ひとつなぎの大空間へ
S様のお嬢様は3人いらっしゃって、よく遊びに来られます。
お宅は広いのですが部屋が区切られているため、人が集まるととても狭くも感じるお宅でした。
そこで、必要な壁・柱は残し、他の壁は撤去。キッチン・リビング・和室1部屋・縁側をLDKの空間とし、解放感のあるお部屋にしました。

リビングだった場所は現在ダイニングに。/<キッチンより>昼間は南側の掃出窓から明るい光が差し込みます
さらに広げて…
南側の和室2部屋のうちの1部屋はLDKに取り込み、もう一部屋は新しい和室風の部屋に大変身。
和室は兼客間としても使用できるよう、必要に応じて仕切れるようにしました。

引き戸の引き込み部分には格子を設置。半透明の扉からうっすらと格子が映ります。普段は開けて使用。和室からもテレビが眺められます
仕切る
大空間であるがゆえに冬はなかなか部屋が暖まりにくい・・・
そんなデメリットを解消し、少しでも暖まりやすいようにするためにロールスクリーンを設置。
2台に分けて設置したため、開閉の操作も重くなくスムーズ。モスグリーンの色がアクセントにもなっています。

光の抜け道
この家の問題のひとつでもあった光。
南側から差し込んだ光が建具で仕切られ奥のキッチンまで届かず、日中でも薄暗い状態でした。
そこで、2階の床をくりぬき、グレーチングとアクリル板を設置。2階の掃出し窓からの光を1階のダイニング・キッチン部分に落とし込みました。

収納スペース
リフォーム前は、タンスが何棹もあり、その上いたるところにたくさんの物が溢かえっていました。
さらに、年末になるとご主人の仕事の関係で商品が入った箱が玄関、廊下にずらりと並ぶ状態でした。
そんな物たちをしっかり収納するスペースをいたるところに設けました。

キッチン裏に設けた収納スペース。食品やあまり使わない調理器具などぎっしりと収納されています

TVボードに合わせて両脇にクローゼットを設置。シンメトリー×ダークブラウンが空間に重厚感を生み出します

玄関廊下にも収納は欠かせません。ブーツなどは階段下の引出に。クローゼットも設け、そこにはコートなどが収納してあります
お気に入りのものと、思い出のものに囲まれて。
ご主人の事務所に無造作に置かれていた古い木箱やキレイな壺や花瓶たち。木箱の中身は奥様が昔使っていらっしゃったお茶の道具との事。
せっかくなので和室に飾ってみませんかと提案したところ、快諾してくださいました。

小さな余ったスペースを利用し、奥様お気に入りの小さな可愛らしい壺とお茶道具を飾りました。年月を経て、木箱から出されてまた光を浴びるお茶道具。一緒に良き思い出が蘇ってきそうですね

ドアの右側はお仏壇。お仏壇と小さな床の間は、もともと和室の押し入れだった部分でした
しかし、重たい灯篭を動かして掃除するのも今となっては大変な作業であるため、階段下には飾り棚を設け、奥様の大好きな猫たちを飾るスペースとしました。


2階へ上り下りするたびに、可愛い猫ちゃんたちに癒されます
古き良きものと、新しいものの融合
立派なタイルやマントルピースは残す事に。すべて作り変えるのではなく、残すものは残し、新しいものと融合させていく。
それが長年使い続けた思い入れのあるお宅をリノベーションする時の一番の醍醐味でもあります。

ビフォーアフター
雨漏りなどの被害があったため、屋根をかけ替えたり、外壁塗装をさせて頂きました。リフォーム前の形が思い出せないくらいガラリと雰囲気が変わりました。
before
after
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after

新しくなったトイレとバスルーム
間取り


【間取りの変更】4LDK → 2LDK ※1階のみ
担当者より
日中でも電気を付けなければ暗い、冬は底冷えする、雨漏りするなどたくさんの問題を抱えていらっしゃいました。
お宅自体は広いのですが、建具や壁で空間が仕切られており、数人がリビングに集まると狭く感じてしまうこともありました。
ですので、お嬢様とお孫さんがよく遊びに来られるS様邸では、そういった時でもストレスなく過ごせる空間づくりを目指しました。
構造上必要のない壁を取り払い、広々としたLDKにするだけでなく、断熱材を入れ、南側の大きなサッシを新調し、床暖房も設置。
スリッパを履かなければ寒くて耐えられない冬でも快適に過ごして頂けるようになりました。
完工してから約半年ほど経ってからお写真を撮らせて頂いたのですが、パントリーなどしっかりご活用頂いていて、私たちも嬉しい限りです。

