家族が大半を過ごすのはお気に入りのアール型カーペット

カーペット好きの奥様の希望で、デザイン性も追求したアール型のカーペットコーナーを設置。家族が一緒に時間を過ごすお気に入りの場所
今回のリノベーションでYさんの一番の希望は「オープンで明るく家族みんなでくつろげるリビング」というものでした。明るく開放的であることにこだわり、既存の和室を取り払って2階のすべてをワンフロアにしました。
家族みんなが集まり大半を過ごすリビングには、広いアール型のカーペットエリアを設けてくつろぎ空間を演出しています。フローリングにもこだわりがあり、一枚一枚も曲線に沿ってカットし、自然なつながりを演出しました。また、高さのある天井には小窓を設けて開放感や明るさをアップ。
和室の撤去と吹き抜けで開放的に仕上げ、将来寝室にもできるようにと新たに畳のロフトも新設しました。
木質、床の質感や内装など細部のデザインにもこだわりを
今回のリノベーションのもうひとつのこだわりは、お気に入りの60年代風のインテリアに合う内装デザイン。
お気に入りの木質感のある60年代テイストの家具と調和するよう、無垢床の色合いにもとことんこだわりました。無垢床の色は1回塗りと2回塗りでは全然印象が違うので、好みの色になるまで何度も塗り具合を確認。
塗料はお子様が舐めても安心な素材を使用し、安全性にも気を配りました。また、リビングの一角には新たに本棚を造り、デザイン性が高くスッキリとした印象の空間に仕上がっています。さらに玄関から望む廊下などの床質、各個室の扉など色や質感、細部のテイストにもこだわり、家全体の統一感を持たせました。

(写真左)統一感が出るようテイストを合わせた個室扉。サニタリー(水廻り)だけはブルーで統一。ゲストから見えるドアは少し贅沢に、ドアノブにもこだわりました/(写真右)内装インテリアに合わせて自然味のある木製ドアに交換。家全体の雰囲気を玄関でも表現しています
キッチン&洗面所
キッチンの壁は取払い、お子様の様子を見ながら安心して料理ができるようにオープンキッチンに変更。
「子どもの様子を見ながら料理ができるキッチンは安心です」と奥様も納得のオープンキッチンです。
内部は、吊り戸棚をなくして背面収納を充実させ、スッキリ広々した使い勝手のよい空間となっています。水廻りの設備も、デザイン性・機能性・価格のバランスを考えて、シンプルかつ使い勝手のよい形に仕上げています。洗面室には造作の棚を設けてスッキリとした収納を実現。棚板、洗面台の木質、ミラーなど色合いも家全体と調和するよう、イメージを統一。
洗面台にはシンプルで可愛いスクエアタイプのものをチョイスし、おしゃれな空間に演出しました。また、トイレとの間仕切り壁をあえてつけないことで、開放感とコストダウンを実現しました。

(写真左)シンプルかつ機能的で清潔感を考えたホワイトカラーでまとめたキッチン。照明にもこだわり、おしゃれ感をもたせています/(写真右)床は掃除のしやすいタイルにし、キッチン床のタイルと合わせ、水廻りの印象を統一しています
間取り
before
after

