一人暮らしをする時は、家賃だけでなく、その他の固定費についても「いくらくらいかかるのか」ということを理解しておく必要があります。
家賃以外の固定費のうち、使い方によって費用に差が出やすいのが水道光熱費です。今回はその中でも比較的節約しやすい電気代に注目し、一人暮らしの電気代の平均額や節約方法などについて解説していきます。

一人暮らし世帯において、電気代はどの程度かかるものなのでしょうか?
まずは平均的な電気代を知り、自分の電気代が高いのか安いのかを知ることから始めましょう。

 

一人暮らしの平均的な電気代

一人暮らしの平均的な電気代

政府統計の家計調査によると、一人暮らしの平均的な電気代は1ヶ月あたり4,000円程度です。

2018年4月〜6月 4,227円
2018年1月〜3月 5,219円
2017年10月〜12月 3,475円
2017年7月〜9月 4,108円
2017年4月〜6月 3,812円
2017年1月〜3月 5,057円
2016年10月〜12月 4,031円
2016年7月〜9月 4,216円

引用:家計調査 家計収支編 単身世帯 |政府統計の総合窓口(e-Stat)

 

時期によって1,000〜2,000円近く変動することもわかります。やはり夏と冬はエアコンなどで電気代が高くなっている傾向があるようです。

 

また、電気の使用量は、東京電力の電気料金で換算した場合、単身世帯では月平均約154kWを使用していることになります。(1kWh/26円として計算)

 

毎月4,000円の電気代がかかる場合、年間の電気代は4万8,000円程度になります。

 

暑さ寒さが厳しい地域では電気使用量が多くなるため電気代は高くなり、1kWhの価格も供給する電力会社によって異なります。そのため、上記の平均額と比べて一概に高い・安いと言い切れませんが、ひとつの目安にはなるはずです。電気代は年間4万8,000円程度固定費として発生するものと考えて、生活設計を立ててみるとよいでしょう。

 

一人暮らしで電気代の月平均が4,000円を超えている場合には、電気代を節約することを考えてみましょう。

 

主な節約方法として以下のようなものがあげられます。

 

エアコンは、稼働する時が最も電気を消費します。そのため、「エアコンはいつでもつけっぱなしのほうが電気代を節約できる」と思っている人が多いかもしれませんが、実は時間によって違いがあるようです。

 

空調機器会社の調査によると、日中9時〜18時の間は、30分間であればエアコンを切るよりつけっぱなしにしたほうが電気代を節約できるという結果が出ています。しかし、電気料金が安い18時〜23時は、こまめに入・切をしているほうが電気代を節約できるという結果が出ています。

 

つまり、日中30分以内に戻ってくる外出であれば、電源を切るよりもつけっぱなしで外出するほうが電気代は安くなり、夕方・夜間は、短い外出でもこまめに電源を入・切したほうが電気代は節約できるようです。

 

日中と18時以降で電気代の節約方法が異なることを覚えておけば、使用量が多くなる夏場や冬場には特に節約効果が期待できるでしょう。

 

夏はカーテンを閉めて日が入るのを防ぎ、反対に冬はカーテンを開けて日光を取り込むことで、夏は涼しく、冬は暖かくすることができ、エアコン代の節約につながります。
また、カーテンの素材にも着目しましょう。断熱カーテンを使えば室温に5℃以上の違いが出るといわれています。価格は一般的なカーテンよりも高価ですが、電気代の節約に役立つため考慮したいところです。

 

電気代はアンペア数が高いほど基本料金が高くなる仕組みです。
例えば、東京電力の基本料金はアンペアごとに以下のようになっています。

10A:280円80銭
15A:421円20銭
20A:561円60銭
30A:842円40銭
40A:1,123円20銭
50A:1,404円00銭
60A:1,684円80銭

50Aで契約している人が、30Aで契約すればそれだけで基本料金を500円以上安くすることができます。

 

ライフスタイルにあった適切な電力プランを選択することでも電気代は抑えられます。例えば、日中は仕事などで家にいないことが多く、電気を使うのは夜になるという人は、夜間の電気代が割安になるプランなどに変更することで電気代の節約が可能です。

 

電気代は口座振替で支払うと割引が適用されることをご存じでしょうか? 例えば東京電力の場合、月54円(2018年10月現在)割引されます。月々はわずかですが、年間にすると600円以上となるため、決して馬鹿にできる金額ではありません。

 

一人暮らしの場合には、1日に洗わなければならない量はそれほど多くはありません。そのため、何日分かをまとめて洗うことで電気代の節約になります。

 

また、電気代の安い夜間にタイマー機能を利用して洗う、乾燥は使わないなどの方法でも洗濯にかかる電気代を節約することができます。

 

電気代以外の固定費についても考えてみよう

電気代以外の固定費についても考えてみよう

電気代の節約方法についてご紹介してきました。ここでは、さらに家計を楽にするために、その他の固定費についても考えていきます。

 

代表的な固定費としては以下のようなものがあります。

・家賃
・電気代
・ガス代
・水道代
・通信費
・税金など

これらの費用を削減することで、家計に余裕が生まれやすくなります。

 

・電気代を削る他に、通信費や家賃も見直すべき
電気代以外のその他の固定費で特に金額が大きいものは、家賃と通信費ではないでしょうか? これらの費用を浮かすことができれば、月間数万円節約することも可能です。

 

例えば通信費は、大手キャリアの携帯電話から格安SIMに変えることで、月に5,000円以上節約することが可能になります。

 

・電気代は節約しても年数万円、家賃なら年数十万円浮かせられるかも
電気代は一人暮らしの場合、毎月4,000円程度のため、半額へ節約したとしても月間2,000円、年間2万4,000円程度の節約です。

 

しかし、家計の中で最も大きな固定費である家賃は、条件と選び方次第で年間数十万円の節約が可能です。仮に1万円違えば年間12万円もの違いが生まれます。ただし一度借りてしまったら、そのあとは簡単に引越すということはできません。引越しに伴う費用も必要になってくるからです。

 

つまり、家賃を節約するためには、物件を探す段階から意識することが重要となります。「家賃は家計の中で最も大きな固定費」ということを念頭に置いて、物件選びを行いましょう。

 

家計を楽にするには、毎月一定額の支払いが発生する固定費をいかに節約できるかが大きなポイント。固定費を削減することができれば、毎月自由になるお金が増え、飲みに行く回数を1回増やせたり、貯蓄に回したりすることできます。そして、固定費の中でも電気代は、少しの工夫によって節約することができる支出です。

 

ご自分の電気代の請求書を見て、平均よりも高い場合は、節約できる可能性は大いにあります。ここでご紹介した方法で、今日から電気代の節約にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ
・家計を楽にするには固定費を引き下げる
・固定費の中ですぐに節約できるものとして電気代がある
・電気代は、プランの変更や、エアコンの使い方などですぐに節約できる
・電気代の他にも通信費や家賃を節約すればさらに家計は楽になる

 

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