新築に建て替えると建坪率が減り、予算もかさむので、リノベーションで暮らしやすくすることに。
1階に念願だった車庫を新たに設け、広々としたLDKと、2階にはコンパクトな動線で使いやすいプライベートスペース。
明るく暮らしやすい希望通りの家に仕上がりました。古い木造一戸建てのため、1階にはどうしても取り除けない柱が残ってしまいますし、天井の高さも変えられない部分が出てきます。
それもうまくインテリアとして組み込んで間取りを決め、低い天井にはダウンライトを付けるなど工夫して、明るく広いリビングを実現させました。
趣味の空間を大々的に設置
1階にビルトインの車庫を新たに設置。
シャッター付の車庫は車好きのご主人にとって念願でもありました。
内装をコルクボード仕様にしたので棚などを取り付けるのも自由自在。
右奥の出っ張りが階段の一部となっています。ご主人が自転車が趣味であるので、車庫の一角、キッチンへとつながる扉の手前に、自転車用の車庫を設けることに。

(写真左)コルクボードの内装の車庫
(写真右)自転車を立て掛ける事でスペースの確保

ウエアやアクセサリー類もたっぷり収まります
車庫隣接のキッチンと自作の収納棚
キッチンのことは男性の自分にはよくわからないからと、プランナーにほぼお任せでプランニングをしてもらいました。
奥の扉は車庫とつながっているので、たくさん食材を買い物してきたときも最短距離で運べます。
構造上どうしても取り除けない柱があったので、キッチンユニットの配置を検討した結果、柱側は冷蔵庫や食器庫を収めることに。
上部の棚は後から奥様が自作したものです。

(写真左)ドアの向こう側はすぐ車庫になっています
(写真右)柱を機能的に活用
柱をインテリアとして活用
キッチンとリビングをゆるやかに仕切る4本の柱。
実はもう1本構造上取り除けない柱で、一番左の柱がそれです。
その柱を利用して残りの3本を加え、インテリアの一部としました。

(写真左)実は左の1本が家を支える柱となってます
(写真右)ナチュラルな仕切りを演出

(写真左)リビング側からダイニングとキッチンを見たところ
(写真右)キッチンが見渡せるテーブル配置に
ダウンライトで雰囲気あるリビング
1階の東側は、広い窓から光が差し込む明るいリビング。
窓側の天井が下がっているのは、2階にベランダがある影響。
ダウンライトを付けてデザインのアクセントにしました。
1階は広いワンルーム仕様のLDKです。
キッチンとリビングが、ダイニングをはさんで少しずれた位置関係でつながっているので、ほどよい距離感が保てます。

(写真左)大きい窓から自然の光がたっぷり差し込みます
(写真右)照明効果で部屋の雰囲気作りを
空間を有効的に使った階段配置
間取りのプランニングでいちばん悩ましかったのは階段の位置。
階段下のスペースが車庫になるように組み合わせて、空間の無駄を作らずうまく収めることができました。
さらに残った階段下のスペースはリビング側からの収納に。

小物にもこだわった階段下の収納スペース
書斎とクローゼット
2階はもともと2間続きの和室がありましたが、中央に階段を設けてベッドルームと書斎の2部屋に分けました。
窓の位置などは変えていないので、部屋を明るくするために、白い壁、フローリングも明るい色を選びました。
現在は書斎として使用している部屋ですが、子どもが生まれたとしたら子ども部屋としても使えるように、大容量のクローゼットを付けています。

(写真左)夫妻のワーキングスペース
(写真中)書籍も入るクローゼット
(写真右)白い壁にアクセントになるインテリア選び
浴室&トイレ&脱衣所
浴室はゆったり広めのユニットバスにしました。
アクセントカラーとして1面を茶色に。
落ち着きある色調がリラックスタイムを演出してくれます。
書斎、ベッドルームなど、すべてプライベートなスペースばかりの2階は、トイレを個室にせず洗面脱衣所の一角に設置する合理的な間取りに。
壁やドアが必要ないのでコストダウンにもなり、また、脱衣所のドアに鍵が掛かるので、使いづらさはありません。
サニタリールームの隣にはクローゼットがあり、その奥右側に寝室へとつながるドアがあります。

(写真左)バスルームには棚があり小物の整理に最適
(写真右)浴室からサニタリールーム

(写真左)脱衣所側からクローゼットを見たところ
(写真右)クローゼットから脱衣所を見たところ
ベッドルーム&クローゼット
2階東側はベッドルーム。
アクセントを付けるために天井か壁の一面に色を加えることをプランナーから提案され、天井を濃いブルーにしました。
暮らす人の個性が表れます。
寝室の隣にあるクローゼットは、別の扉から脱衣所へ出ることもできます。
無駄な動線がなく、クローゼットを介して浴室と寝室を行き来することが可能です。

(写真左)差し色がアクセントになっている寝室
(写真右)寝室のクローゼットから浴室へ行ける扉
Before&After

お客様の声
信頼できる担当者に安心して任せることができました。
私が生まれ育った実家ですが、昭和23年に建てられた家で、途中何度か増築したりして、間取りは整っているとは言えませんでした。
建て替えるとなると建坪率の制限が出てきて、延べ床面積がかなり減ってしまいます。
それなら間取りも自由にできるフルリノベーションをしようと、インターネットの検索サイトから10社ほどに一括見積もりを取りました。
見積金額やプランなどから絞り込んでいき、最終的にアールツーホームさんに決めたのは、担当者の方が感じがよく、構造上の制限などで無理なことはあるにしても、私の希望を最大限に聞き入れてくれようとした姿勢に信頼感を覚えたからでした。
リノベーションの相談を始めた当時はまだ独身でしたが、いずれ結婚したいと思っていたので、独身でも夫婦二人でも暮らしやすい間取り、という無茶なお願いをしました。
にもかかわらず、本当に親身になって考え、案を出してくれました。
もともとなかった車庫を1階につくってほしいという願いも、他社さんからは構造上できないと断られましたが、アールツーホームさんは大丈夫だと言ってくれました。
リノベーションでは、大きなことから小さなことまで、とにかく決めなければならないこと、選択しなければならないことがたくさん出てきます。
だからこそ担当者を信頼できるかどうかは非常に重要。
その点で安心感があったので、本当に満足のいくリノベーションができたのではないかと思っています。
担当者から一言
ライフスタイルプランナー
取り除けない柱があるなど、リノベーションには構造上の制限がいろいろと出てきます。
今回も例外ではなく、プランの変更を余儀なくされた部分もありましたが、説明するとS様はよく理解してくださって、代替案を受け入れてくださいました。
お任せしていただいた部分も多かったのですが、何よりもS様がどのような暮らしがしたいのかというご要望が打ち合わせの話し合いの中からよく伝わってきたので、暮らし方を想像しながら間取りを考えることができました。
一緒につくっていった家という感じがしています。
それだけに、喜んでいただけて本当にうれしく思っています。
ありがとうございました。

