レンガ壁が似合うブルックリンスタイルの空間
ニューヨークのブルックリン地区といえば、若手のアーティストやクリエイターが集まる世界屈指のお洒落な地域。
そんなブルックリンのカフェをイメージしたリノベーションです。ブルックリンのイメージといえば、レンガ造りの建物や石畳の街、ミックスカルチャー、ヴィンテージ家具など。
その空気感を、こだわりの内装、素材、家具、雑貨などで再現してみました。まず、リビングには、ヴィンテージ風のレンガを壁の一面に貼り詰め、ブルックリンの古い建物のイメージを表現。
そこにノージャンルでミックスした家具と、ミックスカルチャーをイメージしたアート、本、音楽、写真などを取り込んで、全体をブルックリンスタイルのインテリアに仕上げました。床やドアは、年季の入った既存のものをそのまま使用し、インテリアとマッチング。
壁は、経年変化で味が出てくるように塗装で仕上げて味のある空気感を演出しています。アンティークのデスクを置いたり、味のあるアート写真を飾ったりと、さりげないヴィンテージ感も全体の味となっています。

シカゴで使われたパブミラー、古いお店のロゴ看板、グリーン、本、家族の写真などを飾った棚

(写真左)ライトアップしてレンガの質感を楽しめるようにしました
(写真右)4人のお子さんも余裕で一緒に座れる大きなソファーのあるリビングスペース
キッチン
キッチンはLDと向かい合ったオープンな対面式を採用。
木製のカウンターをキッチンに沿わせて造作し、カフェ風に仕上げました。背面のガラスモザイクを配した棚はどこかクラシカルな空気感。
無垢の扉やモザイクは、時が経っても色褪せせず、味わいを積み重ねていきます。

リビングから見たキッチンは本物のカフェのよう

カウンターとダイニングテーブルは大勢で囲める広々タイプ

子供たちとも一緒に料理を作って楽しめる広いシンクを備えたカウンターキッチン
個室・子供部屋
こちらのご家庭は、成人した長男と女の子3人の6人家族。
みんなが集う広々リビングを確保したあとは、それぞれの子供たちにスペースを分け与え個室をつくりました。
「本棚が欲しい!」「IKEAの飾り棚と黒板を!」などなど、それぞれのリクエストに合わせた個性豊かな部屋となっています。子供たちの個室を増やしたぶん、ご夫婦の部屋は少しコンパクトに改修。
もともと使っていた化粧台は小さくリサイズしたり、家具なども調整しましたが、こじんまりとした部屋ながらも機能的で快適な空間となっています。

ご夫婦の部屋はコンパクトながらも木の質感を生かした癒しの空間となっています

(写真左)本棚が欲しい!のリクエストに応えて/(写真右)IKEAの飾り棚と黒板を配した部屋

(写真左)大人のお兄ちゃんの部屋はシンプルに居心地よく
(写真右)上級生になるお嬢さんの部屋には、机と本棚をしっかり造作
廊下&洗面所・バス

忙しい朝の混雑を解消する広い洗面所
大勢のレディたちのために、洗面室を広めにとってみました。広い洗面台は、既製品のキャビネットを2つ繋げて大工さんにカウンターを作ってもらって完成。
カットミラーは既存のものを利用し、姿見の裏には便利な小物収納を造作しています。
さらにバスルームとトイレも最新設備を備えた空間に一新。
音楽が聴けるようになった浴室は、子供たちにも大人気です。

(写真左)新しいお風呂では音楽も聴けます
(写真中)壁や天井も塗装で仕上げ、リフレッシュしたトイレ
(写真右)洗濯場を廊下に移して家事効率をUP。ゴチャゴチャ感が出ないように目隠し壁もつくりました

