地方からの上京や転職など事情はさまざまですが、東京に住みたいという方も多いのではないでしょうか。しかし、東京となると家賃はもちろん、通勤電車の混雑状況も気になるところです。
この記事では、36年間東京23区内で暮らしてきた私が、通勤時の混雑を回避するコツとおすすめの穴場駅を紹介します。東京都の物件を探す

渋谷、新宿、池袋、新橋、品川などにお勤めの方なら、東京23区およびその付近に住むことをおすすめします。

なぜなら、4つの理由があるからです。

• 通勤時間が短い

• 電車が止まっても、別の路線を利用することができる

• 電車の本数が多い

• 無理に特急電車へ乗らなくてもいい

放射線状に広がる首都圏の路線図は、郊外に行くほど駅が少なくなるため自然と一極集中型になりがち。その点、都心に近い駅は利用者が各路線に分散するうえ、列車の本数が多いのでホームの混雑も緩和されます。

しかし、都心近くに住むとなると、家賃の問題や、すでに電車が郊外からの乗客で超満員ということも考えられます。

続いては、都心近くに住むメリットを享受しつつ、混雑回避できる穴場駅を5つ紹介したいと思います。

路線:都営浅草線

住所:墨田区

アクセス:新橋駅まで最短15分

駅周辺の特徴:

隅田川にほど近い本所吾妻橋は、日本屈指の観光地である浅草とスカイツリーのお膝元押上に挟まれた駅。 サラリーマンにとっては銀座、新橋、汐留、品川、羽田空港へのアクセスが便利なこともメリットです。

週末は浅草で寺社仏閣巡りやソラマチでショッピング、桜で有名な隅田川沿いを散策したり物件によっては花火が見えるのもポイント。 駅前にはスーパーマーケットや薬局、ファミリーレストランもあり、単身者に住みやすい魅力的な街です。

本所吾妻橋駅

日本、東京都墨田区吾妻橋3丁目1−3 本所吾妻橋駅

本所吾妻橋駅

〒130-0001 日本、東京都墨田区吾妻橋3丁目1−3 本所吾妻橋駅

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おすすめポイント

都営浅草線は浅草駅までの混雑が少ないうえ同駅で降りる乗客も多いため、着席できる可能性も格段にUPします。

座ることができれば、本を読んだり、ニュース記事をチェックするなど通勤時間を有効活用できます。

また、押上駅からの始発にも乗車できる本所吾妻橋駅は、都内でも有数の穴場スポットと言えるでしょう。

路線:東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)

住所:足立区

アクセス:大手町駅まで最短26分、上野駅最短12分

駅周辺の特徴:

閑静な住宅街が広がる小菅駅は学生や単身者が多く、東武スカイツリーラインは日比谷線、半蔵門線と直結しているため上野、銀座、六本木、渋谷駅はもちろん横浜方面へのアクセスにも便利です。

駅自体は大きくありませんが、大小のスーパー、薬局が点在しており、ファミリーレストラン、ファストフード店もありますので、帰宅が遅くなった際には重宝します。

小菅駅

日本、東京都足立区足立2丁目46 小菅駅

小菅駅

〒120-0015 日本、東京都足立区足立2丁目46 小菅駅

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おすすめポイント 小菅駅は特急、急行、準急が停車しません。特急や急行が停車しないのは、一見するとデメリットに感じるかもしれませんが、実は通勤電車の混雑回避には重要な要素のひとつです。

特急、急行は郊外からの通勤客で大変混雑します。逆に、各駅停車に乗車するのは近隣住民に限られるため、混雑を回避することができます。

また、小菅駅のひとつ隣の北千住駅では、下車する乗客が多いため高確率で座ることができます。

大手町、六本木、恵比寿方面へ向かうサラリーマンにもおすすめの駅です。

路線:京王井の頭線

住所:世田谷区

アクセス:渋谷駅まで最短4分

駅周辺の特徴:

東京23区の南西部に位置する池ノ上駅は、世田谷区の閑静な住宅街に位置する駅でありながら、吉祥寺や渋谷へのアクセスが便利。

渋谷駅へ通勤するサラリーマンはもちろん、吉祥寺へ向かう学生さんにもおすすめです。 近隣には、小劇場やライブハウスで有名な下北沢もあり、休日を楽しむにはぴったりの街と言えるでしょう。

池ノ上駅

日本、東京都世田谷区代沢2丁目43 池ノ上駅

池ノ上駅

〒155-0032 日本、東京都世田谷区代沢2丁目43 池ノ上駅

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おすすめポイント

渋谷駅へのアクセスを考えると、真っ先に東急田園都市線や東横線を思い浮かべますが、人気の街が続くこれら沿線の駅はどこもカオス状態。

ほとんどの乗客が渋谷を目的地としているため、降車による混雑緩和も期待できません。

少なくとも、混雑回避に重点を置くならおすすめの路線とは言えません。

吉祥寺駅と渋谷駅を結ぶ井の頭線は、郊外を走る列車との相互乗り入れを実施していないため、全区間通して乗車客数が少ないことがメリット。池ノ上駅は、混雑を回避するにはぴったりの穴場スポットと言えるでしょう。

路線:京浜急行電鉄本線

住所:神奈川県横浜市西区

アクセス:横浜駅まで最短2分、品川駅まで最短23分

駅周辺の特徴

戸部駅は、人気観光地である横浜みなとみらい21やターミナルである横浜駅が徒歩圏内で、衣食住が揃った街と言えるでしょう。

横浜駅はもちろん、川崎駅、蒲田駅、品川駅方面へ出るにも便利な立地です。

週末は、みなとみらい、横浜美術館、ベイクオーター、ワールドポーターズ、ランドマークタワー等どこに行くか困ってしまうほど。

また、その利便性とは裏腹に、家賃相場もリーズナブルで学生や単身者の方も多く住んでいます。

戸部駅

日本、神奈川県横浜市西区戸部本町30 戸部駅

戸部駅

〒220-0041 日本、神奈川県横浜市西区戸部本町30 戸部駅

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おすすめポイント

ターミナルである横浜の隣駅と好立地にもかかわらず、各駅停車しか止まらないため乗車率は低め。さらに乗車時間はわずか2分と短いので、ターミナル駅付近に住んでヒットアンドアウェー戦法で乗り切ってしまうのも物件選びのひとつの方法です。

また、品川駅を目的地とすると、多少距離はありますが各駅停車でゆっくり通勤するのもいいでしょう。

私自身、毎朝通勤電車に乗っているので満員のつらさはよく理解しておりますので、10~20分程度の差でしたら着席できる駅付近に住むことをおすすめします。

路線:JR中央総武緩行線、山手線、都営大江戸線

住所:渋谷区

アクセス:渋谷駅まで最短5分、東京駅まで最短20分

駅周辺の特徴

若年層に人気のスポット代々木駅。なんといっても、中央線(緩行)、大江戸線、山手線を使えるうえに新宿まで徒歩圏内というのは魅力的です。

駅舎自体は決して大きくありませんが、小型スーパーや飲食店が点在しており代々木公園や新宿御苑も近いです。人通りが多いので単身者の女性でも安心して住める街と言えるでしょう。

代々木駅

日本、東京都渋谷区代々木1丁目34 代々木駅

代々木駅

〒151-0053 日本、東京都渋谷区代々木1丁目34 代々木駅

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おすすめポイント

代々木駅は都心の好立地にありながら、新宿駅で下車する乗客が多いため中央緩行線の乗車率が100%以下と着席できる可能性が高いのがポイント。

御茶ノ水に通う学生さんや、秋葉原・神田・東京駅に通勤するサラリーマンなどにおすすめのスポットです。

また、使用できる路線が多いので、中央線が事故で止まっても別ルートで帰宅することができます。

東京で乗車率が高い路線ワースト10とその乗車率は、以下のようになります。 東西線と総武線という千葉県からの2大通勤路線の混み方はとてつもないですね。

・東京メトロ東西線:199%

・JR東日本中央・総武緩行線:197%

・JR東日本横須賀線:196%

・JR東日本南武線:189%

・JR東日本東海道線:187%

・都営日暮里・舎人ライナー:187%

・JR東日本京浜東北線:186%

・JR東日本埼京線:185%

・東急田園都市線:185%

・JR東日本中央快速線:184%

1.都営地下鉄浅草線

都営地下鉄浅草線の混雑区間とは

都営地下鉄浅草線は東京都大田区の西馬込駅から墨田区の押上駅を結ぶ路線です。

具体的には以下の区間があります。西馬込行きの朝の電車の混み具合も併せて示します。

押上~本所吾妻橋 かなり混む

本所吾妻橋~浅草 かなり混む

浅草~蔵前 かなり混む

蔵前~浅草橋  そこそこ混む

浅草橋~東日本橋  そこそこ混む

東日本橋~人形町  そこそこ混む

人形町~日本橋  そこそこ混む

日本橋~宝町  そこそこ混む

宝町~東銀座  そこそこ混む

東銀座~新橋  少し混む

新橋~大門  あまり混まない

大門~三田  あまり混まない

三田~泉岳寺  あまり混まない

泉岳寺~高輪台  あまり混まない

高輪台~五反田  あまり混まない

五反田~戸越  余裕がある

戸越~中延  余裕がある

中延~馬込  余裕がある

馬込~西馬込 余裕がある

都営地下鉄浅草線は一見、混雑しそうな路線

実は都営地下鉄浅草線は、押上駅で京成押上線と接続しています。

都営地下鉄浅草線は京成押上線と連絡することで、千葉と都心の間の人の流れに大きく貢献しています。

また、都営地下鉄浅草線は泉岳寺駅で京急本線と接続しています。泉岳寺駅からは品川・羽田空港や神奈川方面とつながっています。

つまり、都営地下鉄浅草線は「神奈川県・羽田空港~京急本線~”都営地下鉄浅草線”~京成押上線~千葉県(成田空港を含む)」という位置にあります。神奈川県・羽田空港と千葉県(成田空港を含む)の両方を結んでいるわけです。

その点からすると、朝のラッシュ時には千葉県から都心に向かう乗客と神奈川県から都心に向かう乗客でものすごく混みそうなものですが、最も混む7:30~8:30の時間帯でも本所吾妻橋~浅草間で乗車率129%程度です。かなり乗りやすい路線です。

都営地下鉄浅草線が混んでいない理由

なぜ、意外にもそんなに混んでいないのか、その秘密は押上駅にあります。

押上駅には東京メトロ半蔵門線があります。このため、京成線からの乗客はそのまま都営地下鉄浅草線に乗り継ぐパターンのほかに、押上駅で下車して半蔵門線に乗り換えることも可能です。

そして京成線から都営地下鉄浅草線に乗り入れる場合、さらに東京メトロに乗り換えると料金が嵩んでしまいますが、押上駅で東京メトロに乗り換えれば都内での料金加算はわずかなのです。

例えば、京成線で千葉方面から大手町に行く乗客で言うと以下の通りです。

①押上駅で降りず、京成線が乗り入れている都営地下鉄浅草線に乗り続けた場合

この場合、「千葉方面~押上(京成線→都営地下鉄浅草線)~日本橋(都営地下鉄浅草線→東京メトロ)~大手町」となるため、京成線、都営地下鉄、東京メトロと3社に料金を払う必要があります。

②押上駅で下車して東京メトロ半蔵門線に乗り換えた場合

この場合、「千葉方面~押上(京成線→東京メトロ)~大手町」なので、2社分の料金で済みます。最終目的地が他の場所でもだいたいは東京メトロで行けるため、押上での半蔵門線乗り換えがお得なのです。

従って、都営地下鉄浅草線上にある駅(日本橋、新橋、大門、品川(京急線)など)が目的地の人以外は多くが押上駅で降りてしまいます。このため、都営地下鉄浅草線はあまり混まないのです。

なお、京急線から都内に来る乗客も品川で降りてJR東日本山手線に乗り換えるパターンが多いので、都営地下鉄浅草線の押上行きもあまり混みません。

2.東武スカイツリーライン

東武スカイツリーラインは東武伊勢崎線のうち東京近郊の愛称です。

北から見ていった場合、草加、谷塚までが埼玉県で、その次の竹ノ塚から西新井、梅島、五反野、小菅、北千住、牛田、堀切、鐘ヶ淵、東向島、曳舟、押上が都内です。

押上行きの朝の電車の混み具合も併せて示します。

梅島~五反野 かなり混む

五反野~小菅 かなり混む

小菅~北千住 かなり混む

北千住からは あまり混まない

東武スカイツリーラインの場合、急行、区間急行、準急、区間準急、各駅停車(緩行電車)があり、基本的に緩行電車は混んでいないので緩行電車を選択すれば比較的楽に通勤可能です。

また、東武スカイツリーラインは終点の押上のほか、北千住でかなりの乗客が降ります。これは北千住で東京メトロ日比谷線・JR常磐線・東京メトロ千代田線に乗り換えられるためです。

つまり、東武スカイツリーラインの場合、緩行電車か北千住前後から南のエリアであればそれほど混まずに乗れることになります。

3.京王井の頭線

京王井の頭線は渋谷と吉祥寺を結ぶ路線です。具体的には、渋谷、神泉、駒場東大前、池ノ上、下北沢、新代田、東松原、明大前、永福町、西永福、浜田山、高井戸、富士見ヶ丘、久我山、三鷹台、井の頭公園、吉祥寺という路線です。

京王井の頭線は住宅地と都心を結ぶ路線ではありますが、朝は、渋谷行きの池ノ上~駒場東大前が最も混むエリアです。渋谷まで混みそうなものですが、吉祥寺方向から来た東大生やこの付近の高校に通う生徒が降りることが原因だと思われます。高校としては国立筑波大学附属駒場高校、東京都立国際高校、東京都立駒場高校など10校近くあるためです。

吉祥寺行きでは、夕方、明大前~下北沢が混みます。渋谷からの帰宅客と夕方、下北沢に遊びに行く人、大学生、周辺の高校生などの帰宅が重なって混むものと思われます。

従って、朝でも夕方でも、明大前より吉祥寺寄りであれば京王井の頭線はかなり空いているということができます。

4.中央・総武緩行線

意外にも中央・総武緩行線はピーク時の朝8時から9時でも、混雑率100%を超えない区間があります。それは代々木~千駄ヶ谷間です。

この区間、前後から見ると、新宿~代々木~千駄ヶ谷~信濃町~四ツ谷です。

つまり、東京西部から都心に向かう乗客は新宿で降りてしまうか、東京方面に向かうなら中央線快速を利用します。一方、東京から新宿方法に向かう乗客も快速を利用します。このため、四ツ谷~新宿間はある種の真空地帯になって混まないようです。

この区間、午前9時から10時になると乗車率が70%台まで落ちるので、かなり通勤が楽なエリアと言えます。

5.山手線

山手線が混まない路線だというのには異論があるかもしれません。

ただ、山手線の混雑度は最近大幅に緩和されたので、その点をたたえて、敢えて穴場路線としました。

もともと山手線が混むのは主に上野~御徒町と池袋~新宿~渋谷の区間です。十年くらい前は200%を超える時間帯もありました。

上野~御徒町間の混雑の原因としては、上野から山手線に乗る乗客が多かったからです。そのかなりの部分は常磐線からの乗り換え客でした。常磐線に乗って茨城・千葉方面から来た乗客が上野では山手線に乗り換え、東京・品川方面に向かっていました。しかし2015年に上野東京ラインが開通してからはこの乗り換え客が大幅に減ったため、現在、上野〜御徒町の混雑率は最大でも150%台に低下しました。

また、巣鴨~日暮里の区間、目黒~五反田の区間はもともとそれ程混んでいなかったので、山手線も東京で混んでいない主要路線と考えてよいのではないでしょうか。

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私自身、毎朝電車で会社へ出勤するサラリーマンですが、とにかく満員電車はつらいもの。

これから先何年も居住することを考えれば、付近の環境はもちろん、混雑しない通勤電車を選ぶのも物件選びの重要な要素です。

東京23区、またはその周辺で穴場の駅を見つけるには、以下のことを意識するといいでしょう。

• 始発駅

• 特急、急行が止まらない駅

• 乗客の目的地が分散している路線の駅

• ターミナル駅に隣接する駅

• 複線、直通運転がない駅

また、時間があれば実際に、平日の通勤電車に乗車してみることをおすすめします。穴場駅を探してみるのも楽しいかもしれません。この記事が参考になれば幸いです。

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