転勤で購入したマンションを売りたいが、いざ売ろうとしたら、住宅ローンと逆ザヤになってしまい売るに売れない。そんなケースは多くあります。物件の資産価値を考えておくことで、こうしたケースに備えましょう。
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「一所懸命」で、ひとつの場所にこだわる日本人
日本人は歴史的に農耕民族であり、土地に縛られた考え方をしがちです。鎌倉時代には武士の間でも「一所懸命」という言葉が存在し、幕府により与えられた所領をひたすらに開墾や改善して、その地に根を張り、御恩と奉公をしていくという考え方が定着しました。
こうした背景から「いつか売る時のことを考えて買う」という習慣があまりありません。「いつかは離婚したときのことを考えて結婚する」とか「退職するときのことを考えて就職する」とか「契約破棄するときのことも盛り込んで契約締結する」といったことが、なかなか馴染まない文化なのです。

資産価値
いつかは「売る」という前提で考える「資産価値」
しかし本来、私たちは結婚・出産・進学・離婚・独立などさまざまなライフサイクルの変化に伴って、ベストな住まいも変わってはきます。「住めば都」と自分の方を住まいに合わせて考えてしまいがちですが、洋服を着替えるように、自分のライフスタイルに合った住まいを選ぶべきでしょう。そんなとき「買い替えようと思ったら、住宅ローンの残債があることがわかった」ということもあるものです。
そこで物件を買う時には、その物件を売る時や他人に貸す時にはいくらになるのか、という観点でも一度検討してみましょう。
注文住宅を探す 家賃相場を調べる物件サイトで新築コーナーだけでなく、中古や賃貸も見てみましょう
あなたが今、新築のタワーマンションを買おうと思ったとします。高いか安いかは、素人にはよくわからない。資産価値といってもプロでないと、とても計算が出来ないものです。そこで視点を変えて、中古のコーナーや賃貸のコーナーを見てみましょう。
例えば新築で6,000万円していたAという物件。同じような物件が中古のコーナーで、築10年4,000万円で売りに出ていた。また賃貸のコーナーでは、似たような物件が家賃13万円で広告されていた。とするならば、この物件はざっと「13万×12カ月×10年」+「4,000万円」と計算ができます。とても乱暴な計算ですが「自分で住まずに10年貸してから売ったら5,560万円の価値」ということも言えます。
別のBという物件は6,000万円ですが間取りも特殊で駅も不便で、賃貸では10万円、中古では3,000万円だった。すると同じ計算で4,200万円の価値です。AとBの差は、実に5,560-4,200=1,340万円もの差があります。
本来、中古賃貸物件を不動産オーナーとして買う場合は、このような計算を銀行金利も含めて利回り計算を行いますが、ざっとこんな計算をするとイメージがしやすいのではないでしょうか? こうして計算すると新築は割高です。買った瞬間に中古になるからです。そこは「新築に住める」という価値として理解しましょう。
一戸建ての場合は、売買時には土地相場が大きく影響しますが、さすがに土地が上がるか下がるかは専門家でも難しい判断です。例えば人気エリアかどうか、駅からの距離などは、物件の資産価値を左右するひとつのポイントです。将来、売ったり貸したりしても、その価値が下がらない立地や間取りの家を選んでおくことも、大切な物件の選び方と言えるでしょう。
注文住宅を探す 家賃相場を調べる更新日: / 公開日:2013.06.11








