リノベーションでしか実現できない、理想の空間


勤務先へのアクセスがよいエリアに、中古マンションを購入したNさんご夫婦。ご自身のライフスタイルや好みをしっかりと把握したうえで、「新築マンションではなく中古マンションを買ってリノベーションしたほうが自分好みにできると思った」というご主人さま。「間取りは1LDK」「収納を充実させる」「オープンキッチン」「寝室〜WIC〜浴室の動線」など、デザイナーはさまざまなご希望に優先順位をつけながらプランニング。随所に設けた収納は生活感をなくし、寝室〜WIC〜浴室という動線は身支度をスムーズするなど、忙しいご夫婦のライフスタイルを大きく変えています。キッチンをオープンにして広々としたLDKに。また、配管の経路を変えて天井を上げ、開放感もアップ。LDK全体にR(曲線)と、白・木・ヴィヴィッドカラーの配色を取り入れたのは、ご主人さまのご希望です。折り上げ天井のコーナーや梁、カウンター収納、キッチンなど随所にRを施し、やさしい曲線に包まれるような雰囲気に。床と天井にはフローリングを、壁は白でさわやかに仕上げつつ、壁や家具のあざやかな色彩でアクセントをプラス。リノベーションでオリジナルの世界感を実現したNさんご夫婦。休日には自宅でゆっくりと映画を観たり、読書をするなどして過ごすことが多くなったそうです。
スタイリッシュなカウンター収納はオリジナルでデザイン。コーナーは曲線を描きつつLDを軽やかに横切る。大きなプロジェクタースクリーンを導入したことで、趣味の映画鑑賞をよりたのしめるようになったそう

スタイリッシュなカウンター収納はオリジナルでデザイン。コーナーは曲線を描きつつLDを軽やかに横切る。大きなプロジェクタースクリーンを導入したことで、趣味の映画鑑賞をよりたのしめるようになったそう


憧れのオープンキッチン。鮮やかなグリーンがアクセント


独立していたキッチンを移動し、ご希望のオープンキッチンをつくりました。食器や電子レンジ、食品のストックなどを収めた壁面収納は引き戸で覆い、生活感が見えないように。共働きで忙しい平日も、さっと片付けることができそうです。あざやかなグリーンで塗装した扉は、ダウンライトによって陰影が生まれ、LDKのアクセントに。キッチンにはオリジナルで造作したカウンターを取り付けています。キャスター付きで、下部はゴミ箱となっているため、ホームパーティーでは大活躍なのだとか。また、当初から気になっていたのがダイニングとキッチンの間の大きな梁。せっかくダイニングと一体にしたキッチンを、分断してしまう心配がありました。そこで、梁にもこちらの住まいを象徴するR(曲線)を施すプランをご提案。おおらかな曲線を描きつつ、天井がつながる様子を眺めていると、おだやかな気持ちになるそうです。
(写真左)直床だったものの、排水管を壁の中に通すことで、床を上げずにキッチンを移動している (写真右)梁に細い棒状のベニヤを並べて曲線をつくり、クロスを張ってRの梁を完成させた

(写真左)直床だったものの、排水管を壁の中に通すことで、床を上げずにキッチンを移動している
(写真右)梁に細い棒状のベニヤを並べて曲線をつくり、クロスを張ってRの梁を完成させた


洗面やトイレ、WIC。生活スペースにもご夫婦のこだわりを


浴室と寝室の動線上に設けたWIC。お持ちの衣装やバッグの数、サイズを細かくヒアリングしたうえで、最適なボリュームで設計しました。壁にはお気に入りのバッグをショップのようにディスプレイできる収納棚を設置。寝室と浴室、リビングのどこからでも出入りできるWICを中心に、邸内を回遊することも可能です。ゲストも使うトイレは、少しだけLDK側に移動。大理石のモザイクタイルやイエローの壁がアクセントの、明るい空間に仕上げています。壁面の収納は、シャープなシルエットを意識しながら鏡の扉を取り付けたオリジナルのデザインです。LDKとテイストを統一し、ゲストもたのしく利用できるようにしています。上質なホテルのような洗面室をご希望だった奥さま。ベージュのタイルやウォールナットの収納扉など、明るいパブリックスペースとは異なる、シックなテイストに仕上げています。トイレを移動して洗面室を拡大し、浴室との間の壁をFIXガラスに変更。視覚的な効果も加わり、開放感もアップしました。
(写真左)一角には奥さまのドレッサーを造作。WICですべての身支度が整うため、身支度の時間が短縮された (写真中)直床だったものの、キッチンと同様、壁中に配水管を通すことで、床を上げずに移動することができた (写真右)一角に3つのランドリーボックスを造作。自宅で洗濯、クリーニング、これから干す物を分けて入れる

(写真左)一角には奥さまのドレッサーを造作。WICですべての身支度が整うため、身支度の時間が短縮された
(写真中)直床だったものの、キッチンと同様、壁中に配水管を通すことで、床を上げずに移動することができた
(写真右)一角に3つのランドリーボックスを造作。自宅で洗濯、クリーニング、これから干す物を分けて入れる


Before&After


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