快適なマンションライフを実現させるためには、間取りの効率的な活用が重要なポイントとなります。

特に、子育て中のファミリー世帯にとっては、子どもの成長にともない、より広いスペースの確保が必要となる場合も多いでしょう。そんな子育て世帯にとって、二段ベッドは間取りを平面だけでなく立体的にも利用できる便利なアイテムだといえます。

今回は二段ベッドのメリット・デメリット、購入の際のチェックポイントについて見ていきましょう。
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二段ベッド

 

マンションの間取りや居住する人数によっては、子どもの成長にともなって、手狭に感じてしまうこともあります。ここでは、二段ベッドを導入したときの具体的なイメージについて見ていきましょう。

 

国土交通省の「住生活基本計画」では、生活に必要なスペースを具体的な数字で示しています。

 

そのうち、生活に最低限必要な面積を「最低居住面積水準」、ゆったりと過ごせる面積を「誘導居住面積水準」と定義し、世帯人数ごとに具体的な広さの目安が決められているのです。

 

また、それぞれの水準は、生活のシーンごとに細かな内訳の目安も決められています。具体例として3人世帯の生活スペースの内訳を見てみると、以下の表のようになります。

 

 

最低居住面積水準(m2)

誘導居住面積水準(都市型)(m2)

就寝・学習等

15.0

24.3

食事・団らん

3.1

12.2

調理

3.2

3.8

バス・トイレ

4.1

4.5

洗濯

0.9

1.1

出入り等

1.5

3.5

収納

3.6

5.1

※国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」参照

 

内訳のとおり、さまざまな生活シーンのなかで、もっとも広いスペースを必要とするのは就寝や学習などを行う場所であることが分かります。つまり、就寝スペースを上手に生み出せるかが、間取りの効率的な活用において、重要なポイントとなるのです。

 

二段ベッドを購入すれば、生活スペースとして使える部分は多くなります。子どもの成長や荷物量、家具・家電の配置などによっては、二段ベッドの導入が大きな効果を発揮する可能性が高いのです。

二段ベッド

 

二段ベッドにはメリットとデメリットの両面があるため、購入する前には特徴を正しく理解しておくことが大切です。

 

二段ベッドは限られた空間でも設置しやすく、省スペース化につながる点が大きなメリットです。また、ベッドを2台購入するよりも費用が抑えられるため、家計にも優しいといえます。

 

さらに、子どもの成長に合わせて、シングルベッドとして分割して使えるタイプのものも増えているため、将来的に部屋を分ける予定がある場合にも有効です。

 

活用方法として、部屋の真ん中に二段ベッドを置き、左右のスペースに独立性を持たせるといったものもあります。ベッドを中心にして、両サイドに勉強机を設置すれば、子ども2人でひとつの部屋を使う場合でも快適さが保たれるのです。

 

二段ベッドの上の段はそれなりに高さがあるため、安全面の問題から、厚めのマットレスは利用しにくいといえます。一方で、薄型のマットレスだと寝心地があまり良くない場合もあり、就寝時に気になってしまうことも少なくありません。

 

転落の危険性を考え、十分な高さの柵を設けるようにしましょう。寝返りを打っても安心なものでなければ、子どもに使わせることはできません。

 

また、二段ベッドは天井の高さが足りないと設置できない面もあります。平面のスペースばかりが気になってしまいがちなものですが、設置する部屋の天井高にもある程度のゆとりが必要です。

 

さらに、大型の家具になるため、処分に手間がかかることもあります。使わなくなったときのことも考えて、処分の方法や費用にも目を向けておきましょう。

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ロフトベッド

 

間取りの省スペース化を考えるうえでは、ロフトベッドも有効な選択肢のひとつとなります。ここでは、ロフトベッドの特徴について見ていきましょう。

 

ロフトベッドとは、ベッドが高い位置に設けられ、その下の空間が勉強机や収納スペースなどになっているものを指します。ロフトベッドのなかには、初めから本棚やデスクと一体化したものもあり、機能性の高さが魅力です。

 

また、ロフトベッドは省スペース化のほかに、生活スペースと就寝スペースを明確に分けられるといったメリットもあります。子どもそれぞれに独立した部屋があるなど、1人で使うことを前提とした場合は、ロフトベッドを選ぶのもひとつの方法です。

二段ベッド

 

二段ベッドは決して安い買い物ではありません。選ぶ前にはきちんと下調べをして、部屋に合ったサイズや機能のものを決めておくことが大切です。

 

ここでは、二段ベッドを選ぶときのチェックポイントを紹介します。

 

二段ベッドを子どもに使わせるなら、何よりも安全性が気になるポイントだといえます。転落を防止するため、丈夫な柵付きのものを選ぶようにしましょう。

 

また、上り下りをする手段にも目を向けることが大切です。まっすぐなはしごタイプのものは、省スペース化にはつながるものの、上り下りがしやすい階段タイプのほうが安心感は高いといえます。

 

二段ベッドはサイズが大きく、一度組み立てると後から動かすのは難しいといえます。無理に動かそうとすると、フローリングが傷ついてしまう恐れもあるため、あらかじめ組み立てた後のイメージを持っておきましょう。

 

また、意外と見落としてしまいがちなのがエアコンとの位置関係です。設置場所によっては、上の段にエアコンの風が直撃してしまうこともあるため、事前に確認しておくことが大切です。

 

ベッドを買い替えるのは、処分や費用面での負担が大きいため、長く使用できるデザインのものを選ぶことも大切です。また、分割が可能かどうか、頭を向ける側にあるヘッドボードが機能的かといった点も目を向けるべきポイントとなります。

 

ただ、ヘッドボードの機能性にこだわりすぎると、サイズが大きくなってしまうこともあります。高い位置に大きなものがあると、どうしても圧迫感が生まれてしまうため、部屋全体とのバランスを考慮しておきましょう。

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二段ベッド

 

二段ベッドには子ども向けだけでなく、親子での使用を想定したものもあります。ここでは、大人が二段ベッドを使用するケースについて見ていきましょう。

 

親子向け二段ベッドの多くは、上下の段で異なるサイズが採用されています。下の段は親が使用することを想定してセミダブルサイズに、上の段は子ども用のシングルサイズになっており、親子でも使いやすい工夫がなされているのです。

 

また、二段ベッドには、就寝時だけ下の段を引き出すスライドタイプのものもあります。スライドタイプの場合、普段はベッドひとつの分のスペースに収納できるうえ、上の段もそれほど高くならないので安心感があります。

 

二段ベッドにはさまざまな種類があるので、ライフスタイルに合わせて、適したものを選んでいくことが大切です。

 

  • 生活に必要なスペースのなかで、就寝スペースはもっとも大きな割合を占める
  • 二段ベッドは省スペース化ができる点が大きなメリット
  • 安全性への配慮が必要な点や、ある程度の部屋の天井高が必要
  • ロフトベッドや親子ベッド、スライドタイプのものなどがあり、ライフスタイルに合わせた選択が重要
  • 二段ベッドを選ぶときには安全性と設置場所、機能性の3点から考える
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