北側道路でも南側に開放的なリビングや庭をつくれる
北側道路の土地は道路側に玄関や水回りを集約できるため、日当たりの良い南側全面に開放的なLDKやプライベート感のある庭を配置できます。道路からの視線も気になりにくく、カーテンを開けてゆったり過ごせる快適な間取りを実現可能です。
詳しくは、「1. 北側道路でも明るく快適!間取りを工夫すべきメリット」をご覧ください。
吹き抜けや2階LDKで日当たり抜群の間取りになる
採光を高める間取りアイデアとして、上部から光を取り込む吹き抜けや高窓、隣家の影になりにくい2階LDKなどが有効です。敷地の広さや周りの環境に応じて工夫を取り入れることで、北側道路であっても家中を一日中明るい空間に保てます。
詳しくは、「2. 日当たりとプライバシーを両立!北側道路でおすすめの間取りアイデア5選」をご覧ください。
南側隣家と約5〜6m離すと冬でも日射を確保できる
太陽の高度が低い冬場に1階へ光を入れるには、南側の隣家と約5〜6m以上の距離を確保することが判断基準となります。高気密・高断熱仕様や水はけの良い外構計画を合わせることで、寒さや湿気といったデメリットも解消できます。
詳しくは、「南側隣家との離隔距離(何メートル離せるか)を確認する」をご覧ください。

「北側道路は日当たりが悪い」とあきらめていませんか?
実は間取りの工夫次第で、南側道路以上にプライバシーが高く明るい家が建ちます。
吹き抜けや2階LDK、南庭の配置などおすすめ間取りアイデア5選から、冬の寒さ・湿気対策まで徹底解説します。
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家を建てるための土地や、建売住宅を購入する際、「北側が道路に面する住宅は日当たりが悪い」というイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

 

しかし、北側道路の物件すべてが、日当たりが悪いわけではありません。むしろ実は、北側道路は良い間取りをつくりやすく、おすすめの土地と言えます。

 

なぜ北側道路がおすすめなのか、その理由を解説していきます。

土地の値段がお得な可能性も

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北側道路の土地と聞くと、「暗い」「住みにくい」という誤解をされがちですが、間取りを工夫することで南側道路の土地にはない多くのメリットを得ることができます。

 

北側道路ならではの強みとしてまず挙げられるのが、プライバシーの確保のしやすさです。南側道路の土地は日当たりが良い一方で、道路を通る人や車の視線が気になりやすく、「せっかくの南向きなのに、日中もカーテンを閉めっぱなしにしている」というケースも少なくありません。

 

北側道路の土地であれば、人目に触れやすい玄関や駐車場を北側に配置し、居住空間を南側に寄せることができます。そのため、道路からの視線を気にせず、1階の南側に20畳規模の開放的なLDKや、プライベート感のある庭をつくることが可能です。

 

さらに、南側道路の土地に比べて土地価格が比較的リーズナブルに設定されていることも多いため、浮いた予算を建物のグレードアップや設備投資に回せるという金銭的なメリットもあります。

 

北側道路の土地でも、間取りの工夫次第で明るく快適な住まいを実現できます。敷地面積や家族構成に合わせて、以下の5つのアイデアから最適なものを取り入れてみましょう。

 

南側の隣家との距離が近く、1階の窓から十分な自然光が入らない場合は、「吹き抜け」や「高窓(ハイサイドライト)」を設ける間取りが効果的です。

 

高い位置から光を取り込むことで、部屋の奥まで明るさが届きやすくなります。また、吹き抜けは空間を縦に広く見せる効果があるため、コンパクトな家でも開放感を得ることができます。

 

敷地が狭い場合や、南側に3階建ての建物がある密集地などでは、「2階LDK(2階リビング)」が最適です。

 

1階よりも高い位置に生活の中心であるLDKを配置することで、隣家の影になりにくく、一日中明るい空間を確保できます。また、2階は道路を歩く人からの視線が届きにくいため、外からの人目を気にせずカーテンを開け放して過ごせるという利点もあります。

 

敷地にゆとりがある場合や、小さな子どもがいるファミリー層におすすめなのが、建物を北側に寄せて南側に広い庭をつくる配置です。

 

この間取りなら、1階のLDKと庭をひと続きのようにつなげることができ、日差しをたっぷり浴びながら子どもを遊ばせたり、バーベキューを楽しんだりできます。道路に面していない庭はプライベートな空間となり、洗濯物も安心して干すことができます。

 

外からの視線を完全に遮りつつ光を取り入れたい場合は、家の中央に「中庭」を設ける「ロの字」や「コの字」の間取りが効果的です。

 

中庭を中心に各部屋を配置すれば、北側の部屋にも均等に光と風を届けることができます。防犯性が高く、ペットの遊び場や家族のくつろぎスペースとしても活用できます。

 

北側道路の土地の基本となるのが、玄関、駐車場、浴室、トイレなどの水回りを北側に集約する間取りです。

 

南側の採光条件が良いスペースをすべてLDKや居室として使えるため、空間を最大限に有効活用できます。日中の大半を過ごすリビングを一番環境の良い南側に配置できるのは、北側道路ならではの特権と言えます。

 

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北側道路の土地で家を建てる際は、間取りの工夫だけでなく、特有のデメリットに対する事前対策を知っておくことが重要です。

 

北側道路の家では、冬場になると太陽の高度が下がるため、1階部分が隣家の日影になりやすく、底冷えを感じやすくなります。

 

寒さ対策として、建物の気密性や断熱性を高める「高気密・高断熱仕様」の住宅にし、窓には「複層ガラス」や断熱サッシを採用するのが効果的です。また、リビングに床暖房を導入することで、足元から効率よく空間全体を暖めることができます。

 

建物の北側にあたる場所は、一年を通して直射日光が当たりにくく、湿気がこもりやすい環境になります。そのまま土の状態で放置すると、水たまりができたり、コケやカビが発生したりする原因になります。

 

外構計画の段階で、北側のスペースには防草シートを敷いた上に砂利を敷き詰めたり、コンクリート施工にしたりするなど、水はけを良くする対策を行っておきましょう。

 

道路に面した北側の駐車場や玄関アプローチは、冬場に雪が降ったり霜が降りたりすると、なかなか溶けずに凍結しやすいという注意点があります。

 

転倒事故を防ぐためにも、玄関先に使用するタイルは滑りにくい素材を選ぶことが大切です。積雪が多い地域であれば、カーポートを設置したり、融雪装置やロードヒーティングを導入したりすることも検討してみてください。

 

北側道路の土地を購入する前や、間取りを検討する段階で、現地に足を運んで必ず確認しておきたいポイントを解説します。

 

南側からの日射を1階に取り込むためには、南側に建つ隣家との距離(離隔距離)が重要です。

 

一般的に、太陽の位置が一番低くなる冬至の時期でも1階の窓に光を入れるためには、南側隣家から約5〜6m以上の距離を確保することが望ましいとされています。敷地の広さや建物の配置計画によって、この距離が確保できるかどうかを不動産会社や建築会社と一緒に確認しましょう。

 

現地を訪れた際は、南側隣家の建物の高さや屋根の形状、窓の位置を細かくチェックしてください。

 

隣家の窓と自分の家の窓の位置が正面から向き合ってしまうと、お互いの視線が気になり、プライバシーが損なわれてしまいます。設計段階で窓の位置をずらしたり、高窓を採用したりする工夫が必要です。

 

また、日当たりの状況は時間帯によって変わるため、できれば冬の昼前後を狙って現地を訪問し、日影の落ち方を確認する手順を踏むと安心です。

 

日本の建築基準法には、北側の隣地の日当たりを保護するための「北側斜線制限」というルールがあります。この法律は良好な住環境を保護すべき地域に適用されます。

 

北側道路の土地の場合、北側に道路(空間)がある分、隣接して建物が建つ南側道路の土地に比べてこの制限が緩和されやすく、比較的高さのある家や屋根裏空間の広い家を建てやすい傾向があります。具体的な高さ制限や建築可能なボリュームについては、プロの視点での判断が必要になります。

 

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北側道路の土地は、「日当たりが悪い」という先入観だけで候補から外してしまうのはもったいないほど、間取り次第で魅力的な家づくりができる環境です。

 

プライバシーを守りながら南側に大きな窓や庭を配置したり、吹き抜けや2階LDKで明るさを確保したりと、自分のライフスタイルに合った工夫を取り入れることで、理想の住まいが実現します。

 

冬場の寒さや湿気対策などの注意点をしっかり把握し、専門家のアドバイスも交えながら、北側道路でも最高の条件で家づくりを進めてみてください。

 

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Q.1 北側道路の土地は日当たりが悪いですか?

A.1 必ずしも悪いとは言えません。建物を北側に寄せて南側にスペースを空けたり、吹き抜けや2階LDK(2階リビング)を採用したりと、間取りを工夫することで十分な日当たりを確保することが可能です。

 

Q.2 北側道路の土地のメリットは何ですか?

A.2 玄関や駐車場を北側に配置できるため、日当たりの良い南側をすべて居住スペースやプライベートな庭として活用できる点です。道路からの視線が気にならず、プライバシーを守りやすいのが大きなメリットです。

 

Q.3 北側道路の家で注意すべきデメリットはありますか?

A.3 冬場は1階が隣家の影になりやすく寒さを感じやすい点や、北側の外構(駐車場や玄関周り)の雪が溶けにくく凍結しやすい点が挙げられます。高気密・高断熱仕様にしたり、滑りにくい外装材を選んだりする対策が必要です。

 

Q.4 1階に日当たりを確保するには隣家とどのくらい距離が必要ですか?

A.4 一般的に、冬至の時期でも1階の窓から日射を取り込むには、南側に建つ隣家から約5〜6m以上の離隔距離を確保することが望ましいとされています。敷地条件に合わせて建築会社にシミュレーションしてもらうと安心です。

更新日: / 公開日:2019.03.19