- 一人暮らしの貯蓄実態は中央値100万円以下
- 一人暮らしの貯蓄額は一部の富裕層が平均値を引き上げるため、中央値を見るのが現実的です。30代〜40代でも中央値は100万円以下であり、単身世帯の約36%は貯金ゼロです。まずは生活費3ヶ月分の緊急予備資金を目標としましょう。
詳しくは、「【2026年最新】一人暮らしの貯金額はいくら?年代別の平均値と中央値」をご覧ください。 - 毎月の貯金額は手取りの10〜20%が目安
- 無理なく貯金を続けるための黄金比率は手取りの10〜20%です。手取り20万円なら毎月2万円から始めるのが理想的です。家賃を手取りの3分の1以内に抑えることで、生活費を圧迫せずに継続して蓄えを作ることができます。
詳しくは、「一人暮らしで毎月いくら貯金すべき?無理のない目安と割合」をご覧ください。 - 自動振替の「先取り貯蓄」と家賃見直しが鍵
- 貯金を習慣化させるには、給料日に自動で貯蓄用口座にお金を移動させる「先取り貯蓄」の導入が有効です。さらに食費などの変動費よりも、家賃や通信費といった固定費の見直しを優先することで長期的かつ大きな節約効果が得られます。
詳しくは、「着実にお金が貯まる!一人暮らし向け「貯金の仕組み化」と具体的な節約術」をご覧ください。
一人暮らしの貯金額の平均値・中央値を年代別に解説!
「貯金ができない」と悩む単身者に向けて、手取り額に応じた理想の貯金割合や、無理なく継続できる「先取り貯金」の仕組み化、固定費・食費の見直しポイントをわかりやすく紹介します。
賃貸物件を探す一人暮らしにぴったりな物件を探す家賃相場を調べる
将来のために、いざというときのために、あると安心なのが貯金です。しかし、自分一人の収入で生活をしなければならない一人暮らしの方の中には、思うように貯金ができず、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、世の中の一人暮らし世帯がどのくらい貯金をしているのかという統計データを見ながら、賢く貯金をするためのポイントについてご紹介します。
【2026年最新】一人暮らしの貯金額はいくら?年代別の平均値と中央値
一人暮らしの貯金額の目安を知るには、金融広報中央委員会の調査結果が参考になります。以下の表は、年代別の単身世帯における金融資産保有額(貯蓄額)の平均値と中央値をまとめたものです。
年代別の一人暮らしの貯蓄額(単身世帯)
| 年代 | 平均値 | 中央値 |
|---|---|---|
| 20代 | 121万円 | 9万円 |
| 30代 | 594万円 | 100万円 |
| 40代 | 559万円 | 47万円 |
| 50代 | 1,391万円 | 80万円 |
参照:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)
このデータを見ると、平均値と中央値に大きな差があることがわかります。平均値は一部の極端な資産家(貯蓄が数千万円あるような人)の数字に引き上げられやすいため、より私たちの実感に近いのは「中央値」です。
30代や40代であっても、実態に近い中央値は100万円を下回っています。さらに同調査によると、単身世帯の約36%(3人に1人以上)が「貯蓄ゼロ(金融資産非保有)」と回答しています。「平均値が高すぎて焦る」と感じる方もいるかもしれませんが、実際には思うように貯金ができていない一人暮らしの方も少なくないのです。
貯金ゼロからスタートする場合、まずは「緊急予備資金」として生活費の約3ヶ月分(生活費が月13万円なら約40万円程度)を目標額に設定するとよいでしょう。病気やケガ、突然の収入減少など、いざというときの生活を守るための大きな安心材料になります。
一人暮らしで毎月いくら貯金すべき?無理のない目安と割合
「周りの貯金額はわかったけれど、毎月いくら貯金に回せばいいの?」と悩む方もいるでしょう。一般的に、一人暮らしの理想的な貯金割合は「手取り額の10〜20%」といわれています。
手取り額に応じて、毎月どのくらいのお金を貯金と生活費に振り分ければよいのか、具体的なシミュレーションを見てみましょう。なお、生活費の大部分を占める家賃は、「手取りの3分の1以内(または年収の25%以下)」に収めるのが理想的です。
手取り別・毎月の貯金額と生活費の目安
| 毎月の手取り額 | 理想の家賃目安(1/3以内) | 毎月の貯金額(10〜20%) | 残りの生活費目安(食費や通信費など) |
|---|---|---|---|
| 20万円 | 約6.6万円 | 2万〜4万円 | 9.4万〜11.4万円 |
| 25万円 | 約8.3万円 | 2.5万〜5万円 | 11.7万〜14.2万円 |
| 30万円 | 約10万円 | 3万〜6万円 | 14万〜17万円 |
手取り20万円の場合、毎月2万円を貯金に回すだけでも、1年で24万円、3年で72万円が貯まります。大切なのは、最初から手取りの20%以上といった高すぎるハードルを設定しないことです。まずは手取りの10%を目標にし、慣れてきたら少しずつ金額を増やしていくのが長続きのコツです。
もし上記の表と照らし合わせて「残りの生活費が少なすぎて苦しい」と感じる場合は、家賃などの固定費が収入に対して高すぎる可能性があります。
なぜ貯金ができない?一人暮らしが陥りがちな3つの失敗原因
「貯金をしようと決意しても、数ヶ月で挫折してしまう」という経験はありませんか。一人暮らしでお金が貯まらないのは、決して意志が弱いからではありません。多くの場合、お金の動かし方の「仕組み」に原因があります。
一人暮らしが陥りがちな貯金の失敗原因は、主に以下の3つです。
1つ目は、「給料日前に余ったお金を貯金しようとしていること」です。手元にお金があると、人間は無意識のうちにある分だけ使ってしまいます。月末になって「今月も残らなかった」と後悔するのは、このやり方をしているからです。
2つ目は、「固定費が高すぎるため、自由になるお金がないこと」です。特に家賃や通信費、月額課金のサブスクリプションサービスなど、毎月必ず出ていくお金(固定費)の割合が高いと、いくら食費や交際費を節約しても貯金額は増えません。
3つ目は、「使途不明金の積み重なり」です。コンビニでの「ついで買い」や、毎日の何気ないカフェ通いなど、数百円の支出も1ヶ月単位で見ると大きな金額になります。何にお金を使っているのか把握できていない状態では、貯金に回すお金を捻出することが難しくなります。
着実にお金が貯まる!一人暮らし向け「貯金の仕組み化」と具体的な節約術
貯金できない原因がわかったら、次はお金が自然と貯まる「仕組み」を作っていきましょう。ここでは、今日から実践できる具体的な4つのアクションを解説します。
1.給料日に自動振り分け!「先取り貯蓄」で口座を分ける
貯金を習慣化する最強の方法は、給料が入った瞬間に貯金分を別の口座に移してしまう「先取り貯蓄」です。
まずは、普段使う「生活費用口座」とは別に「貯蓄用口座」を用意してください。そして、銀行の「自動入金サービス」や勤務先の「財形貯蓄制度」などを利用して、毎月決まった日に自動で貯蓄用口座へお金が移るように設定しましょう。残ったお金だけで生活するようにすれば、無理な我慢をせずとも確実にお金が貯まっていきます。
2.固定費を最優先で見直す(家賃・通信費・保険費)
節約を始める際、真っ先に手をつけるべきは食費ではなく「固定費」です。一度見直せば、その後はずっと節約効果が継続するからです。
特に支出の大部分を占める家賃は、数千円〜1万円程度下げるだけで年間の貯金額に大きな差が出ます。もし家賃が手取りの3分の1を超えているなら、お部屋の更新のタイミングなどで引越しを検討するのも一つの手です。希望する駅の条件を「各駅停車しか止まらない駅」に変えたり、駅から「徒歩15分以内」まで広げたりするだけで、家賃を抑えられる物件が見つかりやすくなります。
あわせて、スマートフォンのプランを格安SIMに乗り換える、不要なサブスクリプションを解約するなどの見直しも行いましょう。
毎月の貯金額を増やすには、一番大きな支出である家賃の見直しが最も効果的です。自分の収入に見合った家賃相場を調べ、無理なく暮らせる物件を探してみましょう。
家賃相場を調べる 賃貸物件を探す3.食費・日用品費のメリハリ(無理のない自炊とマイボトル活用)
変動費の中でも工夫次第で節約しやすいのが食費です。毎日のランチを手作りのお弁当にしたり、コンビニで買っていた飲み物をマイボトルで持参するお茶に換えたりするだけでも、1ヶ月あたり数千円〜1万円近くの節約につながります。
ただし、無理な自炊は長続きしません。「平日の夜だけ自炊する」「休日に作り置きをする」「疲れた日はお惣菜に頼る」など、自分の生活リズムに合った無理のないペースを見つけることが大切です。
4.「必要なもの」と「欲しいもの」を明確に区別する
お金を使う際、それが「生活に必要なもの(ニーズ)」なのか、「単に自分が欲しいもの(ウォンツ)」なのかを区別する習慣をつけましょう。
光熱費、家賃、医療費などは欠かせない出費です。一方で、流行の服や最新の家電、頻繁な外食などは「欲しいもの」に分類されます。欲しいものにお金を使うこと自体は悪いことではありませんが、「月に1万円まで」など上限を決めてその範囲内で楽しむルールを作ると、貯金と娯楽を両立させることができます。
まとめ:収支のメリハリをつけて無理のない貯金習慣を作ろう
一人暮らしでお金を貯めるためには、平均値にとらわれて焦るのではなく、自分の収入に見合った現実的な目標を立てることが第一歩です。手取りの10%程度の先取り貯蓄を仕組み化し、最も負担の大きい家賃などの固定費を見直すことで、貯金はぐっと楽になります。
「必要なもの」にはしっかりとお金を使い、「欲しいもの」は上限を決めて楽しむ。そんなメリハリのある収支バランスを作り、無理のない貯金習慣をスタートさせていきましょう。
今の家賃が手取りの3分の1を超えているなら、引越しを検討するサインかもしれません。家賃を抑えられる一人暮らし向けの物件を探して、無理のない貯金習慣を始めましょう。
一人暮らしにぴったりな物件を探す 賃貸物件を探す【よくある質問(FAQ)】
Q.1 一人暮らしの貯金はまずいくらを目指すべきですか?
A.1 貯金がゼロの場合、まずは「緊急予備資金」として生活費の約3ヶ月分(生活費が月13万円なら約40万円程度)を目指すのがおすすめです。病気や失業など、万が一の事態に備えるための安心材料となります。
Q.2 手取り20万円の場合、毎月いくら貯金するのが理想ですか?
A.2 一般的に、理想の貯金割合は手取りの10〜20%といわれています。手取り20万円であれば、毎月2万〜4万円を貯金に回すのが目安です。最初は無理をせず、10%の2万円から始めるのが長続きのコツです。
Q.3 貯金がゼロの単身世帯はどれくらいいますか?
A.3 金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(2023年)」によると、単身世帯の約36.0%が「金融資産非保有(貯蓄ゼロ)」と回答しています。一人暮らしで貯金ができていない方は決して珍しくありません。
Q.4 家賃が高くて貯金に回すお金がありません。どうすればいいですか?
A.4 家賃が手取りの3分の1を超えている場合は、生活費を圧迫している可能性が高いです。駅からの徒歩分数や築年数などの希望条件を少し緩めて、より家賃相場の安い物件への引越しを検討することで、毎月の貯金額を大きく増やせる可能性があります。
更新日: / 公開日:2018.11.12









