3つの空間が不思議に交じり合う個性的なLDK
築15年、4LDKのマンションをリノベーションされた名古屋市のKさん。
以前の間取りは、庭に面した開口部が三角形で特徴的だったものの、それがあまり活かされていませんでした。まずはその開口部を活用すべく、既存の三角形の開口部の角度と平行に仕切り壁を造作。
開口部の一面に沿って生まれた新しい空間に、ワークスペースを設置しました。さらに仕切り壁の角度に合わせてフローロングも切り替えし、新たなリビング空間を設置。
その角度でデザイン、空間レイアウトをすることにより、LDスペースの中央部に異空間が重なり合うような不思議な間取りが誕生しました。
ワークスペースから、LDK空間を見渡す
（写真左）ダイニングスペースの隣に重なるように設けられた角度の異なるリビングスペース
（写真右）ワークスペースの仕切り壁の角度に合わせてフローリングを切り替え
キッチン＆収納
対面式のキッチンには、新たに白木のカウンターを造作。
カウンターにつなげるようにダイニングテーブルを設置し、料理をしながらLD空間との会話も楽しめます。また、玄関ホールからLDKスペース入口にあったドアを外して、オープンな空間に変更。
さらに廊下部の壁を利用して飾り棚を造りつけ、趣味で収集されているマグカップを飾ったり、小物などがたっぷり収まる収納スペースも設けました。
キッチンの背面や脇には大容量の飾り棚を設置しました
廊下から続くキッチン脇のディスプレイ棚には、趣味のカップのほか、CDや本、スーツケースなども機能的に収納できます
玄関＆廊下
玄関脇の個室のスペースの一部を削り、玄関とホールのスペースを拡大。
広く明るい玄関とホール、廊下が生まれました。さらに玄関からLDKへと続く廊下のフローロングはLD部と統一。
視覚的な広がりを演出するとともに、家全体に一体感を持たせました。
（写真左）間口を広げて明るく開放感の増した玄関
（写真右）玄関ホールからLDまで同質のフローリングを採用し、家全体の統一感をもたせています
Befor＆After
before
after
庭に面した個性的な三角形の開口部の特徴を最大限に活かして、機能的かつ個性的な新しい間取りが誕生しました
