする場合と同じ予算でも、より希望に合う条件の物件を見つけやすくなります

一人暮らしのお金「食費」

 

2019年に総務省が行った家計調査(※)によると、単身世帯が1ヶ月あたりに使う食費の平均額は4万331円でした。

 

その内の約1/4は外食による支出であり、この費用をいかにして削るかという点も節約を目指すうえでは大切なポイントになります。

 

目安として毎月の食費が4万円を上回ったら、食生活を見直すことをおすすめします。

 

外食と比較すれば、自炊する機会を増やしたほうが節約につながることは明らかですから、キッチンが少し広めの部屋に決めてもよいでしょう。

 

※出典:「2019年総務省家計調査

水道光熱費

 

水道料金、電気代、ガス代といった生活に必需なライフラインが水道光熱費です。

 

それぞれの内訳の平均は、電気代が約5,500円、ガス代が約3,000円、水道代は2,000円ほどで、合計は約1万円になります。水道代については、2ヶ月分を合算して請求されます。

 

特に節約を意識すべきなのは電気代です。こまめに電気を消すことも重要ですが、待機電力を削ることも大切なポイント。

 

テレビなどの家電は使っていない間も電力を消費するので、外出時にはコンセントを抜くなどの対策を行いましょう。

通信費(携帯電話、インターネット代など)

 

固定電話にかかる費用や、携帯電話の費用、そしてインターネットに接続するための費用が通信費です。

 

すべてをそろえた場合、安価なプランを選択しても1万円を上回ることが多いので、不要に感じる契約は結ばないようにしましょう。

 

最近では、インターネット回線完備のマンションも増えています。

 

こういった物件を選ぶと、プロバイダーに支払う料金をゼロにできますし、引越しの当日から手続きをせずにインターネットを利用できるので、非常に便利です。

交際費。BBQの様子

 

友達や恋人と遊びに出かけたり、職場の付き合いで出かけたりする際にかかるお金が交際費です。

 

人付き合いが多い方の場合は特にかかりやすいお金ですが、一人暮らしをする方が使う平均額は1万5,000円前後と家計調査の結果で判明しています。

 

交際費は、将来への投資として考えるにも有益なお金ともいえるでしょう。しかし、平均を大きく上回る費用を使っている場合は、遊び方を見直してみることがおすすめです。

趣味のイメージ(キャンプ)

 

趣味を楽しむためにもお金がかかります。

 

文化や芸術に触れる、スポーツをする・見る、家でゲームをするなどの趣味も、無料でできることには限界があります。また、趣味を通して知り合った仲間と過ごす時間にもお金がかかります。

 

趣味を楽しむために働くという方も多いですが、貯金をするためには我慢が必要なことも事実です。

 

かかるお金が少ない趣味を新しく見つけることや、予算の範囲で楽しむなど、工夫できる部分も多いポイントです。

 

上記以外でかかるお金が雑費です。たとえば洗剤やティッシュを買ったり、美容院に出かけたりする際の費用が雑費になります。

 

節約のカギを握っているのは消耗品なので、無駄な量を使わないように意識する癖をつけましょう。

 

賃貸物件を探す 家賃相場を調べる

 

一人暮らしにかかる費用は、男性と女性とで金額や内訳が違います。

 

ここでは、総務省が公表している2019年度の統計に基づき、34歳以下の男女間でどのような差が出るのかを日本全国の平均で紹介します。また、学生が使っている金額の平均も解説します。

内訳

費用(女性との差額)

家賃

32,474円(-2,399円)

食費

47,553円(+8,498円)

水道光熱費

7,109円(-388円)

通信費(交通費を含む)

27,422円(+545円)

交際費

9,230円(-4,869円)

趣味

20,960円(+2,119円)

雑費

8,745円(-7,550円)

女性との差額として目立つのは食費の多さです。男性の場合、自炊することが女性と比較して少なくなりがちで、外食が増えることによって食費が上がるという図式が成り立ちます。

 

趣味に関しても、女性よりも少し多めに使っている様子です。反対に、雑費に関しては女性と比較して大幅に安く済んでいます。

 

交際費も少なく、女性と比較すると人付き合いにかけるお金で節約ができています。その他の水道光熱費や通信費では、大きな差は見られません。

内訳

費用(男性との差額)

家賃

34,873円(+2,399円)

食費

39,055円(-8,498円)

水道光熱費

7,497円(+388円)

通信費(交通費を含む)

26,877円(-545円)

交際費

14,099円(+4,869円)

趣味

18,841円(-2,119円)

雑費

16,295円(+7,550円)

女性の場合、男性と比較して雑費にかける費用が多くなっています。

 

美容室で身だしなみを整えたり、男性が必要としない化粧品などの消耗品を購入したりする必要があることが主な理由です。

 

交際費も男性と比べて多く、身の回りの人と過ごす時間にお金をかけている様子です。

 

家賃に関しては、特に東京などの都市部では、オートロックつきなどセキュリティーの整った住宅を選ぶことが差額につながっています。

 

自炊が多い女性の場合、男性と比べて食費を抑えられています。趣味にかける費用を少し削り、雑費などに回している印象です。

 

総務省では学生に限定した統計を発表していません。

 

そのため、公的なデータから生活費の平均値を割り出すことはできませんが、一般論とすれば、社会人と比較して費用相場に大きな差が出るのは食費と交際費です。

 

学生が毎月使っている食費の目安は2万3,000円前後(※)が相場であり、社会人と比べて少なめです。

 

その他、交際費や趣味にかけるお金をなるべく削って余力をつくる方も多く、収入の少なさをカバーしています。

 

※出典:「2016年度学生生活調査結果(日本学生支援機構 2018年公開)

 

敷金礼金0(ゼロ・なし)物件

一人暮らしのお金Q&A

一人暮らしを本格的に検討すると、さまざまな疑問がわき上がってきます。よくある質問への回答をご用意したので、チェックしてみましょう。

 

一般的に家賃の目安は、手取りの3分の1程度といわれています。

 

ライフスタイルにもよるため一概にはいえませんが、下回る場合には一人暮らしが厳しい可能性があります。

 

一人暮らしができるかどうかは、毎月必ず発生する固定費や変動費から逆算してみるのが有効です。

 

そのうえで、それぞれの予算に合った物件を見つけていきましょう。まずは、月々にかかる費用の内訳をシミュレーションしてみましょう。

 

適当にやりくりしていると使い切ってしまうことがあります。貯金に回したい金額を決めて、そこから逆算して使い道を決めるほうが安心です。

 

突然の病気や冠婚葬祭などでお金が必要になってしまうこともあります。急な出費に備えて、予備の費用を確保しておきましょう。

 

また、毎月かかってしまう固定費を抑えることも重要です。

 

食費、水道光熱費、通信費など、日頃の工夫はもちろん、格安SIMの利用や電気・ガスをまとめるなど、より安く抑える方法がないか検討してみましょう。

 

まずは、この記事で紹介した内訳を参考にしてみてください。個人差は生まれてしまいますが、大体の目安を知ることができるはずです。

 

毎月かかる生活費の平均値と収入を見比べて、どれくらいの家賃を支払えるのか考えてみるのもよいでしょう。

 

平均的な支出総額に収入が追いつかない場合でも、物件選びや各項目での節約方法を知れば、一人暮らしをはじめることはできます。

 

まずはどの支出を削減できるのかシミュレーションを行い、支払える家賃を算出してみてください。

 

一人暮らしにかかる生活費を大きく分けると、家賃や食費、交際費など全部で7項目になります。収入が少なかったとしても、節約できるポイントを押さえてやりくりできるか考えてみましょう。

 

家賃・賃料6万円以下の快適物件 一人暮らしにぴったりな物件

更新日: / 公開日:2020.06.18