インナーテラスとは、家のなかや半屋外にあるテラスのこと。自然光をたっぷりと取り込むことができることから、天候に左右されずに洗濯物を干せるのはもちろん、グリーンを置いたり、リビングの拡張スペースにするなど、アイディア次第で使い方は自由自在。
最近は、マンションのリノベーションでもインナーテラスを 取り入れるテクニックが注目を集めています。 インナーテラスのある素敵な暮らしをみてみましょう！
グリーンのディスプレイも参考にしたい、憧れのインナーテラス
1.ハンモックが揺れる、居心地抜群のインナーテラス
「日吉N邸 マンションリノベーション」FIELDGARAGE
築42年のマンションをリノベーション。もともとリビングがバルコニーにせり出していたため、その特徴を活かして、床を一部タイル貼りに変更。アクセントにブラックの格子窓を設置して、オリジナルのインナーテラスを設えました。
暖かな日差しが降り注ぐスペースには、うたた寝に最適なハンモックが。大きな観葉植物もすくすくと育つ、気持ちのいい場所です。
2.書斎のあるインナーテラス
「光が降り注ぐインナーテラス」てまひま不動産
引き戸や畳に和の雰囲気が残る、モダンなリノベーション。 もともと和室だったというスペースを、リビングとインナーテラスに変更しています。
ブラックのタイルが大人っぽいインナーテラスには、テーブルを造作した書斎コーナーが。 引き戸を閉めれば、作業に集中できるお籠もり空間のでき上がりです。
3.DJブースのあるインナーテラスは、大人の遊び場
「ラフ・ヌード｜中古でリノベ」中古でリノベ
玄関から土間続きになった、シンプルなリビング。 バルコニー側にはスチール製ブラック格子のガラス戸を付け、インナーテラスを造り出しています。
インナーテラスも土間になっていて、趣味のDJ機材やレコード、サーフボードが整然と置かれています。
遊び心とインテリアセンスを感じる、大人の空間です。
4.家事動線のよさを極めたインナーテラス
「テナント空間を住み心地の良い賃貸マンションに再生したリノベーション」積水化学工業（マルリノ）
水回りをテラス側に集めたとてもユニークな間取り。 テラスを背にしたキッチンはカウンターになっていて、リビングからはシンクやコンロなどは見えず、スッキリしています。
インナーテラスがあるのは、キッチンからサニタリーへの動線上。洗濯物もさっと干せる家事コーナーであるとともに、読書やお茶が楽しめる多目的スペースとしても活躍しています。
5.全長約6m。存在感のあるインナーテラス
「ブラックグリッド」中古でリノベ
約25畳の広々LDKは、天井や壁の無骨なコンクリートと、無垢材ヘリンボーン床とのコントラストが印象的。全長約6mのインナーテラスには、１m間隔で仕切られた6連の引き戸が設えられています。床はモルタル敷きで、アンティーク風の家具やグリーンを上手にディスプレイ。真似したくなる素敵さです。
6.美しいガラスの引き戸で仕切られた、暖かな空間
南側に広がるリビングで、ひと際目を引くインナーテラス。 全面ガラスのオリジナルスライドドアは木調が美しく、テラスを印象的にフレーミングしています。
テラス内には、中央に小さなテーブルを1つと、壁際にディスプレイ棚を設置。ガーデニング小物などは「無印良品」の頑丈なボックスにまとめて、グリーンの映える空間を演出しています。
7.ブラック×モルタルでクールに仕上げたインナーテラス
ダルメシアンとチワワが自由に動き回れるようにとリノベーションされた、まるでカフェのようなリノベーション住居です。
窓際はブラックでフレーミングされた明るいインナーテラス。
効果的にグリーンを飾り、ブルーのシェルフにはお気に入りの小物や本をディスプレイ。シンプルだからこそ飾るものが映える、ハイセンスな空間が広がっています。
8.窓辺に土間を敷いて造ったインナーテラス
「session ～専用スタジオが付いた空間の変化を楽しめる住まい」リノまま（Renomama）
リビングの床を一部少し下げてモルタルの土間を敷き、梁から窓辺までの空間をインナーテラスに仕立てた例。 小さな柵がリビングを効果的に仕切っています。
窓際に沿ってカウンターを造作して、書斎兼ディスプレイコーナーとして活用しています。照明やハンギンググリーンなど、小技の効いたインテリアも印象的。
9.水に強い機能的なタイルを採用したインナーテラス
「快適-room drying-」LOHAS studio（ロハススタジオ）
洗濯はいつも部屋干しをしているというオーナーのためのリノベーション。風通しのよさとリビングの景観を兼ね備えたプランニングで、インナーテラスが造られています。
間仕切りの壁をさりげなく立てて、リビングの中にランドリースペースを確保。水に強い機能的なタイルを採用し、洗濯物も乾きやすい快適なインナーテラスを実現しました。
10.インナーテラスで最上階の景観を満喫
景観に惚れ込んで選んだ中古マンションの最上階。 リビングとバルコニーの間にインナーテラスを造り、ダイニングからの眺めを遮らないようにガラス戸を設置しています。
インナーテラスには、ガラス戸のフレームとリンクしたブラックのシェルフを置き、グリーンや小物を上手にディスプレイ。 キッチンに立ちながらインナーテラス越しの風景を眺められる、視界にこだわったリノベーションです。
まとめ
室内と外とをつなぐ空間、インナーテラス。 リノベーションなら、さまざまなカタチのインナーテラスを自由に創ることができます。
家事はもちろん、グリーンを育てたり、趣味の空間としても活用できる場所。 このワンクッションがあることで、インテリアの幅も広がり、リビングの風景は一変します。
おしゃれな人たちのインナーテラス活用術を参考に、ぜひ採り入れてみませんか？
