女の子がいる家庭にとって大切な行事といえば、ひな祭りではないでしょうか。古くから日本では、女の子の健やかな成長を願って、ひな人形が飾られています。ひな人形を、できるだけ長く、美しい状態で楽しむためには、保管方法や収納場所に気をつける必要があります。今回は、ひな人形の正しい扱い方や、役目を終えたひな人形を供養する時期や方法についても紹介します。
物件を探すおすすめ特集から住宅を探す
ひな祭りの由来

ひな祭りの由来は?
ひな祭りの日は、上巳(桃)の節句といい、端午の節句・七夕といった五節句の一つで、もともとは中国伝来の風習です。古代中国では、3月の巳の日に厄払いの意味で、水で体を清めていたといいます。中国の上巳の節句と、日本で行われていた、人形に厄を引き受けてもらうという風習とが合わさり、ひな祭りが誕生したようです。
ひな人形は、女の子一人に一つ用意するものだといわれています。なぜなら、人形は女の子の身代わりであり、厄を引き受けてくれると信じられてきたから。母から子へひな人形を受け継ぐことも、由来や伝統に反するとされていました。ただし、最近の住宅事情やライフスタイルの変化から、その考え方についても緩和されてきているようです。
現在のひな祭りは、キャラクター物や、コンパクトな卓上式のひな人形など、好みに合ったお祝い方法が選べる時代になりました。どのような形であれ、女の子の幸せを願う気持ちがこもったものであることは、いつの時代も変わらないといえるでしょう。
ひな人形の収納方法は?しまうタイミングにも注意
飾る期間よりも、保管されている期間が長いひな人形は、いいかげんに収納していると、カビや虫食いなどのダメージを受ける可能性があります。しまうタイミングや収納方法・保管場所について確認しましょう。

ひな人形の収納方法をチェック
ひな人形をしまうタイミングと出す時期
ひな人形が傷まないように気をつけることは、しまうタイミングです。よく、「ひな祭りが終わったらすぐ片付けないと、お嫁に行き遅れる」といわれていますが、「後片付けは早く行うこと」を子どもに教育するためという説もあるそうです。早く片付けるよりもまず、天気の悪い日は避けたほうが良いでしょう。湿気の多い日に片付けると、箱に湿気が入り込んで人形にカビが付きやすくなるためです。天気の良い日を選んで片付けるようにしましょう。
一方、出す時期は、雨の日にすると良縁に恵まれるといわれていることから、あえて天気の悪い日に飾る人も多いそうです。雨の日のほか、飾り始めるのによい時期に、明確な決まりはありませんが、節分の後の立春以降に飾るのが一般的とされています。

ひな人形は、立春以降に飾るのが一般的
ひな人形の収納方法と保管場所
ひな人形を、上手く収納するコツは、順序に沿って丁寧に扱うことです。収納の順序を見ていきましょう。
・ほこりを掃う
まずは、手ばたきなどを使って、ほこりを取り除きます。
・手袋をはめる
人形に直接触れると、手あかや手の汚れが付着する原因になります。
・人形の持ち物を外す
お雛様の持ち物は小さく、失くしがちなので、段毎にビニール袋などで小分けしておくと、組み立てる時に便利です。
・布などで優しく包む
人形はほこりが付かないように、柔らかい紙や布で包んでおきましょう。
・箱に詰める
人形を箱に詰める時は、人形同士が当たらないようにすき間に薄い紙などを敷きつめておきます。
・防虫剤
虫食い防止に防虫剤が入れられるかどうかは、その人形によるため、表示ラベルを見て確かめてから入れるようにしましょう。
なお、保管場所は湿気がたまりやすい場所、直射日光が当たる場所は避けましょう。風通しが良く、室内温度が高くならない場所、例えば、押し入れの上段や天袋などが最適な場所です。

ひな人形を上手に収納するには?
供養の時期と方法
女の子の健やかな成長と、幸せな結婚をして欲しいという願いが込められたひな人形。娘が結婚し、親元を離れることになった時、ひな人形を引き続き飾り続けるか、役目を終えたので処分するか、娘に持っていかせるかという選択肢に迷う人も多いでしょう。
考え方は人それぞれであり、どれが正しいとは言い切れませんが、置けるスペースがないといった住宅事情や、保管場所に困っているのであれば、お別れの時期に来ているのかもしれません。

結婚後、ひな人形はどうする…?
長年自分の身代わりになってくれたひな人形は、そのまま捨てるのではなく、きちんと供養してからお別れするといいでしょう。ひな人形を供養する方法はいくつかありますが、全国各地で催されている「人形供養祭」や「人形感謝祭」というイベントにひな人形を寄付するという手段もあります。お祭りでは、全国各地から集まったひな人形と一緒に、自分のひな人形もひな壇に飾ってもらえます。お祭りでの役割を終えたひな人形は、そのまま供養もしていただけます。
人形供養祭に参加できない場合は、人形供養代行サービスを利用するといいでしょう。自宅で梱包すれば、あとは郵便局員が取りに来てくれるのを待つだけの便利なサービスです。
親は子の成長に、子は親の気持ちに感謝して、最後はきちんと供養しましょう。

親の気持ちに感謝して供養しましょう
更新日: / 公開日:2017.02.26









