中古物件を買ってリノベーションをするのに必要な費用は「物件購入費」と「リノベーション工事費」。それに加えて「諸費用」がかかります。不動産会社に支払う仲介手数料や住宅ローンの手数料、保険料などのほか、引越し等の費用も発生します。それらも織り込んで、無理のない資金計画を立てましょう。

中古住宅購入とローンにかかる諸費用

中古住宅購入とローンを利用するのにかかる諸費用は、以下のような項目の費用がかかり、合わせて物件価格の6~8%程度となります。これらは現金で用意する必要があります。

物件購入にかかる諸費用と税金

仲介手数料

上限:(売買代金×3%+6万円)+消費税

※個人が売主の場合。不動産会社が売主の場合は不要

売買契約の印紙税

1,000万円を超え5,000万円以下の場合、1万円
5,000万円を超え1億円以下の場合、3万円

※平成26年4月~平成32年3月までの軽減税率

所有権移転登記費用

十数万円~数十万円程度(登録免許税・司法書士報酬含む)

※登録免許税は、物件評価額の0.4%~2.0%。売買か相続か、その他移転の理由によって税率が変化します。一概にいくらとは言えないので、あくまで一例まで。

固定資産税、管理費等の精算金

引き渡し日を基準に日割で精算

住宅ローン借入にかかる諸費用

物件購入にあたって住宅ローンを使う場合、以下の費用がかかります。

融資手数料

数万円~数十万円

契約の印紙税

1,000万円超~5,000万円以下の契約で2万円
5,000万円超~1億円以下の契約で6万円

抵当権設定登記費用

数万円~十数万円程度(登録免許税・司法書士報酬含む)

※登録免許税=借入額の 0.4% 軽減税率あり。

ローン保証料

借入金1,000万円あたり10万~20万円程度

※銀行によって金額は変わり、保証料が必要ない場合もあります。一概にいくらとは言えないので、あくまで一例まで。

団体信用生命保険料

住宅ローン借入にあたって加入する生命保険の保険料

※ローン金利に含まれる場合もあります。

火災保険料

住宅ローン借入にあたって建物にかける保険料

※保険料は建物の構造や築年数などによる。
例)10年一括払いで築20年程度のマンションで数万円~、木造住宅で十数万円~

リノベーションにかかる諸費用

リノベーションにかかる諸費用は、増築がなければ、主なものは工事請負契約時の印紙税くらいです。金額は以下のとおり。

工事請負契約の印紙税

※平成26年4月~平成32年3月までの軽減税率

契約金額 印紙税
300万円超500万円以下 1,000円
500万円超1,000万円以下 5,000円
1,000万円超5,000万円以下 1万円

このほかに、増築をする場合は、建築確認申請が必要になるケースがあり、そのための書類づくりや申請費用がかかります。

リノベーション会社に書類づくりから申請の代行までをやってもらって、15万~20万円程度はかかると思ってよいでしょう。

家具・カーテン・照明・引っ越し費用も忘れず

そのほかにも中古住宅購入やリノベーションに伴ってかかる費用があります。

まず引っ越し代は、3人家族で20万~30万円程度が相場ですが、事前に引っ越し会社に見積もりをとって準備しておきましょう。

家具・カーテン・照明器具については、好みや予算に応じて変わってきますが、早めにインテリアショップに足を運んだり、ネットを見たりして、購入するものを決めておきましょう。そのほかにテレビなど家電を新しくする人もいるかもしれません。

2014年の調査データになりますが、住宅金融機構が調べた「住宅取得に係る消費実態調査」によると、中古住宅を取得した人が購入した耐久消費財の平均金額は約71万円でした。

購入した割合で多いのは、カーテン(52.1%)、照明器具(49.7%)、ベッド・ソファベッド(24.4%)、応接セット(22.4%)、ダイニングセット(20.3%)、家電類はエアコン(28.5%)、冷蔵庫(26.2%)、テレビ(25.6%)などとなっていました。

家がリノベーションで、きれいになると、それにふさわしいインテリアを揃えたくなるものです。こうした調査も参考に、お金を用意しておきましょう。

(注)本記事の情報は、2019年2月時点の税率等を元に掲載しています。最新の情報は税務署等にご確認ください。