社会人の一人暮らしの生活費は平均約18万円
総務省の家計調査(2023年)によると、働く単身者の1ヶ月の生活費は平均約18万円です。主な内訳は食費約4.2万円、住居費約3.2万円などですが、実際の賃貸暮らしでは家賃比率が高くなるため全体の支出管理が重要になります。
詳しくは、「一人暮らしの生活費は平均いくら?1ヶ月の内訳と平均額」をご覧ください。
家賃の上限目安は手取り額の3分の1以下
一人暮らしの家賃は「手取りの3分の1以下(推奨20〜25%)」に抑えるのが基本です。手取り18万円なら6万円、20万円なら6.5万円程度を上限に設定することで、生活費を圧迫せず毎月無理なく貯金に回すゆとりが生まれます。
詳しくは、「手取り別に見る!一人暮らしの生活費・内訳の目安(シミュレーション)」をご覧ください。
生活費節約は食費より固定費見直しが効果的
無理なく節約を継続させる一番のコツは、家賃や通信費、保険料といった「固定費」の見直しです。食費などの変動費を我慢して削るよりも、固定費を一度下げる仕組みを作るほうが生活の質を落とさずに毎月継続して支出を抑えられます。
詳しくは、「一人暮らしの「固定費」を無理なく抑える見直しポイント3選」をご覧ください。

社会人の一人暮らしにかかる生活費の平均相場や内訳、手取り額別の黄金比率をわかりやすく解説。
家賃・通信費などの固定費の見直し手順や、無理なく支出を抑える節約術、自分にぴったりの物件探しのポイントまで紹介します。
賃貸物件を探す一人暮らしにぴったりな物件を探す

社会人になって初めて一人暮らしを始める人も多いのではないでしょうか? 自分の収入できちんと生活ができるのかなど、不安に感じることも多いはず。今回は、社会人になって初めての一人暮らしをする人のために、1ヶ月にかかる一人暮らしの生活費の平均額や、生活費を無理なく抑えるポイントなどを解説します。

 

総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)」によると、単身世帯のうち勤労者世帯(働く単身者)の1ヶ月の消費支出は、平均で約18万円です。主な内訳の目安は以下のようになっています。

 

  • 食費:約4万2,000円
  • 住居費:約3万2,000円
  • 光熱・水道費:約1万2,000円
  • 交通・通信費:約2万7,000円
  • 被服および履物:約8,000円
  • 保健医療:約7,000円
  • 教養娯楽費:約2万円
  • その他の支出(交際費や理美容費など):約3万2,000円

 

参照:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要」

 

生活費の平均相場がわかっても、実際に自分のお給料で生活できるのか疑問に思う人もいるでしょう。生活費のバランスを考えるうえで重要なのは、手取り額を基準にすることです。

 

家賃の目安は「手取りの3分の1以下」に抑えるのが一般的です。余裕を持たせるなら「手取りの20〜25%程度」に収めると、貯金もしやすくなります。ここでは、手取り額ごとの生活費の黄金比率シミュレーションを紹介します。

 

新入社員や若手社会人に多い手取り18万円のケースでは、家賃は5万4,000円(30%)〜6万円(約33%)が上限の目安となります。

 

  • 家賃:6万円
  • 食費:3万5,000円
  • 光熱・水道費:1万円
  • 通信費:5,000円
  • 交際費・日用品など:4万円
  • 貯金:3万円

 

家賃を6万円以内に抑えることで、食費や交際費を無理に削らなくても、毎月約3万円の貯金に回すゆとりが生まれます。

 

手取り20万円になると、少し生活にゆとりが出てきます。家賃の上限目安は6万円(30%)〜6万6,000円(33%)です。

 

  • 家賃:6万5,000円
  • 食費:4万円
  • 光熱・水道費:1万円
  • 通信費:5,000円
  • 交際費・日用品など:5万円
  • 貯金:3万円

 

趣味や交際費に使えるお金が増えますが、生活水準を急に上げすぎないことが大切です。まずは予算オーバーにならない家賃上限を決め、その範囲内で物件探しをスタートする手順がおすすめです。

 

手取り25万円の場合、家賃の上限目安は7万5,000円(30%)〜8万3,000円(約33%)となります。

 

  • 家賃:8万円
  • 食費:4万5,000円
  • 光熱・水道費:1万2,000円
  • 通信費:5,000円
  • 交際費・日用品など:5万8,000円
  • 貯金:5万円

 

設備が充実した物件やアクセスの良いエリアも視野に入ります。将来の結婚やマイホーム購入などに備えて、貯金額を5万円程度に設定しておくと安心です。

 

理想の部屋探しは予算決めから

手取りから家賃の上限が決まったら、さっそく実際の物件を見てみましょう。エリアや条件で絞り込み、自分に合ったお部屋を見つけてください。

一人暮らしにぴったりな物件を探す

 

生活費の出費を抑えたいのなら、毎月どの項目をいくらくらい使っているのか、項目別の支出を把握することが大切です。生活費は、大きく「固定費」と「変動費」の2つに分けられます。

 

固定費とは、家賃や通信費、保険料など、毎月定期的に発生して金額がほぼ変わらない支出のことです。一方で変動費とは、食費や交際費、日用品代など、購入や支払いをするたびに金額が変わる支出を指します。

 

節約を始める際、多くの人が食費などの変動費を削ろうとします。しかし「1日300円の食費を我慢する」といった努力はストレスがたまりやすく、反動で無駄遣いをしてしまうリバウンドや、栄養バランスの偏りによる健康被害を招く落とし穴があります。無理のない節約のコツは、一度手続きをすれば自動的に支出が減り続ける「固定費」から見直すことです。

 

生活の質を落とさずに継続的な節約効果を得るために、以下の3つの固定費を見直してみましょう。

 

生活費の中で最も大きな割合を占めるのが家賃です。家賃を月1万円安くできれば、年間で12万円もの節約になります。物件を探す際は、駅からの徒歩分数を「5分以内」から「10〜15分」に広げたり、築年数を「新築・築浅」から「築20年以上」に広げたりすることで、相場よりも安い物件が見つかりやすくなります。

 

スマートフォンの通信費も、家計を圧迫しやすい項目のひとつです。大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、毎月の通信費を数千円削減できる可能性があります。また、引越し前であれば「インターネット無料」が設備として備わっている賃貸物件を選ぶことで、月々4,000円〜5,000円程度のネット回線費用を浮かせることも可能です。

 

就職を機に医療保険などに加入する人もいますが、日本には高額療養費制度などの公的な健康保険があるため、過剰な民間保険は不要なケースも多いです。現在のライフスタイルに合った保障内容かを確認し、不要な保険や重複している保障があれば解約・減額を検討しましょう。

 

固定費を見直した後は、日常のちょっとした工夫で変動費を管理しましょう。食費は外食を減らして自炊の頻度を増やすことが基本ですが、すべてを手作りしようとせず、ご飯だけを多めに炊いて冷凍しておくといった手軽な方法から始めるのが継続のコツです。

 

また、見落としがちなのが光熱費です。賃貸物件のガスには「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」の2種類があり、都市ガスのほうが毎月のガス代が安くなる傾向にあります。同じようにお湯を使っても月数千円の差が出ることがあるため、物件選びの段階で都市ガスの物件を選ぶのも立派な節約術です。

 

都市ガスが使える物件を探す

 

交際費や日用品費は「月にいくらまで」と予算の枠をあらかじめ決めておき、その範囲内でやりくりする習慣をつけると使いすぎを防げます。

 

社会人の一人暮らしの生活費は、平均で約18万円がひとつの目安となります。生活費を無理なく抑えるための要点は以下の3つです。

 

  • 生活費は「手取り額」を基準にして黄金比率を考える
  • 我慢が必要な「変動費」よりも、一度で効果が続く「固定費」を優先して見直す
  • 最大の固定費である家賃は、条件を緩めて手取りの3分の1以下(推奨20〜25%)に抑える

 

自分にとって譲れない条件と妥協できる条件を明確にし、予算に合ったお部屋探しを進めましょう。

 

無理のない予算で物件を探す

家賃を適切に抑えることが、生活を豊かにする第一歩です。ご自身の手取りに合った家賃相場の物件を、以下から検索してみてください。

賃貸物件を探す

Q.1 社会人の一人暮らしの生活費は平均いくらですか?

A.1 総務省の家計調査(2023年)によると、単身の勤労者世帯の消費支出は1ヶ月あたり平均で約18万円です。内訳は食費が約4万2,000円、交通・通信費が約2万7,000円などとなっています。

Q.2 一人暮らしの家賃の目安は手取りの何割ですか?

A.2 家賃は「手取りの3分の1以下」に抑えるのが一般的です。将来のための貯金や趣味にお金を使いたい場合は、手取りの20〜25%程度に収めると生活にゆとりが生まれやすくなります。

Q.3 生活費を効果的に節約するにはどうすればいいですか?

A.3 食費などの「変動費」を無理に削るよりも、家賃や通信費といった「固定費」を見直すのが一番のコツです。格安SIMへの乗り換えや、都市ガス物件を選ぶことなどで、ストレスなく毎月の支出を減らせます。

更新日: / 公開日:2018.11.09