インターネット回線用語って難しい! 選び方のポイントを業界歴15年の私がまとめます

インターネット回線用語って難しい! 選び方のポイントを業界歴15年の私がまとめます

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インターネット回線を自宅に引こうと思っても、
「専門用語が多くて分からない」
「種類が多すぎてどこと契約したらいいか決められない…」
そのように悩む方は少なくありません。

インターネットは、使う人の住んでいる地域や利用頻度などによってぴったりなサービスが違ってきます。「これが1番いい」と一概にいえるものはないので、インターネット選びに悩むのは当然です。

そこで今回は、通信業界で15年働いてきた私が、インターネット環境を整える上での基礎知識と、選び方のポイントを徹底的にご紹介します。

最低限知っておきたいインターネット用語

最初に、最低限抑えておきたいインターネット用語についてです。
インターネット回線と呼ばれるものには「光回線」「モバイル回線」「CATV(ケーブルテレビ)」「ADSL(エーディーエスエル)」があります。それぞれのインターネット回線の特徴とよく出てくる専門用語について簡単に説明します。

光回線とは

光回線とは、光ファイバーという特殊なケーブルを用いたインターネット回線のことです。インターネット回線の中でもっとも通信速度が速く、快適なネット環境を整えられます。

マンションなどの賃貸物件では、月額約3,000円〜5,000円で利用できます。光回線を利用するためには、「光回線サービス」と「プロバイダ」の両方での契約が必要です。

プロバイダについては後ほど詳しく説明します。

光回線には、データ通信量の上限を超えて通信を行ったときに通信速度を低速に制限される「通信制限」がありません。そのため、データ通信量を気にせず、快適にオンラインゲームや動画を楽しみ、遠く離れた人とビデオ通話をすることも可能です。

2019年時点で光回線の契約件数は、約3,100万件といわれていることからも、多くの人が高速ネット通信を利用していることがわかります。光回線であれば、インターネット回線の中でもっとも快適なネット環境を整えられます。

モバイル回線とは

モバイル回線とは、携帯電話会社の電波を使ってインターネット接続ができる回線のことです。普段私たちが使っているスマートフォンもこのモバイル回線にあたります。

先ほどの光回線とは異なり、モバイル回線には「通信制限」があります。制限は主に、月間データ量の上限を超えた場合と、3日間(直近72時間)の通信量を超えた場合の2つのケースです。

一定時間が過ぎるのを待つことで制限が解除されますが、それまでは快適なインターネットはできなくなってしまいます。

CATV(ケーブルテレビ)とは

CATVとは、専用回線を通じて多彩なテレビ番組を視聴できるサービスです。
CATVのインターネットはテレビ線を使用し通信します。通信速度は光回線と比較すると劣りますが、通信は安定していて一定の速度で利用できることがポイントです。

月額料金は約6,000円と他のインターネット回線と比較しても高めとなっていますが、別途プロバイダ契約をする必要がないため、プロバイダ契約の手間や月額料金はかかりません。

ADSL(エーディーエスエル)とは

ADSLとは、電話回線(アナログ)を使ってインターネットに接続するサービスです。インターネット回線の中でもっとも速度はありませんが、月額料金が約2,000円から利用できますよ。

ただし、ADSLは2023年1月31日にサービス停止を決定しています。現時点で加入している方で引き続きインターネットを利用する場合は、光回線等へ乗り換えが必要です。

無線LANとは

無線LANとは、文字の通りケーブルがなくてもインターネット接続ができる機能の総称です。
無線で通信できる距離は100メートルほどですが、無線LAN機器と電波を受け取るパソコンやスマートフォンの間に壁などの障害物があると、通信速度は遅くなります。

Wi-Fiとは

Wi-Fiとは無線LANの認定規格の1つで、先ほどの無線LANという大きな枠組みの中にWi-Fiがあります。例えると、無線LANが「自動車」なら、Wi-Fiは自動車の中の「日本車」のようなイメージです。

Wi-Fiならケーブルを使わないので、パソコンを移動させてどこでも好きな場所でインターネットが利用できます。例えば、仕事の資料作りやメールなどはデスクで、動画の視聴やビデオ通話はソファーでくつろぎながらなど、そのときの気分に合わせて利用できるので便利です。

またスマートフォンをWi-Fi接続することにより、通信制限を気にすることなく、インターネットを利用できます。最近では家庭用ゲーム機や家電のWi-Fi対応も広がっています。

テザリングとは

テザリングとは、スマートフォンのモバイル回線を利用して、パソコンやタブレットなどをインターネットに接続することです。簡単にいえば、スマートフォンをWi-Fiルーターとして代用できるサービスです。
テザリングを利用するためには、契約している携帯電話会社のオプション加入を事前に行っておく必要があります。

テザリングでインターネットを利用する場合、1番の注意点は「通信制限」です。通常のスマートフォン利用と比較して、パソコンやタブレットでのインターネット利用は、より多くのデータ通信を行う傾向にあります。

スマートフォンの通信を利用し、どこでもインターネット接続ができる「テザリング」はとても便利な機能です。しかしその反面、データ通信量での負担が大きく、通信自体も不安定になりがちです。
テザリングはメインとしての利用ではなく、いざというときのための通信手段として利用することをおすすめします。

プロバイダとは

プロバイダとは、回線をインターネットにつなげるサービスを提供する事業者のことです。例えると、ネット回線は「高速道路」で、プロバイダはその高速道路を利用するためにくぐる「ゲート」です。

実際の高速道路に「ゲート」がいくつもあるのと同じで、プロバイダにも様々な会社があります。したがって、私たちがインターネットを使うためには「ネット回線」と「プロバイダ」の両方と契約する必要があるのです。

契約は2つパターンがあり、「ネット回線」と「プロバイダ」を別々に行う場合と、一体型といってセットになったものがあります。

快適なインターネット環境が整う物件選びのポイント

賃貸物件であれば、元々どのようなインターネット設備が備わっているかも大切です。住まい選びの際に気を付けるポイントを見ていきましょう。

ブロードバンド対応なら快適なインターネット生活

「ブロードバンド対応」とは、「高速」「定額料金」「常時接続」で利用できるインターネット回線のことです。前述した「光回線」「CATV」「ADSL」がブロードバンドにあたります。

現在ではメールやインターネット閲覧以外にも、家電のWi-Fi接続やビデオ通話、動画のダウンロードなどネット回線を利用する機会がぐっと増えました。それにより、たくさんのデータ通信量を高速で利用できる回線が必要です。

例えば、パソコンを使用しているときに他の家族の動画再生がまったく進まないことがあったら、とても不便ですよね。ブロードバンド対応物件なら、家族みんなでインターネットを利用する場合も安心して使えます。
また、生活の中でネット回線を利用する家電が増えても快適に使えますよ。

CATV(ケーブルテレビ)は安定した回線が魅力

CATVは、テレビをよく視聴する方にとくにおすすめです。放送しているチャンネルでは、地域イベントやおすすめスポット、防犯・防災や行政情報など、地域に密着した暮らしに役立つ情報が豊富にあります。

アンテナ受信ではなくケーブルを用いるため、テレビの映りが悪い地域や天候に左右されずに安定して利用できます。その地域に引越してきたばかりの方や、テレビはよく見るけれどインターネットはあまり使わない方におすすめです。

BS/CSアンテナで豊富な番組を楽しめる

BS/CSとは豊富なチャンネルを見られる衛星放送のことです。賃貸物件ではBS/CSアンテナが設備としてついていたり、共同アンテナが設置されていたりする場合には、自分の部屋のベランダにアンテナをつける必要がありません。

視聴のためのチューナーや有料チャンネルは別途料金がかかりますが、地上波では放送していない番組が数多く見られます。例えば、人気スポーツであるプロ野球や海外のスポーツ生中継、映画やドラマの再放送などがあります。
家でゆっくりいろいろなテレビ番組を見てくつろぎたいという方に、嬉しい設備といえるでしょう。

面倒な手続き不要のインターネット使用料無料物件

インターネット使用料無料の物件では、個人で契約して月々の支払いをすることなく、インターネットを自由に利用できます。そのため、たくさんあるネット回線やプロバイダを検討する時間と手間がなく、インターネットに詳しくない方でもすぐにネット環境を手に入れられます。

また、通常のインターネットの開通は数日から数週間かかるのに対し、入居と同時にインターネットを利用できるので、すぐに利用したい方も安心です。万が一、短期間で退去するとなった場合も、面倒な解約手続きや解約金の支払いも不要です。

ただし、Wi-Fi環境でインターネットを利用する場合は、別途無線Wi-Fiルーターを自身で用意する必要があります。インターネットの利用頻度があまりない方や、入居後すぐにインターネットを利用したい方にはおすすめです。

インターネット「完備」と「対応」の違い

インターネット完備とは
プロバイダ契約が完了していて、部屋まで回線がきている状態です。そのため入居後すぐにインターネットを利用することができます。面倒な回線工事やプロバイダ契約も不要で手間や工事費はかかりません。

インターネット対応とは
建物の共有部分までインターネットの回線工事が完了している状態です。インターネットを利用するためには、共有部分から自分の部屋まで回線を引き込む必要があり、自身でプロバイダに連絡をし契約をする必要があります。

選ぶときのポイント
インターネットは使いたいけれど速度などにこだわりがなく、仕事などで大容量データのやり取りのない方であれば、「インターネット完備」の物件がおすすめです。

一方で、利用する時間帯によって通信速度が遅くなると困る方や快適に動画を視聴したい方など、極力ストレスが少ない状態でインターネットを楽しみたい方は、自身で回線やプロバイダを契約するとよいでしょう。

セキュリティ設定の重要性

電波でデータを送受信するときには、セキュリティ設定が必須です。セキュリティが正しく設定されていないと、勝手にインターネット接続されたり、自分のパソコンに入っているデータを盗み取られたり、情報が悪用される恐れがあります。
セキュリティは、利用する通信端末で無線LAN対応機器を認証します。一度認証を行えばその後は毎回設定を行う必要はありません。

正しいセキュリティ設定を行い、安全で快適な環境で利用するようにしましょう。

インターネット環境を整えて家事も育児もスムーズに

我が家のインターネット活用術

我が家では光回線を最大限に活用し、それぞれ快適なインターネットを楽しんでいます。

子どもは「動画配信サービス」のアニメをテレビで楽しみます。インターネット回線をテレビに接続することで、何万本もある動画の中から好きなものを選べます。わざわざビデオショップに行ってDVDをレンタルする必要がないので、忙しい子育て家庭に嬉しいサービスです。

ネット回線の速度にもよりますが、数秒で再生開始できるので待つことが苦手な子どもがいても安心です。
主人は、オンラインゲームを就寝前に楽しむのが日課です。ゲーム機をインターネット回線に接続することで、自分以外のプレイヤーと時間を気にせず、いつでも気軽にゲームをプレイできています。

Wi-Fi接続なら家のどの場所でもプレイできるので、ソファーやベッドサイド、ダイニングなど自分の好きな場所でストレスを発散しています。

私は、撮影した子どもの写真を「写真共有サービス」でWeb上に公開し、遠方で暮らす両親に共有しています。以前はメールで写真を共有していて、1通送るのにとても時間がかかりましたが、光回線環境なら何十枚とある写真が数分で共有できるので便利です。

また、通信制限を気にすることなくストレスフリーで使えます。こういったサービスを利用することで、以前より両親とのコミュニケーションも増えました。

スマート家電との連携で家事や育児がもっと楽になる

スマート家電とは、インターネット接続でスマートフォンやタブレットと連携できる家電製品のことです。実際に我が家で活用しているアイテムを2つご紹介します。

レコーダーに録画した番組を外に持ち出せる
Wi-Fi環境があれば、レコーダーに録画した番組をスマートフォンやタブレットに転送できます。転送した番組はネット環境がない場所でも再生可能です。
録画した番組は子どもが退屈してしまう場面で大活躍します。例えば、レストラン等の待ち時間や長時間のドライブなどです。
子どものお気に入りの番組をあらかじめ用意しておけば、出先でも家族で楽しく過ごせるでしょう。

自動調理鍋(無線LAN対応)のレシピ対応で料理の幅が広がる
自動調理鍋は、食材を入れてボタンを押すだけで料理が出来上がる便利な調理家電です。中でも無線LANに対応しているモデルは、Wi-Fi経由でレシピを本体に追加できる優れものです。

使い込むほど料理の幅が広がり、毎日の料理の時短につながっています。忙しい毎日をサポートしてくれる家電は、ネット環境があればさらに便利に使えますよ。

このような家電もWi-Fi環境を整えることでケーブルが不要になり、どこでも好きな場所にスッキリ配置できます。また、レコーダーや調理鍋に限らず、冷蔵庫やテレビなど多数の無線LAN対応家電を同時に接続できるのも、Wi-Fiのメリットといえるでしょう。

通信費用をトータルで見直すと節約に

インターネット回線とスマートフォンの月額料金の両方を見直しましょう。導入する回線によっては、スマートフォンとセットにすることで割引を受けられる場合もあります。

さらに、Wi-Fi環境でスマートフォンを利用することで、月々の通信量を抑えて安い料金プランに変えることも可能です。

私は以前「モバイルWi-Fiルーター」を使ってインターネット利用をしていました。しかし、ビデオ通話や動画など大容量の通信をした次の日には「通信制限」がかかっていまい、とても快適なネット環境とはいえませんでした。

その後ネット契約を見直し、対応している光回線へ切り替えを行いました。その結果、全体の通信費が以前と比べ、月々2,000円ほど下げられ、年間24,000円もの節約につながったのです。
現在では、通信制限を気にすることなく快適なネット環境で利用できています。

絡まりがちな配線をスッキリまとめるコツ

床にある配線は掃除の邪魔になり、ホコリがたまりやすく危険です。グチャグチャした配線があるだけで部屋の見た目もよくありません。
我が家ではハイハイをしはじめた子どもとペットの猫がいるので、配線の整理にはとくに気をつけています。実際に使っているものでおすすめしたいアイテムを2つ紹介します。

1つ目は「結束バンド」です。その中でも、マジックテープのものがおすすめです。

マジックテープならあまり強く固定されずにスッキリまとめられます。ケーブルは負担がかかりすぎると発火のリスクが高まるので、できる限り軽く固定し、熱を分散させるように心がけましょう。

2つ目は「コードボックス」です。箱型になっていてモデムやルーター、配線の一式を収納できます。
子どもやペットが引っ張ったりかじったりできないようにでき、見た目もスッキリとまとまります。掃除もしやすくなるので、ストレスを軽減できますよ。

どちらもホームセンターなどで手軽に購入できますので、ぜひ使ってみてくださいね。

インターネット選びは住まい探しと並行しよう

今回はインターネット環境を整える上での基礎知識と、選び方のポイントを紹介しました。

インターネットは契約から利用できるようになるまでに、数週間かかる場合があります。住まい探しと一緒にインターネット選びをはじめると、入居のタイミングで快適なネット環境を整えることが可能です。

インターネット選びは難しく、月額料金で選ぶ人が多いです。よくわからないまま契約をしてしまうと、その後のネット環境にストレスを感じるかもしれません。

今回お伝えしたポイントをおさえておけば、自分のライフスタイルにぴったりなサービスを選べます。快適なネット環境を作って、新生活を楽しんでくださいね。

ちゅん子

ちゅん子

3歳と0歳の子どもを育てる会社員ママ。通信業界15年目。ネット回線とスマートフォンの専門知識を持つ。
現在は在宅フリーランスになることを目標に、育児のスキマ時間で勉強をしています。妊娠や出産をきっかけに「働き方を変えたい」と考えるママに向けて、在宅フリーランスを目指す過程、育児に関する情報を発信するブログ「すまいるまむ」を運営中。

※このページの内容は、2020年8月28日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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