「子どもをのびのび育てたい」「憧れは庭のある家」「ゼロからの家づくりは労力もお金も大変」「画一的な建売住宅では味気ない」。そんな方たちにオススメなのが戸建てリノベーション(リフォーム)です。構造にもよりますが、比較的間取りの変更がしやすく、劇的に生まれ変わる事例がたくさんあります。
その中から選りすぐった10の事例には戸建てリノベーション(リフォーム)ならではの魅力がたっぷり。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
間取り変更で実現!ライフスタイルにぴったりの一戸建てリノベーション
1.現しの構造もデザインの一部に
「梁と木で魅せる シンプルで温みあるお住まい」リノベーションスタジオKULABO
2階建て住宅のリノベーションです。1階は2LDKの間取りでしたが壁を取り払ってワンルームに。広々としたパウダールームも生まれました。キッチンやトイレの位置を変えていますが、少しの移動なのでコストも抑えられます。その「少しの移動」で見た目の開放感や生活動線が劇的に向上しました。
また、天井を抜いて梁を出すことで伸びやかな空間に。壁を抜いて現れた柱とともにデザインの一部として空間を引き締めています。
2.階段の向きを変えただけで暮らしが変わる
「スケルトン工事で補修&耐震補強。内装一新で気分も変わる新たな住まいに」stylekoubou(スタイル工房)
築38年の一戸建てリノベーションです。建物の老朽化が進んでいたため、スケルトン工事で土台の補修や耐震補強を行い、内装を一新しました。
その際に玄関側に向いていた階段をLDK側へ架け替え、和室の仕切り壁も撤去。ゴロンと寛げる畳スペースを残した開放的なLDKに生まれ変わっています。以前は階段の影になっていた半円窓が空間の主役に!リノベーション以来、自然と家族がLDKに集まるようになったそう。
3.LDKを1階から2階へ。きちっと仕切らない間取りの工夫
「【リノベ暮らしな人々】Vol.62 限られた広さで実現する、家族のとっておきの家」stylekoubou(スタイル工房)
夫婦と姉妹の4人家族で暮らす一戸建て住宅のリノベーションです。まず、ご家族で過ごすLDKを陽当りの良い2階へ移動。天井高を活かしてロフトを設け、キッチン脇にお子さまのお昼寝や来客時に活躍する畳スペースを設置しています。それぞれをきちっと仕切らないことで家族の気配が感じられるお住まいに。
1階の子ども部屋は間仕切りのない大空間。いずれ個室が必要になれば仕切ることができる、可変性を持たせたプランです。
とことん「好き」を詰め込んで!こだわり一戸建てリノベーション
4.アンティークが似合う家
「ふたりで楽しく・・・手作り感満載のいえ」stylekoubou(スタイル工房)
若いご夫妻が実現された木造2階建てのリノベーション事例。3部屋に仕切られていた2階を明るく広々としたLDKに。L字型のリビングは、将来お子さまが生まれて個室が必要になったときに仕切れるようになっています。
ご夫婦ともにアンティークな家具や雑貨が大好き。好きなモノが素敵に映えるよう、床は無垢、壁は漆喰仕上げ。漆喰塗りはご主人がチャレンジし、現しの梁もあえてムラのある塗装を施し、素朴な雰囲気がインテリアとマッチしています。
5.とことんこだわったブルックリンスタイル
「暮らしながら育むブルックリンスタイルの鉄骨住宅」SCHOOL BUS |スクールバス空間設計
ニューヨークの倉庫をイメージして3階建ての鉄骨住宅を購入。キッチンや建具、レンガはアメリカから数ヶ月かけて取り寄せたものを使い、床は荒材、壁は下地のまま、現しになった鉄骨も無塗装で引き渡し。その後、暮らしながら半年をかけて自分たちで壁に漆喰を塗り、床を塗装。タイル貼りや鉄骨の塗装もDIYで好みの空間に仕上げていきました。
こんなやり方ができるのもリノベーションの魅力です。
6.お友だちが遊びに来たくなる家
「バルコニーを取り込んで空のあるリビングになりました。」リフォームプライス(ホームテック株式会社)
リノベーション前提の物件探しでも間取りが理想に近ければ、間取り変更にかかるコストを抑えて、その分こだわりに予算を回すことができます。
「子どもたちが楽しい家にしたい」という想いを詰め込んだこの事例では、バルコニーに面した開口を広げてリビングと一体化。さらにリビングの天井を吹きぬけて伸びやかな空間にしたり、子ども部屋にロフトを設けたりと遊び心あるこだわりを実現しています。
こんなに変わった!ビフォー・アフター写真で見る劇的一戸建てリノベーション
7.「あのツタ屋敷」を見事に再生
以前はご近所にも心配されるほど、ツタに覆われていた木造住宅でしたが、リノベーション後はすっかり生まれ変わり、一番驚いているのはご近所の方々だとか。
ツタを取り払ってむき出しになった外壁は塗り替え、同時に内装も一新。レンガ敷きのおしゃれなポーチや土間、吹き抜けといった、このお住まいの魅力は残しつつ、木質感あふれるナチュラルテイストの空間に仕上げています。リノベーションの可能性を見せつける事例となりました。
8.贅沢な空間をひとり占め!
「隠れ家リビング」SOMPOホールディングス 株式会社フレッシュハウス
100平米近い平屋のお住まいをひとり暮らし用にリノベーション。あえて減築はせず、間取りの再構築で各所にゆとりを持たせた贅沢な住空間を創り上げました。
屋内の壁はほぼ取り払って畳も撤去。仕切り壁を新たに設置していますが、既存の柱をうまく利用し、中途半端な位置に柱が出ないプランは見事です。張り替えた床や天井はダークな色調をセレクト。ほどよくちりばめた木質感が温かみを演出しています。
9.1階をまるごと収納に
自転車やスノーボード、山登りとアウトドアスポーツが大好きなご夫妻にとって、さまざまな道具を収め、手入れができる場所は必須条件でした。
そこで、1階をまるごと収納スペースとする大胆なプランを採用。2・3階の階段は架け替えてリビングの中心へ。踏み板に使った足場板やナラ材をヘリンボーン貼りにした床がレトロな雰囲気を演出しています。キッチンは向きを変えてオープンに。一体感のあるLDKが家族の時間を育みます。
10.ヴィンテージ薫る明るい住まい




「大好きな本牧を住処に(本牧 戸建てリノベーション)」FIELDGARAGE
一般的に2×4工法は間取りの変更が難しいと言われます。この事例も間取りを大きく変えることはできませんでしたが、壁の一部を窓にすることで明るく風通しの良い空間づくりに成功しています。唯一、移設したのがキッチン脇の壁。柱は構造上抜けないのでH鋼に変え、あえて赤く塗装。空間のアクセントとしたところに工夫があります。
床はヴィンテージ感ある材を選び、お手持ちのインテリアと調和し、リノベーション前とはまったく違う印象になりました。
まとめ
多彩な事例を見ていくと、「こんなこともできるんだ」「これは真似したい」と夢が膨らみます。木造住宅であれば、LDKを1階から2階へ、水回りの大移動など、かなりの自由度で間取り変更が可能です。2×4工法や鉄筋コンクリート造でも工夫次第で理想の住空間に。
どんなケースであっても、リノベーション(リフォーム)の目的と優先順位をご自身や家族の間でハッキリさせておくと、プランニングがスムーズに進められます。
















