葛飾区は東京23区の北東端に位置し、東は江戸川を境に千葉県松戸市、西は足立区と墨田区、南は江戸川区で北は埼玉県八潮市と三郷市に接しています。区内からは都心にも出かけやすい立地です。

私は結婚と同時に葛飾区に住み、子どもを2人授かりました。働きながら育児をする中で、葛飾区は仕事と子育てを両立しやすく支援が充実している地域だと感じています。私の実体験から、安心して子育てできる葛飾区の魅力を紹介していきます。葛飾区の物件を探す

金町駅

わが家は金町駅を最寄りとする住宅街に住んでいます。駅の北口は近年、再開発中です。上層部はマンション、下層部は商業施設となる複合施設が整備される予定です。

金町駅から8分ほど歩くと、東京理科大学葛飾キャンパスがあります。大学の周辺は水と緑が豊かな公園で、サッカーグラウンドやテニスコートが併設されており、子どもから大人までスポーツを楽しめる施設です。

さらに、金町駅と新小岩駅をつなぐ貨物線の旅客化が検討されています。旅客化により葛飾区の南北がつながれることで、アクセスがさらによくなることが想定されます。葛飾区の金町駅周辺のさらなる進化が楽しみです。

葛飾区の概要

柴又帝釈天に続く参道

葛飾区を舞台としたアニメや映画を知っているという方も多いのではないでしょうか。葛飾区の下町人情あふれる町並みは、地元の人々の雰囲気そのものです。昔ながらの温かみや、人と人とのつながりを強く感じます。

映画の舞台にもなっている柴又には、およそ400年の歴史がある観光名所「帝釈天」があります。駅前から続く参道を歩くと下町風情を体感でき、伝統文化を学ぶことも可能です。

さらに、家族連れで楽しめる大型のショッピングモールや自然の豊かな公園や施設が多く、元気いっぱいの子どもたちが思い切り遊べる環境が整っています。

葛飾区は、JR常磐線・JR総武線・京成線・北総線など、複数の鉄道路線が運行しています。また、都バスや京成バスも運行されていて、車を持っていなくてもお出かけに困ることはありません。亀有駅から常磐線に乗車し、北千住で上野東京ラインに乗り換えることで、約30分で東京駅に移動できます。

通勤通学に便利であることや治安面でも優れていることから、ファミリー層にとてもおすすめできるエリアだと思います。

わが家が子育て環境に葛飾区を選んだワケ

水元公園の広場

葛飾区で暮らす前、私たち夫婦は別の市区に住むことも視野に入れていました。しかし、アクセスのよさやレジャー施設へ行きやすい点が気に入り、最終的に葛飾区で住居を探すことになったのです。

私は以前、千葉県に住んでいましたが、葛飾区で賃貸住宅を検討していたとき、都内でも比較的安い値段で住めるなら安心だな、と思ったことを覚えています。

葛飾区で暮らすようになり、子どもと出かける機会が増えました。特に、都内最大級の広さを有する水元公園はわが家のお気に入りです。虫や野鳥などの生き物がたくさんいて、子どもたちが遊びながら自然を学ぶことができる環境は、私たち家族の子育て方針とぴったりだと感じています。

葛飾区の風景

葛飾区は日本経済新聞社の調査において、2019年に共働き子育てしやすい街1位に輝いた実績があります。待機児童も3年連続0人という素晴らしい数字です。働きながら子育てをするには本当に心強い結果だといえます。

ここからは葛飾区で子育てをする魅力をたっぷりお伝えいたします。

数字で見る葛飾区の子育て事情

葛飾区の総人口は2024年6月現在、47万人近くになっており、緩やかな増加傾向にあります。ただし、昨年から比べると、14歳以下の年少人口は減少傾向にあります。

【14歳以下の年少人口】

・51,163人(2023年6月1日時点)

・50,563人(2024年6月現在)

このように、葛飾区の総人口は緩やかに増えているものの、年少人口の割合が減少しているという特徴が見られます。

葛飾区の保育施設数は以下の通りです。

公⽴保育園  37園

私⽴保育園  88園

認定こども園 8園

認証保育園 8園

小規模保育事業 15園

家庭的保育事業 15園

平成31年度の4月時点で54名存在した待機児童は、令和3年から3年連続0名です。葛飾区の私立幼稚園は28園、区立幼稚園は2園です。3歳になってから入園できる、満3歳児の受け入れをしている園も多数あります。

葛飾区の子育て支援状況

私は葛飾区に住んで10年目になりましたが、葛飾区の子育て支援制度に幾度となく助けられてきました。

ここでは葛飾区の支援情報のうち、5つを紹介します。ただし、ご紹介する内容から今後変更になる可能性もありますので、最新情報は葛飾区のホームページを確認してください。

葛飾区には、子ども医療費助成制度があります。区内で子どもを養育している方に対し、子どもにかかる医療費の一部を助成することにより、子どもの保健の向上と健やかな育成を支援することを目的とした制度です。

・乳幼児医療証:就学前の児童は0〜6歳児が対象

・子ども医療証:小中学生対象

・高校生等医療証:18歳に達してから最初の3月31日までの児童が対象。高校に就学していない場合も対象。

健康保険証と子ども医療証を提示すれば大部分の病院や薬局で自己負担はありません。

わが家の長男は0歳児から保育園に通園していたこともあり、体調の変化が激しく、大きい病院を利用する機会もありました。その際、安心して病院を受診できる医療費助成制度は大変ありがたかったです。

葛飾区は2023年4月から、区立小中学校の学校給食費の完全無償化を実施中です。目的は、生徒の心身の健全な成長を促し、教育環境をさらに充実させることにあります。

葛飾区の子どものことを第一に考える方針は、家庭の負担軽減にもつながっていると感じます。わが家は給食費がかからなくなった分を、子どもの習い事に充てました。

葛飾区には2024年6月現在、子ども未来プラザが3つ設置されています。今後は合計で7箇所に設置予定です。

子ども未来プラザとは、地域の子育て支援を担う施設です。妊娠期から子どもが成人するまでの間、切れ目のない支援を提供することを目標としています。子育て世代の負担や不安の解消を目指し、親子が安心して遊べる場所を提供しています。小・中・高校生も対象とするスペースを整備し、多様なニーズに対応しているところも特徴です。

もちろん区内には児童館もありますが、こども未来プラザは子育ての具体的なサポートが受けられる拠点となっています。

しあわせサービスとは、協力会員として登録している住民が、掃除や家事を手伝ってくれる制度です。料金は1時間あたり700円と、利用しやすい料金設定となっています。忙しい家庭にとって重宝されるサービスです。

こどもひまわり110番のプレート

葛飾区では、子どもたちの安全を守るために「こどもひまわり110番」の取り組みを行っています。民家や事業所に協力いただき、現在区内約3,300箇所にプレートが設置されています。

プレートは、子どもたちが危険を感じた際に、安心して逃げ込める場所を示す目印です。こういった地域の取り組みがあると、保護者も安心して子育てができるでしょう。地域全体で子どもたちの安全を見守る、人と人の結びつきの強さは葛飾区らしさだと感じています。

葛飾区公式サイト「子育て・教育」

柴又帝釈天の参道

私は、長男が生まれてからは保育園に預けながら働き、次男のときには育休を利用して子どもたちとの時間を大切にしました。

育休中に子どもたちとよく行ったのは児童館です。私が行っていた児童館ではベビーマッサージ教室や、ママヨガなどのイベントが頻繁に開催されていました。離乳食講座にも参加したことがあります。さらに、児童館には子どもに優しく接してくれる保育士さんや、悩みを聞いてくれる相談員さんもいて、心の支えになっていました。

実際に葛飾区で子育てをしていると、子育てを支援してくれる施設や環境が整っていると感じます。ここからはその魅力をお伝えしていきます。

葛飾区で子育てをする魅力

東京かつしか赤十字母子医療センター

葛飾区には小児科・耳鼻科・皮膚科の病院が充実しているため、子どもの急な体調不良が起きても安心です。わが家は子どものアレルギーが重度であったことから、地域の病院から大きな総合病院を紹介してもらい、治療を受けていました。

区内には、地域の診療所や病院と大規模な総合病院とが連携し、専門的な医療サービスを提供できる体制が整っています。

東京かつしか母子医療センターは、2021年に新築移転した葛飾区の母子医療・小児医療の中心的な病院です。赤十字イムス東京葛飾総合病院、東京慈恵会医科大学葛飾医療センターは、葛飾区の主な総合病院として地域の医療を支えてくれています。葛飾区はいざというときに頼れる医療システムが存在しているため、子育てへの安心感があります。

葛飾区の子育て環境

葛飾区には、子育て世帯におすすめの施設が充実しています。家族で楽しく過ごせる環境が整っており、遊びながら学べる施設も多いです。ここからは、私のおすすめの施設をご紹介します。

未来わくわく館

未来わくわく館は子どもたちが科学の不思議を体験しながら学べる施設です。特に身近な「空気」「水」「光」についての参加型展示装置があり、楽しみながら学べます。

施設名:未来わくわく館

所在地:葛飾区新宿6-3-2

アクセス:JR常磐線 金町駅から徒歩8分

開館時間:午前9時から午後5時まで

ミッカの入り口前のフロア

亀有駅前にある、絵と言葉のライブラリー ミッカは、絵本や工作を楽しめる図書館です。こちらの図書館は、靴を脱いで利用するようになっており、くつろぎながら絵本を読めます。子ども向けの本が多い印象ですが、大人向けの本や画集もあり、親子で一緒に楽しめるところもおすすめポイントです。

施設名:絵と言葉のライブラリー ミッカ

所在地:東京都葛飾区亀有3-26-1 リリオ館7階

アクセス:JR常磐線 亀有駅南口 徒歩1分

開館時間:午前10時から午後18時

上千葉砂原公園

上千葉砂原公園は交通公園の機能に加え、園内にはふれあい動物広場が併設されています。リスザル・ヤギ・ミニブタなどの動物を見ることができます。

さらに、ポニーに乗ったりモルモットに触れられたりと、動物と近い距離でのふれあい体験が可能です。

施設名:上千葉砂原公園

所在地:東京都葛飾区西亀有1-27-1

アクセス:京成タウンバス JR常磐線 亀有駅から乗車「上千葉砂原公園」下車すぐ

開館時間:常時開園(各エリアで利用時間が異なります。)

葛飾区の住まい事情

ここからは葛飾区と近隣地域の家賃相場を見ていきましょう。葛飾区の1LDK・2K・3DKの家賃相場は12.69万円です。お隣の墨田区は15.17万円で、都心の千代田区は22.05万円円でした。

少し広めの間取りで比較すると、葛飾区の2LDK・3K・3DKの相場は、20.27万円。お隣の墨田区は20.89万円、都心の千代田区は30.82万円でした。

葛飾区は子育て支援で充実しており、家賃相場もリーズナブルでファミリー層も住みやすい地域といえます。

家賃参照元:LIFULL HOME’S家賃相場 東京都(2024年6月25日現在)

葛飾区の子育て世帯におすすめエリア

葛飾区は、総合的に子育てのしやすい街といえます。ここからは、その中でも特におすすめのエリアをお伝えします。

アリオ亀有

亀有駅周辺は、下町情緒が漂う人情味があふれたエリアです。子どもを連れて歩くと、何かと気にかけてくれる方が多く、声をかけてもらうことがあります。駅から徒歩3分程にある「ゆうろーど商店街」にはアニメのモニュメントなどが多数あり、子どもと見て回るだけでも楽しめます。

また、日用品などの買い物をまとめでできるショッピングセンターが便利です。亀有には、大型ショッピングセンターの「アリオ亀有」があり、子どもを連れていても買い物に行きやすいです。映画館も併設されており、常に幅広い世代でにぎわっています。

施設名:アリオ亀有

所在地:東京都葛飾区亀有3丁目49番3号

アクセス:JR常磐線 亀有駅から約徒歩8分

営業時間:10:00~21:00(店舗・施設により営業時間が異なります)

鎌倉公園

柴又駅周辺は、映画の舞台として使われたことのある場所です。葛飾柴又寅さん記念館や山田洋次ミュージアムといった映画にちなんだスポットが多く、観光客の方もよく見かけます。

また、柴又駅エリアには子どもと一緒に遊びに行ける公園も充実しています。特におすすなのは、鎌倉公園です。

2022年に開園した新しい公園で、遊具やじゃぶじゃぶ池、野草園など多くの施設が整備されています。専門員による自然観察のガイドウォークが実施されるのも魅力です。家族で満喫できる公園となっています。

施設名:鎌倉公園

所在地:東京都葛飾区鎌倉3-21-1、3-16-5

アクセス:北総鉄道北総線 新柴又駅 徒歩約5分

開園時間: 公園北側・高架下エリア常時利用可

公園南側エリア 4月1日~9月30日 午前9時から午後6時

10月1日~3月31日 午前9時から午後5時

葛飾区には多くの公園や自然があり、子どもたちがのびのびと遊べる環境が整っています。公園では四季折々の自然を感じながら、家族で楽しい時間を過ごすことが可能です。年々多くのことに興味を持つ子どもたちの姿を見ながら、嬉しさを感じています。

地域にはさまざまなイベントやお祭りがあるため、地域の伝統や文化を子どもたちに伝えながら、楽しい思い出を作ることができています。

葛飾区は子育て支援が充実しているため、子育て世代にとって魅力的な暮らしを提供してくれる場所です。都内で子育てしやすいエリアを検討している方は、ぜひ一度足を運んでみてください。

[clink id="1442" type="button"][/clink]

公開日: