空間を立体的に活かし、限られたスペースを有効活用できるロフト。 延床面積も広がり、収納、寝室、書斎、子ども部屋など、使い方も多彩です
もとの部屋の構造・状況にもより、ある程度の天井高が必要ですが、 中古マンションのリノベーションでも、ロフトを取り入れることは可能。
今回は、リノベーションでロフトを作り、工夫を凝らして 新しい空間を活用している人たちの暮らし方をご紹介します!
1.ロフト寝室&個室を3つ並べて作った、まるで「合宿所」
「「上がベッド、下が個室」×3! 大型収納完備の合宿所みたいな家」シンプルハウス
3LDKだった中古マンションをスケルトンリノベーション。空間を大きく縦に分け、片側を水回りとLDKに、もう一方をプライベートスペースにしました。
プライベートスペースには、どどーんと壁全面、梁まで続く圧巻の壁面収納が。通路を挟んだ向かい側にはロフトを設け、上が寝室・下が子どもたちの個室というユニットを3つ並べて、まるで合宿所のような空間に仕上げています。予算は約500万円とコストは抑えつつ、暮らしやすい家が完成しました。
2.風通しを重視して作ったロフトは、子どもたちの秘密基地!

「【ロフト付】風も子供もよろこぶ家」てまひま不動産
畳と無垢ヒノキ材、2つの天然素材で心地いい床に仕上げた広々リビング。ダイニング・キッチンとは場所を分け、廊下でつながっています。廊下と平行して作られているのが、寝室へと続くWTC(ウォーク・スルー・クローゼット)とロフト。風通しのよさと回遊しやすい間取りで、子どもたちものびのびと過ごせます。
ロフトの上はおもちゃが並び、まさに子どもたちの秘密基地。おもちゃをロフトへ集めることで、リビングはすっきり片付きます。
3.和室をロフトのあるシンボリックな多目的スペースへ
リビングの脇にあった和室を取り払い、個性的な多目的スペースに変更した一例。 カーペット敷きにした一角に、正方形の大きな窓枠のある壁と壁面収納、小さなロフトが作られています。
この何ともユニークなスペースの愛称は「SHIKAKU」。腰掛けることもできる窓枠のある壁とロフトの間はキッズスペースで、ロフトの上はパパの書斎として活用されています。親子で楽しく過ごせる工夫がいっぱいのリノベーションです。
4.WICの上にあるロフトは、男の隠れ家


「テクスチャーズ」中古でリノベ
コンクリート現しの無骨な壁に幅広の無垢オーク材床が映えるマンションリノベーションは、1LDK+WIC(ウォーク・イン・クローゼット)+ロフトというシンプルな間取り。
LDKは半透明の引き戸で仕切ることができ、寝室兼WICが独立します。WICの上に作ったロフトへは、梯子を上って。そこは、壁付けテーブルを造作した書斎スペース。お籠もり感がちょうどいい、男の隠れ家です。
5.押し入れを、真っ白なロフト式の二段ベッドへ
「無垢材×モルタル塗装でカフェ風に。人も集まり、猫も気持ちよく」ハコリノベ不動産
築28年の中古マンション。部屋数もあって広さも十分でしたが、老朽化が進み、現在のスタイルに合わなかったため、間取りを根本的に見直してリノベーションがプランニングされました。
リビングの隣にあった2間続きの和室を、洋室と子ども部屋へと変更。元々押し入れだった部分に、ロフト式の二段ベッドを造作して、ベッドの下は収納スペースをたっぷり確保。真っ白でガーリーな雰囲気の子ども部屋へと変身しました。
6.個性を大切にした、ロフトのある子ども部屋
「「狭い、部屋が無い」を解消! 間取りの見直しでナチュラルな家に」LOHAS studio(ロハススタジオ)
プライベート空間を大切にしたいお年頃のお子さん2人を含む、4人家族のためのリノベーション。 2つの子ども部屋には、それぞれベッド代わりに使えるロフトを作りました。
白を基調にしたすっきりとしたインテリアで、ロフトと床には無垢ナラ材を使用。壁や天井の漆喰塗装は部屋ごとにパターンを変えています。また、女の子の部屋は、赤い梯子にしてかわいらしく。ロフトの下は、ほどよく籠もれるデスクを配置。どちらも居心地のいい部屋に仕上がっています。
7.ゲストルームに配した便利なロフト
食べ歩きが趣味という仲良し夫婦が暮らすリノベーションマンションには、毎週末、おいしいものを一緒に食べる仲間が集います。
おもてなし上手な2人が用意したのは、ロフトを組み込んだゲストルーム。コンパクトながら、ベッドをロフトへ上げることで、狭さを感じない快適な空間に仕上がりました。ロフトの下には、肘掛け椅子と小さなテーブルを配置。型板ガラスを用いた室内扉や窓からの採光もよく、ゲストもゆったりとくつろげるスペースを作り出しています。
8.ロフト風の寝室はお籠もり感も抜群。メゾネットのリノベーション


「旅、ロードバイク、カメラ。造作棚に"趣味"を飾るメゾネット1LDK」Cuestudio(キュースタジオ)
築25年、メゾネット1LDKの間取りが珍しい中古マンションをリノベーション。 高さのある壁一面にバーチ材のグリッド収納を設え、趣味を生かしたディスプレイを楽しんでいます。
階段から続くのは、ロフト風のコンパクトなベッドルーム。勾配天井には屋根裏部屋の雰囲気があり、お籠もり感も◎。細部にまでこだわり抜いた、趣味のいい男性の一人暮らしです。
9.アイアン格子と造作階段が印象的。ベッド&書斎のロフト
インテリアにこだわる夫婦のための、ワンルームリノベーション。
空間を活用するためデザインされた半円のキッチンにはカウンターチェアを合わせて、まるでバーのような趣。キッチン部分の床は一段高くなっていて、リビングとゆるやかに仕切られています。
造作の階段を上れば、室内を見渡せるロフトのベッド。ベッドを取り囲むロートアイアン格子が美しく、インテリアを引き立てます。ロフトの壁には、造作のテーブルを取り付けたワークスペースも。変化に富んだポイント作りをちりばめた、アイディアいっぱいの部屋です。
10.ボルダリングで上って、ロフトへ到達!
「子供も大人もワクワクできる仕掛け」ファミリーグループ・ホールディングス
もともと建物の構造上、屋根裏に大きなロフトスペースがあった中古住宅。 せっかくの空間なので、さらに使いやすく活かすべく、エアコンも設置して、部屋としても使えるようにリノベーションされました。
真っ白な梯子はもちろん、ボルダリングボードを上っても到達できる、何とも大胆なアプローチ。ボルダリングのカラフルな足場は取り外しができるので、自由にレイアウトができ、大人も子どもも、長く楽しむことができます。
まとめ
いかがでしたか? ロフトの使い方は、家族構成、住環境、インテリアなど 状況に合わせて、使い方もさまざまに楽しめることがわかります。
今回は一戸建てリノベーションのロフトもいくつかご紹介しましたが、 マンションでロフトを採用する際に参考になるアイディアがたくさんありました。
空間を層で考えて、新しい可能性を広げてくれる、ロフト。
リノベーションで、ロフトのある暮らしを楽しんでみませんか?







