高温多湿の環境が好きなダニは、梅雨から梅雨明けにかけて急激に増殖します。ダニ退治のタイミングは、ダニが大量発生する梅雨前が効果的です。ダニやダニの糞・死骸は、さまざまなアレルギー症状を引き起こす原因になります。住まいのダニは、日頃のお掃除にちょっとした心がけで軽減できます。今回は、ダニの性質やダニ対策のポイントをご紹介します。
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ダニといっても、その種類は何万匹にものぼりますが、部屋の中に生息するダニの約9割がチリダニとよばれるダニです。チリダニは人の体の垢や皮膚のかけら、フケなどを餌にしているため、布団やカーペットや畳などに生息しています。ダニはホコリやチリのように人間が歩くと空気中に舞い上がり、それらを知らず知らずのうちに口や鼻から吸い込むことで、アレルギーを引き起こす元となっているのです。

 

ダニが繁殖しやすい環境に心当たりがある方は注意です。

ダニが繁殖しやすい環境に心当たりがある方は注意です。

ダニにとって最適な環境は暑すぎず寒くない、高温多湿の環境です。つまり、人間にとっても生活しやすい温度といえるでしょう。従来の日本の木造住宅は、断熱性こそ低いものの適度なすき間風で通気性があり、室内の湿気がこもりにくい造りでした。しかし、現代は気密性を追求するあまり、調湿機能が備わっていないセメントやクッションフロアなどの建材が使用されるようになっています。人間が快適に暮らせるようになった一方で、ダニが好む環境も作り出しているのです。

 

高温多湿になる夏はダニにとって好都合

高温多湿になる夏はダニにとって好都合

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家の中でも湿気が多く通気性が悪い場所は、ダニが増殖しやすいと考えましょう。では、部屋別のダニの生息要注意スポットをみていきましょう。

寝室

布団、衣類、ぬいぐるみ、枕などの布製品は、ホコリや汗がついたものをそのままにしておくと、それがダニの餌となり増えやすくなります。特に布団は、寝ている間に人間がかく汗で高湿度になりやすいので注意が必要です。布団は羽毛や羊毛のような天然繊維のものより、ポリエステルの方がダニは繁殖しにくいです。枕もフケや汗がつきやすいため、なるべくまめに洗濯をして清潔に保つようにしましょう。クローゼットの中に長期間保管したままの衣類や、衣装ケースの中にもダニの死骸やフンが付着している可能性があります。

リビング

洋室のリビングによくある布製のソファーやカーペットは、吸水性が高い素材のウールや混紡のものは避けた方がよいでしょう。フロアに敷くじゅうたんやカーペットは、ダニが忍び込みやすいうえ、掃除で取りきれなかったゴミや食べカスで、ダニが生活しやすくなっているかもしれません。また、毎日の生活の中に溶け込んでなかなか洗濯する頻度の少なくなりがちなカーテンも空気中に舞い上がったホコリが付着しやすく、ダニの温床となる可能性があります。

 

 

寝室もダニが繁殖しやすいので注意が必要です。

寝室もダニが繁殖しやすいので注意が必要です。

 

和室

天然素材でできている畳は、湿気を吸収しやすいうえ、通気性も悪いため和室は適度な換気を忘れずにしましょう。畳の上に敷きっぱなしのカーペットや布団の裏には、ダニが好むカビがびっしりというケースもあります。

和室は適度な換気を忘れずに

和室は適度な換気を忘れずに

 

キッチンの粉類

布類だけでなく、開封した食料品も要注意です。小麦粉や片栗粉などの粉類は、ダニの好物というのをご存知でしょうか。常温で放置すると、目に見えない粉の中に卵を産みつけられる可能性があります。開封した粉類は早めに使い、密封して冷蔵庫で保管しましょう。

 

 

ダニ対策の基本はこまめに掃除することですが、ダニが増えやすくなる梅雨の前に、普段は手をつけない場所も含めて大掃除しておくと安心です。そこで、ダニを効率的に排除する掃除のコツを紹介します。

掃除機で床掃除をするときのポイント

フローリングに掃除機をかける前は、拭き掃除をしてから掃除機をかけるとダニの死骸や糞が空気中に飛び散らずに掃除ができます。カーペットは、毛の奥にダニや糞が入り込んでいる場合があるため、掃除機をかける時は毛の流れに逆らうようにゆっくりと動かすことがポイントです。

換気・通風を意識的に行う

湿気が少ない日に窓を開け放つことで、室内を乾燥させることを普段から心がけましょう。
浴室は壁面が完全に乾くまで換気扇を回すことでカビの発生を防ぐことができます。換気扇を回す際は、給気口や窓が開いていることを確認しましょう。

 

 

湿度が高くなる原因は様々あります

湿度が高くなる原因は様々あります

 

冬は結露に注意

寒い時期にダニは生きられないと思われますが、ある程度の湿気があれば冬でもダニは生き延びることができます。結露は窓だけではなくカーペットの裏や畳、押し入れの布団などでも発生します。結露によるカビはダニの餌となり、暖かい季節にかけて一気に増殖する恐れがあります。

寝具は特に念入りに

1日の約3分の1を過ごすこともある寝具のお手入れは大切です。汗をかいた布団はなるべく天日干しや布団乾燥機で乾かすようにすることで、カビやダニの繁殖予防につながります。乾燥機は70度以上の高熱にすると効果があります。
寝具にも掃除機がけが有効です。布団専用ノズルがなくても、掃除機のノズルにストッキングをかぶせてから掃除機をかけると毛布やタオルケットもかけやすくなります。ダニは夜行性のため、室内を1時間程暗くしてから掃除機をかけるとダニが寝具の表面に出てきて吸い取りやすくなります。

 

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更新日: / 公開日:2017.07.05