今回は、愛知県名古屋市中区丸の内にある、名古屋市営地下鉄鶴舞線・桜通線 丸の内駅の住環境をご紹介します。お話を伺ったのは丸の内に4年暮らしているという32歳のデイトレーダーMさんです。独身のMさんによると、丸の内は「住むというより働きに行く場所」であり、そこに価値を感じる方には魅力的な街なのだそう。

いったいどのような魅力があるのでしょうか。丸の内の街並みの印象、買い物事情やお出かけスポットなどを、実際に住む人ならではの視点で語ってもらいました。
丸の内駅の物件を探す街の情報を見るおすすめ特集から住宅を探す

プロフィール

―丸の内に住んでみていかがですか?
「丸の内駅周辺は完全なビジネス街になっており、生活のイメージが湧きにくい場所ではあります。マンションがないことはないですが、最寄りのスーパーまで行くのに結構歩くため、買い物には一手間かかります。もっぱらコンビニで買い物を済ます人が多いのではないでしょうか。でも、交通の便はとてもいいし、丸の内に住んでいると格好いいと思われることも多いので(笑)、住むなら職住近接にメリットを感じる人向けかなと思います」

 

丸の内駅丸の内駅

 

―ひと言で言うと、どんな街ですか?
「名古屋随一のビジネス街です」

 

―その理由を教えてください
「丸の内は、県外の人にもよく知られた、名古屋の企業が集中する一大ビジネス街です。毎日、スーツを着ているビジネスマンが大勢行き交います。住むというより、働きに行く街ですね」

 

丸の内駅前丸の内駅前

 

オフィスが立ち並ぶ名古屋一のビジネス街、丸の内。Mさんの言うように、働きに行く街としてのイメージが強いエリアですが、最近はその交通の便の良さからか、居住地域としても注目を集めているようです。職場が丸の内であれば、住居も丸の内にした方が効率的と考えている人が増えているのかもしれません。

丸の内駅の物件を探す 街の情報を見る おすすめ特集から住宅を探す

次は実際の住み心地を探るべく、丸の内の住環境や日常生活に欠かせないお店などを伺いました。

 

―街や住まいはどんな雰囲気ですか?
「基本的にビジネス街なので、住宅地のような場所はほとんどありません。住むのであれば高層マンションになります。今私が住んでいるマンションの一室からは丸の内の街を見下ろせますが、なかなか乙なものですよ」

 

―普段どこで買い物をしていますか?
「普段の買い物は、『ローソンストア100 名古屋丸の内店』で済ませます。丸の内駅周辺は基本的にスーパーがないので、もっぱらこのようなコンビニでの買い物になると思います」

 

ローソンストア100 名古屋丸の内店ローソンストア100 名古屋丸の内店

 

―おすすめのおいしいお店はありますか?
「飲食店が多くおすすめのお店は多数ありますが、なかでも『花御堂』という創作フレンチのお店がおすすめです。料理はシンプルながらも洗練されたものばかり。絶品です! ちなみに私のお気に入りはカボチャのスープです」

 

花御堂花御堂

 

ビジネス街である丸の内で住まいを選ぶなら、高層マンションが多くなるようです。スーパーが少ないため料理好きの方には物足りなさがありますが、外食の多い方にとっては洗練されたお店での食事が楽しめる点が魅力です。

丸の内に4年住むMさんに、休日のお出かけスポットを伺いました。

 

―休日よく行く場所はありますか?
「休みの日には『下園公園』に行って、ベンチに座って本を読んだり、ノートパソコンをいじったりしています。都心にありながら静かな公園で、夏でも涼しいので、丸の内の避暑地的存在になっています」

 

下園公園下園公園

 

―ほかによく利用する場所があれば教えてください
「よく利用するのは『愛知県図書館』です。約90万冊もの蔵書があり、いろいろな種類の書籍がズラリと並んでいます。4階にはビジネス情報コーナーとOA機器専用席があり、ここでよく仕事をさせてもらっています。ほかにも政党機関紙や外国雑誌など、幅広い分野の雑誌や新聞が用意されているので、情報収集には最適な場所ですよ」

 

愛知県図書館愛知県図書館

丸の内駅の物件を探す 街の情報を見る おすすめ特集から住宅を探す

続いて、丸の内のお気に入りを聞いてみました。

 

―丸の内のお気に入りはなんでしょうか?
「『屋根神様』です。屋根神様とは屋根の上に祀られている神様のことで、このあたりではよく見られます。スポットというより、あちこちに点在している感じですね。子どもの頃は日本全国どこにでも祀られている神様だと思っていましたが、愛知県や岐阜県にしかないものと知って、少し驚きました。見るとなんだかほっとするので、お気に入りです」

 

屋根神様屋根神様

 

ほかにもおすすめの場所を紹介してもらいました。

 

富士光稲荷 テラッセ納屋橋
上:『富士光稲荷』浅間神社内にある小さなお稲荷様。「よくお賽銭を投げています」とMさん
下:『テラッセ納屋橋』大型商業施設。丸の内の買い物難民の救世主

 

四間道 四間道ガラス館
上:『四間道』都心にありながら、古い商家や土蔵が建ち並ぶ
下:『四間道ガラス館』四間道にあるガラス細工のお店

 

伏見駅 圓谷
上:『伏見駅』丸の内駅から徒歩数分で行ける駅。アクセスが良く便利
下:『圓谷』日本酒専門のお洒落なバー

 

ビジネスパーソンが行き交う丸の内ですが、ひとたび街に目を向ければ、文化的な建造物や古を感じるものたちの存在が感じられます。休日は歩くスピードを少し落として、この街の歴史に思いを馳せるのも粋な過ごし方なのかもしれません。

―どんな人におすすめしたいですか?
「丸の内はビジネス街であり、なおかつ住居は基本的に家賃が高めのマンションが多くなるため、すぐ仕事に行ってすぐ家に帰りたい、職住近接にメリットを感じる人に向いていると思います。近くにスーパーがないので、買い物するには便利な街とは言えません。ファミリーで住むには工夫が必要ですね」

 

ビジネス街という性質上、物件数は少なめの丸の内。基本的に高家賃のマンションが住まいになるため、そこに利便性とステイタスを感じる人には向いている街だとMさんは語ります。

丸の内駅の物件を探す 街の情報を見る おすすめ特集から住宅を探す

丸の内のさまざまな魅力を語ってくれたMさん。最後に、この街の総合評価を尋ねました。

 

物価は高い?安い?
(1:高い/2:やや高い/3:普通/4:やや安い/5:安い/ の5段階から選択)

 

2:やや高い

 

「基本的にコンビニでの買い物となるので、値段は当然スーパーで買うより高くなります。駅から徒歩1分圏内にスーパーができると嬉しいですね」とMさん。丸の内に住むにあたって、日常生活に必要なアイテムを購入するには不便さがあると言います。

 

総合的な住み心地
(◎とても良い/◯良い/△ちょっと微妙 の3段階から選択)

 

◯良い

 

「丸の内付近は基本的に、住む街というより働きに行く街です。交通の便もとても良いので、そういった環境に住むことにメリットを感じる方にとっては利便性のある街ではないでしょうか。ただし、人や車の往来が多いので街の音が気になるときがあります」

 

名古屋の一大ビジネス街である丸の内。Mさんが言うように働きに行く街であることは変わりありませんが、時代とともに変化するライフスタイルに応じて、そこに住みたいという人が存在するのも確かです。アクセスの良さ、街のブランド力に魅力を感じる方にとっては、憧れの街と言えるでしょう。

 

高層マンションが主流となる丸の内では、洗練されたハイクオリティな住まいが見つかるはずです。「いつかは自分も住んでみたい」という方は、ぜひ実際に物件を検索してみてください。

 

※この記事の情報は2017年9月時点のものです。

丸の内駅の物件を探す 街の情報を見る おすすめ特集から住宅を探す

更新日: / 公開日:2018.10.15