同棲して大変だったことは「自分の時間」

同棲したら、一緒にいられる時間が増えて嬉しい、と考えるカップルも多いと思います。しかし実際に同棲した人の声を見ると、時間の使い方にはなかなか悩みも多いようです。

 

同棲して大変だったこと第1位は、「自分の時間の確保」（24.3％）でした。2位は「生活習慣の違い」（23.1％）、3位は「就寝時間や起床時間の違い」（21.8％）が僅差で続きました。“時間に関する悩み”が多いことが分かります。

順位	同棲して大変だったことランキング
1位	自分の時間の確保	24.3%
2位	生活習慣の違い	23.1%
3位	就寝時間や起床時間の違い	21.8%
4位	金銭感覚の違い	20.0%
5位	家事の分担	19.3%
6位	見るテレビ番組の違い	15.6%
7位	食の好みが合わない	12.3%
8位	趣味の違い	11.6%
9位	収納場所の分け方	10.2%
10位	聴く音楽の違い	8.7%
11位	洗面台の奪い合い	7.1%
12位	パソコンの奪い合い	6.9%
13位	部屋の分け方	5.4%
	その他	0.6%
	特に大変だったことはない	24.9%

同棲して大変だったことランキング【複数回答可】(n=481)　

 

部屋がひとつしかなかったり、生活時間が大きく異なる場合、大きなストレスになるケースもあります。事前に同棲を考えている相手の普段の時間の過ごし方を把握しておき、適した部屋を選ぶようにしましょう。あえて自分の時間を持つために、外に出かけることも必要かもしれません。

 

生活してみて初めて気付く相手との違いに気付くこともあるでしょう。
次のページでは、実際にはどのような違いがあるのか、同棲したカップルの価値観が違うと感じたできごとを具体的にご紹介します。

同棲したカップルが悩む価値観の違いとは？

同棲したカップルはどのような価値観の違いや生活習慣の違いに悩んだのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

 

時間の使い方が違う
「彼氏が休日なかなか起きず、自分が先に起きるので、起こさないように気を使った」（女性31歳/付き合っているが、同棲を解消した）
「彼が夜型でなかなか寝ない」（女性48歳/付き合っているが、同棲を解消した）
「生活スタイルが違うと、寝れなくて喧嘩になる」（男性39歳/付き合っており、同棲中である）

 

プライベートな空間の確保が難しい
「狭い部屋だったので、プライバシーの確保が難しかった。部屋の広さや間取りが違ったら、関係も続いていたのかもしれない」（女性30歳/別れて、同棲を解消した）
「ワンルームだったので、ケンカしても相手の顔を見ることになるので頭が冷えるのに時間がかかった」（女性27歳/結婚した）

 

体感温度が違う
「部屋の温度が暑い寒いの感覚が違って大変だった」（女性25歳/別れて、同棲を解消した）
「主人は寒いのが好き、私は寒いのが苦手なので夏場のクーラーの温度の快適さが合わなかった事」（女性40歳/結婚した）

 

家事へのこだわりが強すぎる
「彼氏の細かい性格についていけなくなった。茶碗の置き方や洗濯物の干し方など」（女性26歳/別れて、同棲を解消した）
「洗濯物のたたみ方の違い」（男性33歳/結婚した）

 

片付けない
「物の片付け等で、おおざっぱな自分が、神経質な彼女を怒らせることがあった」（男性43歳/結婚した）
「相手がものを片付けない。前の日に整頓しておいても次の日夜帰ってきたら散らかっている。ごみをごみ箱に入れない。脱いだ洋服がその辺に捨ててある」（女性32歳/付き合っており、同棲中である）
「彼氏は不潔気味で、私は潔癖だった」（女性28歳/結婚した）

 

食べ物の好みが違う
「夕食などは私が作るが、好きな食べ物はなかなか合わなくて、自分が食べたいものがあっても彼氏に合わせたいため、作れないものも少しある。しかし嫌いな食べ物は一緒なことが多いので、大きな不満になることはなかった。彼氏は毎日清涼飲料水を自販機で買って飲む方で、私は糖分の取りすぎやお金の心配をしているが、今は結婚もしておらず、代金も自分で支払っているのであまり口は出さないようにしている」（女性22歳/付き合っており、同棲中である）
「食の好みの違い、味付けの違い」（女性31歳/結婚した）

 

お金の使い方が違う
「相手の金銭感覚がおかしいと感じた」（男性35歳/結婚した）
「物を購入する際の重視する優先項目が違った。価格か品質かで意見が分かれた」（男性26歳/付き合っており、同棲中である）
「働いてもないくせに私のお金を盗んでスロットに行くので本当に別れようと思った」（女性35歳/結婚した）

 

いかがでしたでしょうか。お互いに歩み寄ることができそうか、事前に探っておくと良いかもしれませんね。

 

掃除など“キレイ”度の価値観が彼氏・彼女で違うケースも

新婚・同棲にぴったりな物件

結局、同棲した相手とはどうなった？

では、同棲した相手とその後どのようになったのでしょうか。

 

結果として、「結婚した」が45.7％と半数近くを占めました。「付き合っており、同棲中である」という人も3割弱います。およそ7割は結婚したか、同棲中と良好な関係を続けているようです。

 

しかし、残念ながら別れてしまった人も。
「別れて、同棲を解消した」人は16.0％。また「付き合っているが、同棲を解消した」（8.9％）という、一緒に暮らさない選択肢を選ぶカップルも見られました。

 

中には「別れたが、同棲中である」という人もいました。相手がなかなか出て行ってくれないなど、何らかの事情があることが想定されます。

 

同棲した相手とのその後　【単一回答】（n=481)

同棲を解消することになったとしたら、何が大変？

考えたくはないですが、万一同棲を解消することになったとしたら、何が大変なのかも知っておきましょう。

 

実際に別れて同棲を解消した人77人に、同棲を解消する際に大変だったことを聞いた結果が以下となります。

 

同棲を解消する際に大変だったこと【複数回答可】(n=77)　 ※別れて同棲を解消した人ベース

 

1位は「引越し先の準備」（22.1％）、2位は「相手の物の処分」「思い出の品の整理」（ともに19.5％）となりました。自分の物の処分であっても難しいものですが、ましてや相手や二人の物をどう分けるのか難しいところです。思い出の品を整理していくうちに、別れられなくなりそうな気もします。

 

引越しと同様、あるいはそれ以上のエネルギーが必要となることが分かります。同棲解消を考えたくはないですが、万一の時のためにお金の出所や誰が所有しているものかは、はっきりさせておくといいのかもしれません。

新婚・同棲にぴったりな物件

調査概要

【調査実施期間】2016年5月13日～5月14日
【調査対象者】事前調査で「現在同棲している」もしくは「ここ3年以内に同棲したことがある」と回答した20代から40代までの男女
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】481サンプル

新婚・同棲にぴったりな物件