周辺に役立つ機能を備えた小さなビルに
「婚活マンション」でおなじみのPDOが自社ビルをリノベーション。
豊島区の有楽町線「要町駅」が最寄りの大通り沿いに位置する3階建ての建物を内外装ともにリフレッシュして生まれ変わりました。リノベーションのテーマは、「周辺地域と交流し、コミュニティ・健康・婚活をビル全体で体現する」。
これまでは1階をPDO事務所、2階3階は住居として使用していたビルを、今回は1・2階をスケルトンにした上で、1階をテナント、2階を賃貸住宅「婚活マンション」として活用、3階にPDO事務所と大きく入れ替えてのフルリノベーションです。建物は昭和50年築の鉄骨造。
内装は当時のままで、断熱性能も弱く、夏は暑くて冬は寒いといった問題もいろいろありました。そこで今回は、全体に断熱材充填、LOW-eペアガラス使用、無垢床材、珪藻土塗りなどを実施。
これまでとは見違えるほど居住性能を向上させることができました。また、外装には既存の外壁に保護を兼ねた白塗装を施し、彩度を変えた杉板をレイヤーとして張付け。
地域に役立ち、結活マンションの実践と紹介の場として、街に自然と溶け込ませながら、品性を感じる佇まいを目ざしました。2012年3月に外装・3階の工事が完成。
引き続き、屋上露天風呂付き庭園と2階のスーパー婚活マンションの2期工事を進めています。1階テナントのデザインにはかなり注文を出し、PDOビル全体と1階テナントのデザイン整合性を確保。
これまでの費用は、内部解体、新規外装、3階内装工事などコストを抑えつつ、500万円台で実現しました。また、コンセプトの周辺に役立つ機能を持たせるために、1階のテナント選定は慎重に吟味。
結果、入居したのは唐揚げ専門店で、面積5坪で初月度、1日30万円以上売り上げる繁盛店となりました。賃貸借契約は、売上げ歩合制度を採用。
テナントの売上げに応じて賃料が変動するユニークなシステムです。こうして貸手側もテナントと運命共同体として一体となり、要町の商業活性化に貢献して行く考えです。

(写真左)ビルの夕方の景観です /(写真右)ビルのエントランス

入り口の脇に設けたサイン
3階PDOオフィス
3階は、1階から移動したPDO事務所として使用。
事務所は構造躯体の鉄骨、既存の障子を残し、古き良きものと新しいもののバランスを取り入れながら、居心地のよい空間を作りました。内部は素材などにもこだわり、PDOが提唱する「婚活マンション」「夫婦愛を育む家」の要素のひとつである「科学物質を排し、自然建材を利用する」を実践しています。

「婚活マンション」のこだわりも体感できる自然素材を使ったオフィス

構造躯体の鉄骨、既存の障子を活かしながら心地よい空間をつくりました

障子から外のやさしい光がこぼれる明るいデスク

各フロアを行き来する螺旋状の階段
間取り
before
after
Before/After
before
after
before
after

