岐阜県といえば、世界遺産にも登録されている合掌造りの「白川郷」が有名です。雪が降り積もる中でノスタルジックな集落を眺めると、日本の古き良き田舎が思い起こされます。

しかし、白川郷は岐阜県のごく一部でしかありません。30日以上続くロングラン盆踊りの「郡上おどり」、日本三名泉に数えられる「下呂温泉」、1300年以上続く「長良川鵜飼」…岐阜県が誇る行事や温泉処はたくさんあります。

そんな私の地元、岐阜県。今回は、あまり知られていない「岐阜の郷土料理」から、岐阜の魅力を紹介します。他県の方にもぜひ試していただきたい「おいしいもの」が、実はいろいろあるのです。岐阜県の物件を探す

岐阜の郷土料理の特徴

「岐阜県出身」と告げると、東京や大阪、名古屋などの都市部に比べ「田舎」といったイメージを持たれることが多いです。私自身、岐阜に住んでいるときは「都会は色々なものがあってうらやましい…」と思っていたことも。しかし、就職をきっかけに東京に住むようになり、改めて岐阜の魅力やすばらしさに気づくことができました。

岐阜県は山に囲まれた地域です。郷土料理にもそのことは色濃く影響しています。農産物を使ったものはあまりなく、川魚や山の食材を取り入れていることが特徴です。たとえば、岐阜県では「いなごの佃煮」や「へぼ(蜂の子)料理」が有名。

昆虫食は近年でこそ注目されつつありますが、山が多い岐阜県にとって昔から貴重なたんぱく源でした。

また、名古屋を中心とした東海地方では、八丁味噌に代表される味噌の文化があります。岐阜県にもその文化はしっかり受け継がれています。「ほう葉」の葉っぱの上に、みそと野菜を載せて焼く「ほう葉味噌」や、鶏肉を味噌ダレと絡めて炒める「けいちゃん」、「五平餅」の味噌ダレなど。味噌も、岐阜県の郷土料理の特徴の一つです。

岐阜県はどんなところ?

岐阜県は日本地図の中央近くに位置する「海なし県」です。岐阜県は大きく分けると、北側の飛騨地域と南側の美濃地域に分かれます。飛騨地域の特徴は、白川郷や飛騨高山に代表される「田舎っぽさ」。冬場は雪かきなども必要になってきますが、温泉や銭湯が多く、仕事帰りにも気軽に入浴することができます。

美濃地域は名古屋に近いこともあり、都会的な雰囲気。岐阜県の県庁所在地でもある岐阜市も美濃地方に属しています。また関西方面へのアクセスも良好で、名古屋や大阪には気軽に出かけられます。

美濃地域では豪雪になることは比較的少ないので、雪かきをすることは滅多にありません。地方都市の生活を楽しみつつ週末は温泉や古い町並みなどを散策したいなら、美濃地域に住むのがおすすめです。

岐阜の郷土料理の思い出

私は岐阜県でも、ほぼ中央に位置する下呂市に生まれました。手作り味噌を朴葉の上に乗せて焼く「焼き味噌」がよく食卓に並んでいた思い出があります。

味噌と合わせて削り節やネギ、細切りの椎茸のなどをのせて一緒に焼きながら食べるとご飯がすすみます。

それでは、岐阜県の特徴を踏まえつつ岐阜県の郷土料理のつくり方を解説します。

郷土料理といっても、街や家庭によって作り方や味付けが異なります。日常的な家庭料理なので食べる人が好みの味にするのが一番です。

味よし、コスパよし!「ネギ味噌天ぷら」

味噌の風味の中に、ネギの辛みが際立つネギ味噌天ぷらです。材料は少ないのにおなかにたまり、七味をかければおつまみにもなる、お財布に優しい万能レシピ。

油で揚げるので、シンプルな見た目に反して高カロリーな料理です。そのため、体を動かす仕事や体力が必要な「勝負メシ」としてお弁当に入ることも。

材料 1個分

・味噌(大さじ2杯)

※味噌は「合わせ味噌」か「赤味噌」がおすすめです

・ネギ(1/2本)

・薄力粉(大さじ5杯)

・水(大さじ5杯)

・七味唐辛子(お好みで)

作り方

1. ネギを半分に切って、1cmの厚さで輪切りにする

2. 味噌と水をボウルに入れ、よく混ぜ合わせる

3. そこに、薄力粉を入れ、さらに混ぜ合わせる

4. 混ざったら、輪切りにしたネギを入れ、よく和える

5. 油を1~2cmほど入れて火をつける

6. 油の温度が十分に上がったら、5cmほどの直径になるようにネギ味噌を入れていく

7. きつね色に揚がったら、油を切って器に盛りつけて完成

8. おつまみとして食べるなら、七味唐辛子をお好みで振りかける

岐阜県の定番おやつ! 「五平餅(ごへいもち)」

テレビドラマでも有名になった五平餅も、自宅で簡単に作ることができます。

ごはんをつぶしてお餅にしたものを使いますが、子どものおやつとして食べられています。とくに飛騨高山では、街中にファストフードの感覚で五平餅やだんごが売られていることも。自宅でつくるのはもちろん、街中で売られているとついつい買ってしまうのが五平餅です。

街中で売られている五平餅は、少し大きなサイズになりますが、自宅でつくる場合は手のひらサイズのものが一般的。あまり大きい物をつくると、中まで火が通らなくなってしまいます。

材料

・ごはん(1合)

・味噌(大さじ2杯)

・みりん(大さじ2杯)

・料理酒(大さじ1杯)

・さとう(大さじ2杯)

・すりごま(大さじ3杯)

※すりごまの代わりに、クルミや落花生を使っても、香ばしい五平餅が作れます

・くし

※わりばし・アイスキャンディー用の棒など。無くてもおいしく焼けます

作り方

1. ごはん1合を炊く

2. 味噌・みりん・さとうを混ぜ合わせる

3. 混ざったらすりごまを入れ、さらに軽く混ぜる

4. ごはんが炊き上がったら麺棒などでごはん粒をしっかり潰す

(お餅をつく要領でたまにこねながら潰してください)

5. ごはんがお餅状になったらわりばしやアイスキャンディー用の棒に取り付ける。

このとき大きくなり過ぎない様に注意。また、くしから取れないように五平餅の頭とお尻の部分はしっかりとくっつけておく

6. ホットプレートに置いて両面をしっかり焼く

7. 両面が焼きあがったら一度ホットプレートからおろす

8. 3でつくったタレを五平餅の両面にしっかりと塗る

9. 塗り終わったら再び両面を焼く。このとき焦げやすいのでクッキングシートを敷くのがおすすめ。タレが焦げやすいので目を離さないように注意

10. 両面ともきつね色にタレが焼けたら完成

おかずからバーベキューのおともまで! 食卓の万能選手「けいちゃん」

けいちゃんとは、醤油や味噌ダレに付け込んだ鶏肉を、野菜と一緒に焼いて食べる料理のこと。家庭によって、味付けや食材がまったく異なります。

味噌や醤油や塩、最近ではカレー味などもあるため、晩ご飯の1品から晩酌のおつまみまで。さらには、夏のバーベキューなどのイベントでは、必ずお目にかかります。

けいちゃんは自宅でいちからつくる場合もありますが、岐阜県ではパック詰めにされたものも売られています。冷凍されて売られているので、岐阜県ではどこの家庭の冷凍庫にも、1つや2つはけいちゃんが眠っているのではないでしょうか。

私も岐阜県に帰ったときは、ついつい自宅に冷凍したけいちゃんを送ってしまいます。味つけ次第でどんな楽しみ方でもできるので、大人から子どもまで、家族で楽しめる郷土料理です。

材料

・鶏肉(400g)

・野菜ミックス(野菜炒め用1袋)

・味噌(大さじ3杯)

・料理酒(大さじ1杯)

・しょうゆ(大さじ1杯)

・みりん(大さじ1杯)

・にんにく(チューブ 5cmほど)

・しょうが(チューブ 5cmほど)

・うどん(お好みで・1玉)

作り方

1. 鶏肉は1口大に切る

2. 味噌・にんにく・しょうが・料理酒・みりんを混ぜ合わせる

3. 切った鶏肉をタレの中に入れてよくもみ込む

4. 2時間~1晩寝かせておく

5. タレが染み込んだ鶏肉を熱したホットプレートに投入する

6. 野菜ミックスを鶏肉の上に入れる

7. ホットプレートに蓋をして蒸し焼きにする

8. 焼きあがったら全体を混ぜ合わせて完成

9. シメにうどんを入れて焼うどんにするのもおすすめ

それでは最後に、岐阜県の住み心地について紹介します。

岐阜県の北側は白川郷などの豪雪地帯、南側は多治見に代表される猛暑地帯です。温暖で過ごしやすい気候、とは言い切れませんが、岐阜ならではの住みやすさがあります。

アウトドア・自然好きにはおすすめの地域

岐阜県で遊ぶとなるとどうしても行き先は限られてしまいます。東京や大阪のように、毎月新しいお店がオープンするわけではないので、それは仕方のないことです。

しかし、岐阜県では四季ごとに、いろいろな楽しみがあります。少し遅めの春には、迫力のある枝ぶりが威力の臥龍桜(がりゅうざくら)を見ることができます。夏には、鮎漁が解禁になり、河原にはいくつもの釣り竿が立ちます。秋には山々の紅葉を見ながら、栗きんとんを食べることも。冬には雪化粧をした街並みを見下ろしながら、無料で足湯を楽しめます。

これは観光のPRでもなんでもなく、私が岐阜で暮らしていたときにやっていたことです。交通費を別にすればそれぞれ数百円で楽しめるものばかり。

岐阜県では車での移動が前提になるので、一家に一台というより一人一台車を持っています。車を持たなければならない反面、電車やバスを使う機会は少ないので、不特定多数の人と密になることも、あまり多くはありません。

また、屋内で楽しめる施設も限られていることから、外で遊ぶ機会が多くなります。釣りや登山、キャンプや温泉など、自然を楽しみたいなら岐阜県はおすすめです。

美濃地域は都会的な一面も

岐阜の都会的な要素は、美濃地域に集中しています。ショッピング・モールや複合レジャー施設など、一日遊べる施設も多く、ショッピングなども十分楽しむことができます。

他にも名古屋へも気軽にアクセスすることができるので、買い物で不自由をすることはありません。また、中央道をはじめとする高速道路や一部新幹線が停車する岐阜羽島駅など、充実した交通網が整備されています。

物価の安い岐阜に住みつつ、30分から1時間かけて名古屋に出勤している人も少なくありません。

岐阜の田舎エリアの魅力

一方で、それ以外の地域には都会にはない特徴があります。

田舎は地価が比較的安いため、思い通りの家を建てられる可能性があります。少なくとも、土地の広さを理由に、マイホームを諦める必要はないのではないでしょうか。

確かに岐阜の地方部分では、少し大きな買い物をするために車で出かける必要があります。しかし、それを補ってあまりある魅力があるのも事実です。

例えば、真夏のどれだけ暑い日でも夕方には、窓を開けておくだけで普通に過ごせます。さらに家の場所によっては、徒歩数分で川釣りを楽しむことも。居酒屋に行くのも悪くありませんが、自宅で家族と過ごしたり友達と飲んだりする時間を楽しめます。

岐阜県と聞くと、観光地や山ばかりのイメージがあるかもしれません。しかし、実際には自然豊かな飛騨地域と都会的な美濃地域に分かれ、それぞれ魅力のある街が数多くあります。

大都市のように、刺激的な毎日を送ることは難しいかもしれませんが、その代わりに自分のライフスタイルを自分で選べる余裕が岐阜にはあります。

今回ご紹介したレシピ以外にも、岐阜の郷土料理はあります。ぜひ、色々な郷土料理に挑戦して岐阜を楽しんでください。

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