ヴィジュアル系やサブカルチャー関係を中心にライターとして活動する藤谷千明さんが、38歳にして同性の友人3人との同居をスタートするまでの過程を描きます。

東京都心の1Kで一人暮らしをしていたものの、仕事や趣味の物で部屋はいっぱい。そんな生活に限界を感じ、同じような趣味嗜好の友人たちに声をかけ、ルームシェアを目指しました。

「広い部屋で友達同士、ゆるゆる楽しく暮らしたい!」。みんなで協力して、理想に近い物件を見つけたものの、「審査」という壁を乗り越えることはできるのでしょうか?

藤谷:この記事を書いているフリーランスのライター。趣味と仕事の物が多いため、1K暮らしに限界を感じて、広い家でオタク同士のルームシェアを目指す。全員元々趣味を通じた知り合いである。

 

丸山さん(仮名):アナログゲームオタク。フリーランスの服飾作家をしているため、物が多いのでルームシェアに参加。

 

角田さん(仮名):都内の企業で働く会社員。観劇オタク。最近は趣味で和装を始めたため、着物でクローゼットが大変なことになっており、ルームシェアに参加。

 

星野さん(仮名):都内の企業で働く会社員。ソシャゲや二次元のオタク。通勤に2時間かかる実家住まいに不便を感じており、ルームシェアに参加。

 

前回、理想に近いナイス物件を発見し無事確保。しかしまだ某ゲームで言うところの「モンスターボールを投げた」状態に過ぎません。完全に捕獲(※借りるだけです)するには、「審査」を通さないと物件ゲット(※だから借りるだけです)に至らないわけです。

 

じゃあ誰が審査にチャレンジするか? まあ言い出しっぺの私かなと。過去にフリーターだったときも、現在のフリーランス状態でも、一度も審査に落ちたことはなかったし、どう考えてもこの4人のうち、信用度的な意味で「最弱」の私が落ちても、残機は3つもあるしな〜と、ヌルく構えていました。

 

近年は保証会社を通しての審査が多い印象があります。ご多分に漏れず今回も保証会社による審査となりました。保証会社にもいろいろあるらしく、連帯保証人は必要なかったり、契約者以外のルームシェアメンバーが保証人になれるケースもあるようです。ちなみに、保証人を法人が代行する会社もあるとのこと。

 

 

今回の会社では「ルームシェアメンバー以外の保証人」が必要でした。まあ、まずは親一択ですわな。

 

ちなみに両親には一応「友達とルームシェアする」とは伝えていたのですが(なお、「好きにすれば(笑)」くらいの反応でした)、連絡したら保証人にもなってくれるとのことで、意気揚々と審査にチャレンジいたしました。そして結論から申し上げますと……、落ちました! ふふふ、私が四天王の中で最弱……!

 

どうやら、「連帯保証人が社会保険加入者でないとNG」だったらしく、ああ〜〜! ウチの父親、数年前に定年退職して自営業にクラスチェンジしておりました! 

 

そうか……これまでの賃貸借契約は、父親が会社員だったから審査に通ってたのかしら。それにこれまでの家賃は数万円レベルですが、今回は20万円超えてますし。まあ落ちるのも仕方ないのかな。

 

そこで、次の選択肢としては、他のルームシェアメンバーが契約者になるor私が別の保証人をたてるの二択になります。

 

前者は、私が言い出しっぺだしな〜、誰かに責任背負わせるのも気が引けるな〜。ということで後者の道へ。私には妹がいるので、ダメ元で彼女に頭を下げたところ「いいよ〜」と即答でした。お姉ちゃん、うっかり家賃滞納しないようにがんばりますね。

 

そして無事、妹を保証人にしたところ審査通過〜。やった〜! 物件ゲットだぜ(※だから借りるだけだってば)。しかし、このゲーム、ひとりっ子に不利なシステムなのでは……? 何か良い解決策があればいいのですが。もちろん保証人は親以外でもなれますが、現実問題なかなか難しいですし。

 

ところで話が少し戻るのですが、「ルームシェアの家賃補助って出るの?」問題もありました。私はフリーランスなので家賃補助も何もありませんが、星野さんの会社は家賃補助があるとのこと。やったね福利厚生。

 

しかしながら総務から「ルームシェア? 本人か配偶者名義の家賃が明記された賃貸借契約書がないと無理。前例ないし」と言われたそうです。オーウ、ジャパニーズトラディショナルカンパニー……。

 

4人全員の連名契約にすることも可能だったのですが、そうしたとしても、金額は明記できなかったんです。なぜかというと、1人あたりが払う金額を書面で決めてしまうと、仮に誰か1人が抜けたら、残りの面々はこの契約で決めた金額だけ払えば済む状態になってしまいます。それは家主にとって不利な話になるんですよね。

 

さて、どうしたものか。星野さんの会社の家賃補助規定を確認したところ、「賃貸借契約書もしくはそれに準じるもの」とありました。ふ〜ん、「準ずるもの」があればいいんでしょ! と、家主、我々と不動産会社で、支払い配分の承諾書を作成することに。

 

これは法的な効果はないのですが、相手は法律ではなくて企業なので、このカードで家賃補助チャレンジしてみました。総務はかなり渋っていたそうなのですが、次の月の給与明細には、しっかり家賃補助が入っていたそうです。やった〜! 言ってみるもんだね!

 

そうそう、「言ってみるもんだね」といえば、この物件は一軒家のセオリーどおり、2年間の定期借家契約(※再契約は可能)だったものの、「長く住みたいので、契約期間をもう少し長くしてもらえませんか?」とダメ元でお願いしたところ、3年間の契約に変更してもらうこともできました。「言ってみるもんだね!」を積み重ねて快適に生きていこうな!

 

紆余曲折を経て、なんとか物件契約まで終わったところで、次回は引越しや家具購入や間取りの決め方について書きたいと思います。

 

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