住まいにはさまざまな間取りがあり、どのタイプを選ぶかによって住み心地や適した居住人数が異なります。

今回は「3K」の間取りについて、物件数や家賃相場、メリット・デメリットを解説します。

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まずは、3Kの基本的な特徴について見ていきましょう。

3Kの間取り

3Kの間取り表示のうち、Kは「キッチン」、数字の部分は「居室の数」を示しています。つまり、3Kとはキッチンと3つの居室を組み合わせた間取りタイプということです。

 

では、キッチンとは具体的にどのようなスペースを指しているのでしょうか。

 

公益社団法人不動産公正取引協議会の「DKおよびLDKの広さの目安となる使用基準」によれば、キッチンスペースの広さによって、間取り表示は以下のように異なるとされています。

居室(寝室)数

K

DK

LDK

1部屋以上

4.5畳未満

4.5畳以上

8畳以上

2部屋以上

6畳未満

6畳以上

10畳以上

これによれば、居室が2部屋以上ある物件のKは、6畳未満のキッチンスペースを指すことが分かります。つまり、3Kとは「6畳未満のキッチンスペースと居室が3部屋ある間取り」ということです。

 

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3Kの物件数と家賃相場

 

3Kはあまり主流の間取りタイプではなく、どちらかといえば少数派に当たります。

 

ここでは、実際にLIFULL HOME’Sで検索を行ってみて、どのくらい物件数があるのかを調べてみます。

 

LIFULL HOME’Sで東京23区内の3Kの賃貸物件を調査したところ、2022年10月時点、該当する物件数は264件でした。

 

同時点での東京23区内での全物件数が22万2,841件だったことを考えると、3Kの物件は全体の0.1%程度といえます。

 

一方、3Kと専有面積(室内の広さ)が近い2DKや2LDKといった間取りタイプでは、それぞれ2DKが1万485件、2LDKは9,025件と物件数が格段に増えます。

 

そのため、単に広さを求めるのであれば、これらの間取りタイプにも視野を広げた方が理想に合った物件を見つけやすくなるでしょう。

 

東京23区内にある3K物件の家賃ごとに割合をまとめると以下のとおりです。

家賃の価格帯:東京23区内・3Kの間取り

賃料

物件率

6万~7万円

12.1%

7万~8万円

9.9%

8万~9万円

20.7%

9万~10万円

16.7%

10万~11万円

9.9%

11万~12万円

9.6%

12万~13万円

7.7%

13万円以上

13.3%

※2022年10月時点

 

家賃として、もっとも多い価格帯は8万~9万円です。続いて9万~10万円となっており、東京23区内では8万~10万円程度の物件が比較的多いことが分かります。

 

3Kは2DKや2LDKと比べると、幅広い価格帯で物件を探すことができ、広さの割に家賃が安いものも見つけやすいのが特徴です。

 

その理由としては、築年数が経過している物件が多いためと考えられます。

 

たとえば、賃料6万~7万円でヒットしたもののうち、築30年以内に該当する物件は0件であり、築50年を超えるものも多く見つかりました。

 

これは、戦後間もない頃の住まいづくりにおいて、細かく部屋を分けるつくりが主流になっていたためと考えられます。

 

食事スペースとリビングを一緒にしたLDKが普及したのは比較的新しい時代のことなので、3Kのように空間が細かく仕切られた物件には、築年数が経過した物件の割合が多いのです。

3Kのメリット

3Kの特徴について、ここでは3つのメリットを見ていきましょう。

 

ます大きなメリットとして挙げられるのが、部屋数の多さです。

 

1人で暮らすなら部屋ごとに役割の異なるスペースを3種類持てるのが魅力であり、2人で暮らすなら1つの部屋は2人の共用スペースにしたうえで、それぞれの個室を持てるので、プライバシーを守りやすいのがメリットです。

 

キッチンが居室から独立しているので、煙や香りが強い料理をつくった場合でも、ほかの部屋に広がりにくく、ニオイがこもる心配が少ないのが特徴です。

 

前述のとおり、3Kは一般的に築年数の経過した物件が多く、広さの割に家賃設定が安めの物件を見つけやすいのが特徴です。

 

そのため、少しでも費用を抑えたいと考えている人にとっては、同じ広さの2DKや2LDKなどよりも魅力的な選択肢になり得ます。

 

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3Kのデメリット

続いて、3Kのデメリットを解説します。

 

3Kは部屋数こそ多いものの、各スペースはあまり広くないのがデメリットです。

 

6畳未満とキッチンスペースが限られているのに加えて、基本的な発想が「スペースを細かく区切る」ことに重点が置かれているので、居室ごとの広さも控えめな物件が多いです。

 

そのため、大型の家具を持っている場合、3Kだと置き場所に困ってしまう可能性もあります。

 

3Kの物件を選ぶ場合は、物件全体の面積だけでなく、各部屋の広さもチェックしながら見極めましょう。

 

3Kには築年数が経過している物件が多いので、建物や設備の劣化が気になってしまうケースもあります。

 

部屋によってはリフォームやリノベーションがされておらず、汚れや不具合が見つかることもあるので、内見のタイミングで細かくチェックすることが大切です。

 

繰り返しにはなりますが、現在では比較的少ない間取りタイプので、3Kにこだわると選択肢が狭まってしまう点に注意が必要です。

 

部屋数にこだわりたいのか、全体の広さにこだわりたいのか、それとも家賃を抑えたいのかによっても適した間取りタイプは異なるので、まずは自分自身が求める条件を整理してみましょう。

3Kの間取りがおすすめの人

 

3Kは部屋数の多さを生かせる人に適した間取りです。たとえば、趣味や仕事の荷物が多い人であれば、一部屋を丸ごと収納部屋として使うといった方法が考えられます。

 

さらに、居室が3部屋あるので、それぞれのプライバシーを重視したいカップルや夫婦にも向いています。

 

また、3部屋を確保できる間取りタイプとしては家賃が安いので、なるべく安く3人でルームシェアをしたいと考えている学生や職場の同僚同士などにも向いている間取りです。

 

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3Kのおすすめの使い方

 

3Kに家族で住む場合、居室をそれぞれリビングダイニング、夫婦の寝室、子ども部屋として使用するのが基本的な部屋割りです。

 

しかし、このほかにも3Kのおすすめのアイデアがあるので紹介します。

 

夫婦二人暮らしや小さな子どもがいる夫婦の場合、リビングダイニングと寝室として1部屋ずつ充てると、1部屋余ります。そこで、もう1部屋は趣味の部屋として活用するといった方法が考えられます。

 

たとえば、本やレコードを飾る、DIYの作業場にする、カメラや道具の置き場にするなどの方法です。

 

あるいは、ハンガーラックや収納ケースを置いてウォークインクローゼットにしたり、棚を並べて掃除道具やアウトドアグッズ、旅行用品などの収納場所にしたりするのもおすすめです。

 

ふすまや引き戸で仕切られている3Kなら、ふすまや引き戸を外して広いスペースをつくることができます。

 

1部屋は寝室として利用し、2部屋分を広いリビングダイニングやキッズスペースとして使うことで、ゆったりとした空間を確保できます。

 

ただし、賃貸物件では原状回復義務があるので、退去時には外したふすまや引き戸を元に戻す必要があります。

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  • 3Kは6畳未満のキッチンスペースと3つの部屋で構成された間取りのこと
  • 二人暮らしや小さな子どもがいる家族、部屋数の多さを求める一人暮らしにおすすめ
  • 物件数は少なく、築年数がたっている物件が多いのが特徴
  • 3Kは部屋数の多さと賃料が安めに設定されているのがメリット
  • 注意点は居室それぞれがあまり広くないことと物件数が限られている点

 

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更新日: / 公開日:2018.12.03