とっても重要!何にもわからないノープランくんでもわかる かんたんお金の話 | STEP4 住宅ローンについて勉強する
いざ家を買おうと決めたものの、何から始めればいいのかさえ分からないお気楽サラリーマンのノープランくん。
夢のマイホームの実現へとっても重要なお金に関する初心者の疑問・質問に、ファイナンシャルプランナーの吹田先生が丁寧に答えてくれました。無料で住まいの窓口に相談する
吹田 朝子さん
STコンサルティング有限会社代表取締役。国内保険会社で企画・調査、予算管理部門を経て、1994年に独立。著書に、「『マイホーム』賢い人はこうして買う!」(PHP研究所)など。
住宅ローンについて勉強する
家を購入する人の約9割が利用するとされる住宅ローン。その借入先には最も利用者が多い銀行や信金のほか、審査基準は厳しめだが金利の安いネット銀行、金融機関によって金利に幅はあるが自営業などでも利用できるフラット35などがあります。
金利には3タイプあり、それぞれ異なる特徴を持つため、自身が一番納得できるタイプを選びましょう。

- では、お金を借りに銀行へ行ってきます!

- ちょっと待ってください。
住宅ローンを申し込むにしても、借りる相手も自分に合ったところを選びましょう

- うちの口座は●●銀行だけですが…

- 普段から取引があるところだけじゃなく、今回の住宅ローンの希望に合わせて選んでください!

- 了解しました!
では、行ってきます!

- ちょっと、ちょっと。
住宅ローンの金利タイプも複数あるので、ちゃんと勉強を! 金利によって返済額も変わってくるので、よく考えて選びましょう

- 正直、やれる自信はないですが…、やれるだけやってみます!
[住宅ローンの主な借入先]
1銀行・信金など
利用できる審査基準は各金融機関によって異なりますが、店舗数が多く身近で、さまざまな条件のローンから選択可能です。住宅ローン相談会なども随時行われるほか、窓口で個別の相談などが受けられるのも魅力。金利はローンにより多様ですが、団体信用生命保険(団信)への加入、事務手数料・保証料が必要となります。
2ネット銀行
主に店舗を持たず運営費や人件費などを抑えられるため、ほかと比べて金利が低い場合が多いです。また、手続きをネット上や郵送で行うため、店舗に行く時間が取れない人には便利で、保証料や一部繰り上げ手数料もかからないところがほとんどです。一方、審査基準は一般的にほかよりも厳しい傾向があります。
3フラット35
住宅金融支援機構と民間金融機関が連携した最長35年の全期間固定金利の住宅ローンです。年間総返済額が年収400万円未満は30%以下、400万円以上は35%以下の人が、一定基準に適合する住宅の購入・建築を行う際に利用できます。省エネ性などに優れた性能を持つ住宅は、より有利なフラット35Sも利用できます。
4財形住宅融資
勤務先で財形貯蓄を1年以上継続し、かつ貯蓄残高が50万円以上の人が利用できる5年固定型の公的融資です。金利も低めですが、借入上限は財形貯蓄残高の10倍までとなります。フラット35などと併せて利用することも可能なので、財形貯蓄を行っている人は勤務先に確認をしましょう。

吹田さんのワンポイント!
過去の年収が安定している会社員は銀行などどの借入先でも借りやすいですが、転職して2年未満の人や自営業を営む人は、フラット35を候補に入れておきましょう。手数料などを抑えて、手続きもネットや郵送で効率よくやりたいなら、ネット銀行からチェックを。
[金利は3タイプ]
固定金利
ローン開始から終了まで、適用金利が一定です。変動金利型より比較的金利は高めですが、最後まで返済額が同じなので家計管理がしやすいのが特徴です

変動金利
6カ月ごとに上下する適用金利の見直しが発生します。固定型と比べると金利は低めですが、金利の上昇によって返済額が上がるリスクもあります

固定金利期間選択型
契約時に期間を選択し、その期間は金利が固定です。固定期間が終了した後は再度固定にするか、変動にするかを選ぶことができます


[金利で変わる返済額]
| 金利 | 毎月の返済額 | 年間の返済額 | 総返済核 |
|---|---|---|---|
| 0.5% | 7万7,875円 | 93万4,500円 | 約3,270万円 |
| 1.0% | 8万4,685円 | 101万6,220円 | ↑ 約286万円の差約3,556万円 |
| 1.5% | 9万1,855円 | 110万2,260円 | ↑ 約301万円の差約3,857万円 |
※3,000万円を35年ローンで借り入れ、元利均等返済で固定、ボーナス返済なしの場合
吹田さんのワンポイント!
ローンの金利3タイプを選ぶ際、値動きするものに抵抗があり返済額が変わらないのが好きな人は固定金利、時代の低金利の恩恵を最大限生かして途中見直しできる人は変動金利、子どもの自立までの一定期間など安定返済したい人は固定金利選択型が良いでしょう。
取材・文=越智龍二 / イラスト=オオノマサフミ
編集= LIFULL HOME'S 編集部
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更新日: / 公開日:2018.10.02















