利便性の良さが魅力の三軒茶屋だけど…

世田谷区の中でも渋谷区に隣接している超都心、三軒茶屋。
人に三軒茶屋の印象を聞くと必ず挙がってくるのが「利便性の良さ」。東急田園都市線で渋谷まで5分。渋谷方面・二子玉川方面・成城学園方面などバス便も豊富に揃う。

 

いつも混み合う東急田園都市線「三軒茶屋駅」。三軒茶屋の顔「東急世田谷線」は、牧歌的な雰囲気

 

三軒茶屋の朝は混んでいる、という印象。住んでいる人の数が多いから、7〜9時の駅は出勤する人でいっぱい。
また、意外にも？会社も多い三軒茶屋は、出勤してくる人も多いので混雑の度合いが増す。いつも混んでいることで有名な田園都市線は、席に座れるかではなく電車に乗れるかという状況もあるので注意。とにかく、渋谷駅までの5分間は我慢。とある住人の情報によるとバスは電車ほど混まないようなので、時間に余裕があるようなら利用してみて。

 

朝の三軒茶屋駅と東急世田谷線

渋谷や下北沢にも自転車で行ける距離

直線距離にして3.5キロ程度なので、自転車で渋谷に行くことも可能。毎朝の運動にはちょうど良いかも。ただし、自転車の場合は排気ガスと坂道に注意。三軒茶屋の街を二分するように走る首都圏の主要道路「玉川通り（国道246号）」は昼夜問わず交通量が多く、排気ガスの多さは否めない。また渋谷の手前には急な坂道があり自転車で上るにはちょっと大変。

 

人気の街、下北沢までも自転車で行ける。直線距離で2.3キロ、三軒茶屋を貫く茶沢通りをまっすぐ。この通りもなだらかな坂道になっているけれど、道の両脇にはオシャレな雑貨屋さんやレストランが軒を連ねていて飽きない。注意すべきは路上駐車が多く渋滞しやすいこと。車移動の方は注意！

 

通勤時間の玉川通りは自転車も多い。
茶沢通りは坂道に注意

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ひときわ活気のある「三軒茶屋栄通り商店街」

朝から昼にかけての駅周辺の忙しさに対比して、ゆったりと時間が進むのが、地元のおじいちゃん・おばあちゃんや子ども連れのお母さんたちで賑わう商店街。三軒茶屋の中でもひときわ活気があるのが「三軒茶屋栄通り商店街」。美味しそうな香りが漂う豆腐屋さんや、八百屋さん・魚屋さんなどスーパーでは味わえない直販売感がうれしい店舗がずらり。三軒茶屋周辺には昭和女子大など教育施設が多いので、夕方には学生の姿も多い。

 

訪れる人のニーズに応えてか、安さをウリにするチェーンの居酒屋さんやカフェが多いのもこの商店街の特徴。16時〜18時は車両通行止めになるので買い物もしやすそう。
“遊べる本屋さん”で有名なヴィレッジヴァンガードがあるのもこの商店街。

 

「三軒茶屋栄通り商店街」16〜18時は車両通行止め

センスの良いお店が立ち並ぶ空間

駅周辺は商店街や大きなスーパーの多い三軒茶屋だけれど、少し歩くと一軒家が多いのが特徴。閑静な住宅街の中に個人経営の病院や美容院、飲食店がちらほら。
ある人が三軒茶屋の印象を「開拓のしがいがある街」と評したのだけれど、これは住宅街の中にぽつんぽつんと現れるセンスの良いカフェレストランや雑貨店、美容院があるからかも。

 

今回はそんな住宅街にあって、取材チームが一目惚れしたショップ「klala」を紹介。
6年間ネットショップで営業していたklalaの実店舗がオープンしたのは2010年1月。ご主人が買い付ける北欧雑貨を中心に作家ものの器や陶器が並ぶ。置いてあるものすべてから出てくる居心地の良い雰囲気からオーナーの審美眼が確かなものだと分かる、素敵なショップ。

 

思わず入ってみたくなる「klala」の外観

 

オーナーの確かな審美眼で選ばれた品々がずらり

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klala

住所： 東京都世田谷区太子堂5-13-1-1階
営業時間： 11〜19時
定休日： 火曜日

 

奇数月の第1日曜日は食べ物のマーケットを開催中。
お店の軒先に並ぶこだわりの食品は並んででも買いたいものがずらり。11時から。

落ち着いた雰囲気の「太子堂中央街商店街」

閑静な住宅街に溶け込んでいる商店街が「太子堂中央街商店街」。こちらは栄通り商店街に比べて落ち着いた雰囲気。八百屋さんや三軒茶屋の顔として有名なお菓子屋さんのほか、こだわりのレストランやバーが軒を連ね、感度の高い住人が通っているみたい。

 

※2011年09月22日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

 

「太子堂中央街商店街」

 

豊富な種類の野菜を取り揃える八百屋さんもある

 

>>【三軒茶屋】迷路のようにお店が並ぶディープなエリア

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