カーテンは部屋の印象を左右する重要なインテリアです。
色はもちろんのこと、カーテンの形状やレールなどにもさまざまな種類があり、新築物件を購入した方の中には「とことんこだわりたい!」という方も多いでしょう。

一方で、インテリアはこだわるほど費用が高くなるものです。おしゃれと低コストを両立させたい方のために、カーテンの種類や買い方、安くするコツなどを見ていきましょう。
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カーテンには、プライバシーを守るなどの効果があります。カーテンには特徴があり、得られる効果もさまざまです。ここでは3つの効果を紹介します。

◆遮光効果

カーテンで光を遮ることで、部屋の明るさを調整できます。夜勤などで昼間に睡眠を取る、寝室に外灯の光が入ってくるなどの場合は、遮光性の高いカーテンを選ぶとよいでしょう。

◆断熱効果

窓ガラスには熱をよく通す性質があります。夏は直射日光の他にも外の熱が部屋の中に入り込んで暑くなりますし、冬は反対に暖房の熱が逃げて寒くなってしまいます。断熱効果の高いカーテンで窓ガラスを覆うことで、このような熱の出入りを防いで一定の室温を保ちやすくなります。

◆防音効果

カーテンには音漏れを和らげる役割もあります。防音効果が特に高いカーテンも販売されています。ホームシアターを設置したい方や、楽器の練習などで音漏れが気になる方は、検討してみるといいでしょう。

・新築物件の施工会社に相談する(ハウスメーカー、工務店、デベロッパーなど)
・インテリアショップやカーテン専門店で購入する
・インターネットで購入する

 

カーテンにはこのようにさまざまな購入方法があります。買い方によって費用が大幅に安くなることはあまりありません。どこで買うかよりも、どのような種類のカーテンを選ぶかが値段に大きく影響します。

 

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◆レースカーテン

薄手のレースでできたカーテンのことです。
透明感のあるカーテンで、ほどよく光を取り入れてくれます。昼間はレースカーテンだけを使うことも多いでしょう。ただし、家の中が外から見えやすいため、単体で使うことは基本的にありません。

 

◆ドレープカーテン

厚手の生地でできたカーテンで、遮光性・断熱性・防音性に優れています。
一般的には、レースカーテンとドレープカーテンを組み合わせる「ダブルカーテン」が広く利用されています。

 

◆ブラインド

オフィスなどでよく見る、細長いスラット(羽根)を組み合わせたものです。
スラットの角度を変えることで光量を簡単に調整できる一方で、断熱性・防音性が低く、サッシが低品質だと熱や音が漏れやすいというデメリットがあります。

オフィスでよく見るのは白い樹脂素材でできたスラットが横並びになっているものですが、その他にも木材でできたもの、縦並びになっているものなどがあり、その中には高級感があるタイプもあります。

 

◆ロールスクリーン

巻き上げ式のカーテンのことで、窓の上にくるくると巻き上げて開けます。
普通のカーテンよりもコンパクトで、すっきりして見える点がメリットです。窓はもちろんのこと、間仕切りや収納の目隠しとしても利用されています。

 

◆シェード

一般的なカーテンのように横方向にスライドさせて開けるのではなく、縦方向に畳んで開けるものです。
ロールスクリーンと同じくすっきりして見えるというメリットがありますが、開け閉めに手間がかかるというデメリットも。そのため、頻繁に開け閉めしない窓で使うことが一般的です。

◆機能性レールと装飾レール

多くの家庭で見られる一般的なカーテンレールのことを「機能性レール」と呼びます。シンプルで価格が安く、色のバリエーションが豊富です。

一方で、「装飾レール」はデザイン性の高いカーテンレールのことです。部屋の雰囲気に合ったものを選ぶことができますが、価格が高くなりやすいというデメリットもあります。

 

◆シングルレールとダブルレール

カーテンを取り付けるレールの数が1つのものを「シングルレール」、2つのものを「ダブルレール」と呼びます。

例えば、一般的なダブルカーテンは、レースカーテンとドレープカーテンの2つを取り付けるため、ダブルレールが必要になります。

 

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カーテンレールの取り付けには次のような費用がかかります。

  • 出張費用
  • カーテンレール代
  • カーテンレール取り付け費用

特に、カーテンレール本体と取り付けの費用は設置する数の分だけかかります。新築の家だとかなりの数になるため、予算をオーバーしないように気を付けたいところです。

◆余裕を持った計測とレールの選択を

窓の形状やサイズ、位置によって、カーテンレールがエアコンや壁などに干渉して使えないことがあります。

自分で商品を選ぶ時は慎重に確認しましょう。正しく採寸して、左右に5cm~10cmずつの余裕を持たせます。

特に、装飾レールの場合は装飾が干渉することが多いため、10cm~20cmぐらいの余裕を持たせてください。

 

◆カーテンレールは自分で取り付けが可能?

カーテンレールの取り付けは自分でもできますが、意外と失敗しやすい作業です。

上でご説明した計測方法もそうですが、取り付け作業でも、レールを固定するビスを打ち込む下地がない場所にカーテンレールを取り付けると自重で落下してしまう恐れがあります。

失敗すると新築物件を傷つけてしまうことになるため、自信がある方を除いて自分で取り付けるのはおすすめできません。

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カーテンにはさまざまな種類があり、「どこで買うか」よりも「どの種類を買うか」で値段が大きく変わります。また安くしようと思って自分で取り付けると失敗してしまうこともあります。安心して取り付けるためには、施工会社やインテリアショップなどの専門家に相談するとよいでしょう。

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更新日: / 公開日:2019.07.08