LDKはニューヨークの美術館をヒントにデザイン
東京・港区の築34年の中古マンションをリノベーションされたIさん。
散歩がご趣味というIさんは、物件を探す時も歩きながら周辺環境を観察し、街の雰囲気にもこだわられたとのことです。そして最終的には、リノベーションでは変えられない街や建物自体の良さで物件を選定。
エントランスや廊下などが重厚な造りの65.67㎡のヴィンテージマンションを購入しました。もともと広い個室とLDKの間取りでしたが、一日のうちで過ごす時間が一番長いLDKを南側に配置し直してさらに広い空間に変更。
全体を黒や茶色などのモノトーンでまとめ、建物の雰囲気ともマッチするシックで落ち着いた印象に仕上げました。空間のデザインは、ニューヨークの近代美術館MoMAをヒントに設計。
物件が持っている古さを活かし、ミッドセンチュリーやロフト的な要素を取り入れ、手持ちのカンディンスキーの絵が似合う空間となりました。

一番長く過ごすリビングを南側に移動して広い空間を確保

ミッドセンチュリーを意識して全体を黒や茶色などのモノトーンでまとめました
キッチン&ダイニング
友人を招き、料理上手なご主人が腕を振るって、食事とワインでおもてなしすることも多いというIさんご夫妻。
そんなときに招いたお客様と会話しながら調理したいとのことで、キッチンは対面式カウンターを採用しました。また、黒のタイルを張ったキッチンは、インテリアとしてもポイントに。
広いスペース内には、スパイスや果実酒の瓶を置くための黒いスチールと木を組み合わせた吊棚も造作しています。また、ダイニングの横の壁の棚の一角にはワインセラーも設置。
ワインセラーがぴったり収まるように、棚のサイズも合わせて設計しました。

会話を楽しみながら料理を楽しめる対面式のカウンターキッチン

ダイニングの横の壁は作り付けの本棚に。一角にはワインセラーも
書斎&寝室
玄関を入って右手には、十分な広さがあるウォークインクロゼットと寝室を配置。
個室は寝室のみの間取りのため、今回は日当りのいいリビングの窓際にお二人の趣味の作業スペースとしてデスクを造作しました。ご主人はPCを、奥様は植物の手入れをこのデスクで作業。
長時間座っていても疲れないように、高さも工夫して設置しました。また寝室は、壁の一面だけを紺色に塗装してマティスの絵画のポスターで装飾。
ベッドカバーとして使っているリネンはスペインのバクス織りのもので、ヨーロッパの良質なホテルのような居心地のよい雰囲気の演出に一役買っています。

リビングの窓際に作業デスクを設置。日当りのよい場所でふたり並んで使えます

寝室の壁の一面を紺色に塗装



