街の紹介記事は、どれも日中の情報ばかり。だけど、仕事が終わって帰ってくるのは大抵夜。その街で暮らす人にとっては街灯に照らされた街の姿もまた、思い出を刻む舞台となります。

夜、この街はどんな姿を見せるのか。ライターsiomoonが、実際に夜の吉祥寺を歩いてみました。時間が深まるにつれて移り行く、リアルな街の情景をお届けします。

この街に住みたい、この街に友達が住んでいる、一度も行ったことないけど面白そう…この記事に興味を持ったきっかけは、どんな理由でも構いません。あなたも一緒に、夜の散歩に出かけてみませんか。

筆者紹介:siomoon
夜歩きライター。千葉県住み。吉祥寺を訪れるのは3回目(ちゃんと歩くのは初めて)。吉祥寺のイメージは、古着とお好み焼き。

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21:05 井の頭公園

 

井の頭公園
七井橋通りの先にある階段を下りると、ついに井の頭公園に到着!

 

吉祥寺を歩き始めて、すでに約3時間半近くが経過。現在の時刻は21時過ぎです。

 

公園内はかなり暗いですが、目を凝らすと意外にもまだ多くの人がいます。ベンチに座ったり、犬を散歩させたり、ジョギングをしたり。

 

たまたまなのか、女性2人組もよく見かけます。見た感じ、学生くらいの若い方で、何やらみんな静かに語っている様子。恋なのか、進路なのか…公園で語らう姿、グッときます。

 

七井橋
井の頭池にかかる七井橋。間接照明に照らされ、とても幻想的です。

 

この七井橋を渡った先にはアパートやマンションも多いので、通勤のために利用する人も多いようです。

 

井の頭池
井の頭池には、お馴染みのスワンボートの姿も。

 

スワンボートは、夜はこうしてキレイに係留されているんですね。

 

ボート乗り場
せっかくなので七井橋を渡り、ボート乗り場まで来ましたが、まっくらで何も見えません。

 

ここは諦めて、一旦引き返します。

 

案内標識
七井橋のそばには、案内標識が立っており、三鷹の森ジブリ美術館にもここから1kmちょっとで行けるみたいです。

 

80m先にある“だれでもトイレ”という案内が気になります。

 

公衆トイレ
見渡すと、すぐそばに立派な公衆トイレがありました。

 

トイレの中はかなり明るく、清潔に保たれています。

 

男女別に建物が分かれているので、使いやすい配慮もありがたいですね。

井の頭公園
ここからは、井の頭公園沿いを東に向かって歩いてみます。

 

基本的には分かりやすい一本道。街灯が少なく、真っ暗ですが、見通しは悪くないです。

 

ひょうたん池近くの橋
ひょうたん池近くの橋のそばで「ここが神田川の源流です」と書かれた立札を発見。

 

知らなかったけど、結構すごいことなのでは…。

 

暗いため、写真撮影は断念しますが、この奥にある石の間から勢いよく水が流れ出ています。この水がやがて神田川になるとは、なかなか感慨深いです。

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21:33 井の頭線 高架下

 

井の頭線の高架下
橋を渡らず、さらに東へと細い道を進むと、井の頭線の高架下に到着。

 

ここは井の頭線の井の頭公園駅のすぐそばですが、周りに人はほとんどいません。

 

井の頭公園
高架下を越えても、変わらずこの調子。

 

「自然があって、夜は静か」という素敵に思える言葉も、実際に暗い中を歩いてみると、プラスなのかちょっとわからなくなります。

 

21:38 三角広場前

 

三角広場前
しばらく進むと分岐点に来ました。

 

南に行くと、この橋の先は井の頭公園の三角広場。

 

神田川沿いを進む道
東には、さらに神田川沿いにのびる細い道。

 

住宅街に続く上り坂
北には、上り坂があり、住宅街に続いているようです。

 

せっかくなので次は、住宅街の様子を見に行きましょう。

 

夜の街を歩く…吉祥寺「南町エリア」編【Vol.3】はこちら

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更新日: / 公開日:2018.12.26