家の購入にあたって、多くの人が利用する住宅ローン。金融機関の窓口に行ったものの「担当者の説明が難しい……」という経験をされた方もいるのではないでしょうか。ここでは、特に住宅ローンを利用する際に重要になる「金利」についてご説明します。

まずは、「金利」や「担保」などの住宅ローンに関わる用語をしっかり理解しましょう。その上で金利にはどのような種類があって、どのように計算するのかなどを知って、住宅ローン選びに役立ててください。

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住宅ローンを利用することで私たちはお金を借りることができますが、借りたお金をそのまま返しただけでは貸す側である金融機関に利益がありません。

 

そこで、お金を返す時に、対価として借りた額よりも少し多めの額を返します。この少し多めの部分を「利息(利子)」と言います。

 

この利息は、借りた額に比例します。借りた金額を「元金」と呼び、元金に対する利息の割合のことを「金利」と呼びますが、利息は次のように計算できます。

利息 = 元金 × 金利(%)

つまり、金利が低いほど、少ない利息でお金を借りられるというわけですね。

 

特に、1年間で支払わなければならない金利のことを「年利」と呼びます。住宅ローンにおいて、注意書きがない限り金利とは年利のことを指します。

 

なお、住宅ローンではこの金利が低めに設定されており、他のローンよりも安く借りられる傾向があります。ただし、あくまでも自分で住む住居を取得するためのもので、投資などには使えません。

 

お金を貸す側である金融機関は、金利によって収入を得ています。

 

しかし、お金を返してもらえないと金利分をもらえないどころか、貸したお金までなくなってしまうため大変な損失です。そこで、「担保」と呼ばれる制度があります。

 

「担保」は債務者(住宅ローンを利用している人)がお金を返せなくなった場合のリスクを軽減するための制度のことです。貸した本人がお金を返せなくなってしまった場合に、別の手段で返済を賄います。

 

担保には、次のように人的担保と物的担保の2種類があります。

◆人的担保

 

債務者がお金を返せなくなったら、別の人が代わりに支払うものです。次のようなものがあります。

 

・保証人:債務者に支払い能力がない場合に限り、代わって支払います。
・連帯保証人:債務者の支払い能力に関係なく、請求があったら必ず支払います。
・連帯債務者:債務者と一緒になって返済していきます。

◆物的担保

債務者がお金を返せなくなったら、物をローンの返済に充てるものです。

 

住宅ローンでは、基本的に購入した住宅を担保にします。返済できなくなったら競売にかけて、その代金をローンの返済に充てることになります。

 

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住宅ローンは金利の設定方法によって次の種類に分けられます。

 

住宅ローンを契約するには、自分にどの金利タイプが適しているのか判断する必要があります。

◆変動金利型

 

返済途中で金利が変動するタイプです。半年ごとに経済状況を見て金利が見直され、毎月の返済額は5年ごとに見直されます。

 

金利が低い状況が続けば、他のタイプよりも少ない利息でお金を借りることができます。一方で、金利が高くなる可能性もあり、資金には金利上昇に対応できるだけの余裕を持たせておかなければなりません。

 

なお、極端に金利が上昇して返済できなくならないように、多くの場合は、上昇しても前の返済額の1.25倍までと決められています。

◆全期間固定金利型

 

契約してから完済するまで金利が変わらないタイプです。金利が変わらないということは返済計画が立てやすいということでもあり、安心感があります。

 

ただし、一般的に金利が高めの傾向にあり、当面の返済額が高くなりやすいというデメリットがあります。

◆固定金利特約型

 

10年、20年など一定期間だけ金利を固定させるもので、固定金利期間選択型とも呼びます。

 

定められた期間を過ぎたら、改めて変動金利型・固定金利型を選びます。低いそのときの金利を選ぶことができる、返済計画をある程度立てやすいなど、上でご紹介した2つの中間に位置する特徴があります。

 

ただし、変動金利型のような「金利が上昇しても1.25倍まで」という制限がなく、一定期間後の経済状況によっては金利が急上昇し、返済額が増える恐れがあることに気を付ける必要があります。

 

最後に、金利と返済額の具体的な例を見てみましょう。

  • 借入額:3,000万円

  • 金利(年利):2%

  • 金利の種類:全期間固定金利型

  • 返済期間:35年

  • 元利均等払い

    (頭金・ボーナス月の支払いは考えないものとする)

このような条件で計算した場合、毎月の支払額と返済総額は次のようになります。

 

毎月の支払額:9万9,379円

返済総額:4,173万9,109円

 

その他、金融機関によって手数料・保証料などがかかります。金利の計算は複雑です。簡単に計算できるシミュレーターもウェブ上で公開されているので、ご活用ください。

 

> シミュレータ―を使う

 

住宅ローンの契約を結ぶ上で、金利の知識は必須です。それぞれの言葉の意味、金利の種類、具体的な計算方法をしっかり理解して、より深い視点で住宅ローンを判断できるようにしたいですね。

 

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更新日: / 公開日:2019.07.05