ユニークな間取りを生かし、好みのテイストへ
愛知県・瀬戸市の緑多いのどかな住宅地。
Iさんご夫婦は、約2年かけてこの地に、自分たちの希望にぴったりの物件を見つけました。傾斜地に建つこの家は、中庭を囲むようにコ字に配置されており、平屋なのに階段があるという珍しい物件。
立地はもちろん、庭もあり広さは十分、日当りや眺望も申し分なく、さらには新耐震基準が適用された建物だったこともポイント。
そして何より、たくさんの物件を見て目が肥えてきていたIさんご夫婦にとって、この“変わったつくり”こそが、心をつかむ要因となったようです。リノベーションは、基本的にはこのユニークな間取りを生かし、内装を好みのもので仕上げていく方向で進めました。リビングの床材にはアンティーク加工のオークフローリング。
切り替えのタイルや化粧柱なども配して、好みの渋いテイストを出しています。古い雑貨の収集が趣味というIさんご夫婦にとって、さまざまなディスプレイを楽しめる理想の空間となりました。

(写真左)キッチンの壁は一部をガラス張りにしています/(写真右)リビングの向こうは和室。モダンな引き戸で仕切られています
木の味わいでアンティークな空間を

(写真左)構造体ではない柱や梁が配され、シックな味わいを醸し出す/(写真右)玄関扉は重厚感のある木製。スリットや扉の上部からも光が入る
雰囲気を盛り上げるタイル使い

リビングの床の一部にはめ込まれたタイル。渋いグリーンの色合いは奥様のお気に入り

(写真左)2つの洗面台の段差もモザイクタイルで演出/(写真右)トイレの手洗いにも、壁と同色のさりげないタイル使い
センスが光るサニタリー

(写真左)トイレの手洗い。アンティーク風の水栓に、渋めの色合い洗面ボウルが映える/(写真右)洗面室には高さの異なる2つ洗面台。洗面ボウルや水栓もそれぞれに吟味
間取り
before
after

