広い間取りを生かしたつくり


地元で医院を営まれていたお客様。
併用住宅の医院部分を住宅へと改装し、用途変更と耐震改修をしたいとの要望でリファイニングの計画を。
医院独特の広い間取りを生かし、広々とした廊下や、個々の部屋をゆったりくつろげる空間となる様に提案し、
設備配管、電気配線や住設機器の更新を行い、次世代へと受け継がれる建物の再生が実現しました。鉄筋コンクリートと木造が隣り合わせに一体となった混構造の建物
もともと診療室のあった明るい場所にはリビングを配置。
木造の大空間を支える鉄骨の補強は『見えていると安心』というお施主様の要望から、
あえて柱と梁が部屋の中央に出し、外部からの雨漏れが原因のシロアリ被害もあった事から
建物全体の建物診断・耐震診断を行い、各所を補強。古くなった配管や電線も全て更新しました。
将来を見据えたリファイニングで、安心とゆとりを実感できる建物再生が実現できました。
座ってくつろげる堀コタツでゆったりと

座ってくつろげる堀コタツでゆったりと

 

お客様の要望は『家にいても旅行に行った時の様な優雅さを。』


お客様から旅先で気に入ったホテルを数カ所お聞きして雰囲気や色使いの参考にプランニングを行いました。将来を見据えて広いバリアフリーの廊下。車いすが自力で転回できるように150センチの幅を確保して設計。
駐車場からのアプローチは1/15勾配のスロープとして、車椅子でも介助なしでバリアフリーのまま全ての部屋へ移動ができるように工夫を施しました。
個々の部屋には、急なお客様が来ても話をしながらお茶を出す事ができる様に簡易的な水廻りを配置。
ユニットバスには3枚引き戸、トイレは幅広引き戸でまずは自立した生活、そして将来的に介助が必要となっても改修を要しない間取りとしました。
解放感のある広々とした廊下は将来を見据えてバリアフリー対応

解放感のある広々とした廊下は将来を見据えてバリアフリー対応

 
個々の部屋もすっきりと広く

個々の部屋もすっきりと広く

 
水廻りスペースも細部にこだわりを

水廻りスペースも細部にこだわりを


wasitumae 杉工建設before


sugico_002_1 杉工建設after


※こちらの物件の専有面積は、リノベーションをした箇所の専有面積となります。